2010/01/12(火)07:37
修理工場の光芒
2日目の午後、ほんの僅かの時間ですが、修理工場へ立ち入ることが許可されました。夕方にもう1本プッシュ・プル貨物がありますので、撮影ポイントへ移動するまで、30分ほどの見学です。
訪ねていった修理工場には人影がなく、建設が4、5輌、薄暗い建物の中でひっそりと佇んでいました。工場への道すがら、同行のT島さんや鈴屋さんなどと、かつて訪れた河南省・英豪線の修理工場の思い出などを話しました。
まるで模型のジオラマのようだったヤード。それに付随した三角線の情景。C2型蒸機の動輪を黙々と加工する職員の動きなどがまざまざと蘇ってきましたが、今やそこも過去帳入りしてしまい、記憶の中でしか反芻できない場所となっています。
工場の中の機関車を順番に撮影していくうちに、窓から差し込む午後の日差しが斜めに走り、幻想的な雰囲気を醸し出しているのを見つけました。ああ、同じような光線を見たことがある。あれは2008年の夏、インドネシア・スンバルハルジョの機関庫の中だった!
ある光景が引き金になり、過去の懐かしい景色が蘇ってくる。長らく同じ趣味を続けていると、こうしたデジャヴに出会えることも楽しみの1つなのかもしれません。
今日1月12日は、スキー記念日、パンの日、豆腐の日だそうです。