TOKYO発信!『宝箱』

2017/03/10(金)08:50

正法眼蔵、涅槃無相、微妙の法門あり

ここに日子穂穂手見命(ひこほほでみのみこと)が海辺に泣き患いています時に、鹽椎の神(しおつちのかみ)というのが出て来たということが書いてあります。日本書紀には鹽椎翁(しおつちのおきな)とあります。この鹽椎翁というのが生長の家の神様であります。翁でありますから、時々熱心な誌友に白髭の神々しい姿で見せられるのです。(略)仏教でも教えのことを大乗とか小乗とか云って船にたとえます。無間勝間の小船(まなしかつまのおぶね)というのが生命の実相の教えであります。(略)この『生命の実相』の教えの船に乗ってまいりますと、龍宮海(りゅうぐうかい)に埋(うず)めてあるところの玉手箱を引上げて、其処に埋蔵(まいぞう)されている華厳経(けごんきょう)の真理ーー即ち大宇宙の実相は蓮華蔵世界(れんげぞうせかい)であって、中心に統(す=皇統連綿)があってそれに統一され帰一している世界があるということが判り、国体(こくたい=日本なるもの)の尊厳が本当に判るのであります。(『古事記と日本国の世界的使命』旧生命の實相神道版221頁引用)この現象世界は實相の世界にある神の國の理念が形に顕われるものであるとお教え頂きました。只、實相その侭が、現象世界に其の儘顕われると云う事では無い事と、心の世界に充ち満ちている人類意識がどのように作用するかによって、その規模も、時間的な事も大分変わって来ることでしょうが⬆ この實相と現象世界における関係は大変納得し易いのですが、實相国日本の展開として世界連邦の樹立の処に成ると、生長の家を相当修練為された方でも、「果して…」それは国粋主義、ナショナリズムでは?と危惧する方もお見えかも知れません。しかし、世尊、昔、靈山會上に在って、花を拈じて衆に示す。是の時衆黙然たり、唯迦葉尊者のみ破顔微笑す。世尊曰く、吾れに正法眼蔵、涅槃無相、微妙の法門あり、不立文字、教外別傅、摩訶迦葉に付属す。(略)私は『生命の實相』だい十巻「神示を受くる迄」の最後の章に示すが如き過程に於いて、既に「無」の門関を超えて、釈尊の指頭にあ金波羅華が象徴する「實在」の荘厳無二組織完備の大日本國家を把握したのである。『無門関解釈講義』第六則 世尊拈花 大聖師 谷口雅春先生ご高著引用に有る真理が次第に華開く時が来た…と云うより荘厳無二組織完備の大日本國家が既に時間空間を超えた実在世界に常に華開いているのである。と、その心の世界の姿が、時として、出て顕れて来るのだと拝察されます。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る