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ねこにまたたび

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げじねこ

げじねこ

January 28, 2010
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カテゴリ:劇団四季

2010年1月28日(木) 13:30 新名古屋ミュージカル劇場 2階E列センター

【キャスト】
オペラ座の怪人:高井 治
クリスティーヌ・ダーエ:苫田亜沙子
ラウル・シャヌイ子爵:鈴木涼太
カルロッタ・ジュディチェルリ:河村 彩
メグ・ジリー:鈴木友望
マダム・ジリー:原田真理
ムッシュー・アンドレ:増田守人
ムッシュー・フィルマン:青木 朗
ウバルト・ピアンジ:半場俊一郎
ムッシュー・レイエ:林 和男
ムッシュー・ルフェーブル:勅使瓦武志
ジョセフ・ブケー:平良交一

男性アンサンブル:寺田真実  伊藤潤一郎 斉藤 翔  瀧山久志 
         佐藤季敦  伊藤礼史  野村数幾
         

女性アンサンブル:久保田彩佳 諸 英希  園田真名美 旗本千都
         暁 爽子  菊池華奈子 松元恵美  村木真美
         脇坂美帆  松ヶ下晴美 村瀬歩美  吉川瑞恵

 

 


一ヶ月ぶり。
今日は2階のC席から、センターブロックだし全体をみるのにはちょうどいいかなーってお席。
そして狙い通り、全体がしっかり観えるし一人一人の動きや、ダンスのフォーメーションなんかもキレイで満足満足♪


でもって、その満足感を更にUPさせてくれたのが高井ファントムでした!
いやぁもう、前回高井さんを拝見したのは11月初めだったんですが、
そのときのファントムとは全く違っていたのですよー。
前は全体にダンディでスタイリッシュ。
哀愁があって歌も聴かせてくれるのですが、どこかクールだったんですよねー。
だから正直、個人的好みからするとものたりなくもあったのですが、
今日はもう『クール』はいったいどこへ!?(@@)でございました。


実は今日は、カルロッタが初見の人なのでそのチェックと、
もちろん大好きな支配人'sに焦点を合わせて観劇するつもりだったのね。

ところが、なんか今日はいつも以上に鈴木ラウルがめっちゃキュートな笑顔でさぁ←最初の方のBOX席でクリスティーヌに気が付いた場面。
支配人目当てでオペラグラス覗いていたのに、
振り返ったときこちらの2階席を見たラウルのあまりにもうれしそうな笑顔にクラ~~っと(笑)。
オトコマエだとは思うけれど、
私の好みではなかったハズのラウルがどーゆうわけか今日はキラッキラして見えたのです(*^^*)。
んでまぁ、
せっかく(?)なので急遽ラウルの動きもじっくり観察しちゃおうかなーってね←単純(爆)
そしたら、全編通して視線から何から何までもう、
貴公子そのものでクリスをめっちゃ愛してる。
動きのひとつひとつ、目線の先までどれをとっても「うんうん♪」なのね。
なんか、わかる。わかるよラウルーーーだったのです。
そしてまた、苫田さんが今日は12月に観劇したときよりも可愛くみえてねー
横顔なんて、特に好み(おい・笑)。
美男美女~~~だから、『オール・アイ・アスク・ユー』がめちゃめちゃ決まるのです。
うっとり~。


しかし、そんなキラッキラのラウルをしのぐ、
凄まじいと今日は言っちゃえるほどド迫力だったのが高井ファントムでした。
クリスの楽屋から聴こえる第一声から、「あれ?」って思ったもん。
「ん?なんか艶っぽい??」って。
そしてミラーの中から登場してクリスを連れ出して。
地下の湖をゴンドラで渡って連れてきたのだけれど、そのときの姿勢から手の動き、
腰つき(笑)に至る全てがなんだか色っぽい・・・や、違いますね。

エロいのですよーーー!!!
なんなんですかーーー???

前は全然そんなの感じなかったですよ。結構前方で拝見しても、です。
なのに本日、2階後方にもかかわらずエロビーム炸裂です。
『ザ・ミュージック・オブ・ザ・ナイト』なんてめちゃめちゃムーディなんですもの。
大人の男性の成熟した色気が、フェロモンが、
ものすごく丁寧に演じているにもかかわらず、滲み出ちゃってます。
・・・・・
はぅぅ。
どうしましょう。
ものすごく好みですわん(爆爆爆)。

そしてね、仕草だけでなく声もとにかく艶やかなのです。色気たっぷりなのです。
たまにかすれてる?ような声もあったのですが、それさえエロいのです。
タメたり、語るようだったり、叫んだり。
もうグイグイと物語世界をひっぱっていくのです。染めていくのです妖しいオーラで。

たまりませんよそこの奥さん、おっとお嬢さんには刺激強すぎかね、
ってどんなキャラぢゃい自分!?←蹴

とにかく終始そんな具合だったのでファントムが登場するたびにドキドキしちゃって大変(笑)。
しかもねー、ただエロいだけでなく、ちゃんと黒いの。
んとね、心の奥底に常に赤黒い炎の火種がくすぶっている?そんな感じ。
だから、
キッカケ(この場合はラウルとくっついちゃったこと)さえあれば一気に炎が燃え上がるという。
はい。
屋上のシーンで完全着火しましたね。
凄まじい怒りでした。
墓場のシーンは、その炎に油を自ら注いでいましたし。

そんな中、幕が開いた劇中劇【ドンファンの勝利】からの曲『 ザ・ポイント・オブ・ノーリターン 』がとにかく凄かった。
苫田クリスは、特に色っぽくない(というかむしろ子供っぽいかも)のに、
このシーンでは大人の女性になりつつある微妙な色気を感じまして。
で、それはひとえに高井さんの暗い情念とエロに毒されたのではないかなーって思ったのです。
んー。
ちょっと違いますね。
「毒」というより、ラウルとの愛し愛される喜びをしったことで
大人の女性への階段を上り初めたクリスが「禁断の愛」に幻惑された?
とでもいいましょうか。
けれどフードの下にある仮面に気が付いて、物語世界と現実世界が交錯し、
歌がリアルになります。
「もはやもどれない」音楽の天使と生徒の関係、そして今の男と女の関係を現して。
この辺はねー、もうファントムに魅了されっぱなしだから、
いやがるクリスにちょっと腹がたったりしました(おい)。

 

そしてクライマックス。
オペラ座地下の怪人の隠れ家。
無理やり連れてきて花嫁衣裳をきせられたクリスに全身全霊で拒絶されても、
助けに来たラウルを罠にかけ命と引き換えに自らを選べとせまります。
このシーン、大好きなんだけれど、本当にすきなのだけれど・・・今日・・・
なぜか『選べ!』のセリフがどんな調子だったかが記憶にないのです。
なんでなんでーーー???
その前後はしっかり覚えてます。苦悶するラウルの表情いいなぁとか(何気にM発言・爆)。
妙に細かな部分まで。髪が乱れて前髪下ろしてるほうが好きだわラウルとか。
心理的には実はファントムの方が追い詰められているわよね~
イッチャッテるのが口調から、動きから、表情から察しられるし、とかとか。
よっぽどのめり込んでいたのでしょうか?


意を決して魅せたクリスの心。
いつのまにか恐怖より、怒りより、慈愛の心がまさった、
そしてきっと心の奥底で女としての本能で
ファントムを愛してしまったことに気が付いてのくちづけでした。
そう見えました。
誰よりも激しく愛されていることに、
そう、ラウルよりも激しく狂おしく燃え滾る愛情がわかったのだと。
だから、すべてを受け止めました、わかりましたと伝えるくちづけだったのだと。


ラウルは最初は呆然とみつめているのね。
そして・・・たぶん気が付いてしまったと思いました・・・
ふたりの間の言葉にならない愛情の交換に。
だから途中から、痛みに耐えかねるかのように顔をそむけていたんだと、そう見えました。
考えすぎ?
自分のためにクリスがカラダを張って守ってくれたと思ったほうが
坊ちゃん貴族としてはアリと思うのですが、深読みしたくなったんですもん。
しょうがないです(笑)。


ファントムは、脅しをかけ無理やり受け入れさせることはあっても、
受け入れられることに馴れていませんよね。
音楽の天使と称したとき、初めて素直に受け入れて尊敬と、
父に対するような愛情をくれたのがクリスだったのでしょう。
自分が求めてやまぬものをくれるかも、いやもらってやろう、
奪ってやるのだ・・・愛し方を知らないファントムの哀しさで、
欲望のまま求めたのに、そのすべてをこの瞬間理解したクリス。
一人の女性としての成長を感じさせてくれました。
そしてこのくちづけで、ファントムが築き上げた現実世界は崩壊してしまうものの、
その代わりにかけがえのない「宝物」をもらったのです。
混乱する思考のなかで、
それでも自分が今なすべきことを瞬時に悟るファントムは大人でした。

「行け」
今まできいたことのない小さなささやくようなつぶやくような口調。

「行ってくれ」
懇願する切なさ全開の口調。

「お願いだ!」
叫んでました!歌うように話すのではなく、叫びでした。慟哭の叫びでした。
その声を聞いた途端、涙腺が決壊しました。
胸が痛くて痛くて苦しいほどでした。
エロとか、そんなん関係なく、一人の男性の狂おしく、哀しく、
けれど心震わす感動もあって自分でも抑え切れない叫びに心底持っていかれました。
まさにヤラレタ~~~です。


去ったと思ったクリスが戻ってきて渡した指輪。
心を置いていってくれると知ったファントムは、
このときまた生き延びる決心をしたと思いました。
絶望だけではない、闇だけではない世界をしったのだから。


ファントムを追い詰める群集に目をやり、消え去るファントム。
このときはもう冷静なのです。クールなのです。
そこがまた憎いです。かっこよいのです。
惚れ惚れです。


エロ炸裂させ、私を溺れさせた挙句クールに消えるなんて。
もうもうもう。
すっかりトリコです。
ずぅぅっと溺れたままでいようと思いましたとも。ええ。

 


こーゆうのが観たかったのです。
まさに魅せられました!
心も揺さぶられましたが、あのー
、なんと申しますか女として子宮がうずくファントムでした←めっちゃ褒めてます(爆)
え?18禁かって?
そうねー。
ま、年齢で受け止めるものが違う作品ってことで。
そーゆうことにしておきましょう(笑)。

 

あーーーいいもん観ました。
これだから観劇はやめられませんねえ。
まんまと四季の策略にハメられてますが、しあわせな気分になれたからヨシです。
うへへ。

 


追記。
もちろんお目当ての支配人'Sは堪能しましたよ。
益々グッドコンビぶりに磨きがかかってます。にやりです。
河村さんは、歌は文句なしですがコケティッシュな貫禄があともうちょっとかな。
今後に期待です。

 

やっぱり【オペラ座の怪人は凄い】です。
ブラヴォー♪

 






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最終更新日  August 18, 2010 08:37:39 PM
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