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テーマ:また円安(4)
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国内主要10社 円安継続なら 利益 約1兆円の押し上げ余地- 想定は保守的 ✒️照喜納明美 ✒️古川有希 ✒️稲島剛史 🐉2024年05月21日07:00 JST 中小や家計は円安で打撃、好循環には国内投資で利益還元必須と識者 マイナス1社のみ、トヨタ、デンソー、ホンダなど自動車の恩恵鮮明 ◆歴史的な円安水準が続く🎉 時価総額ランキング上位の国内企業の多くは 今期(2025年3月期)業績予想の前提となる 想定為替レートを 大幅な円高方向で設定して居り 現状のレートが続けば為替要因だけで 今期の利益を大きく押し上げる余地を残して居る ◆3月期決算の企業の内 通期の想定ドルレートと為替感応度を公表している時価総額上位10社を対象にブルームバーグが調査。期初から5月15日まではドル・円レートの実績値を用い 16日から期末までは同日の水準であるが続くと仮定して算出した通期の為替レート(1ドル=155.25円)に各社の為替感応度を掛け合わせると 今期の利益の押し上げ額は10社合計で約9658億円に上る計算になる ◆10社平均 今期、想定ドルレートは142.6円と10円以上の円高となっている。計算にはユーロなどドル以外の通貨を含んでおらず、実際の増益効果はさらに大きくなる可能性もある ◆此の試算は... 現在の円安が10社に代表される外貨建てでの稼ぎが多い大企業が享受する円換算での利益押し上げ効果の大きさを示して居る 一方、国内中心に展開する中小企業や家計は円安に伴う物価上昇などで打撃を受けており、輸出型の大企業からも国内事業環境の悪化を懸念する声が出ている 異次元円安「予想超える変化」、輸出企業も戸惑い-業績プラスも (2) ◆ニッセイ基礎研究所 上野剛志上席エコノミストは取材に対し、大企業の巨額の為替差益も、海外で回しているだけだったら「日本国内への恩恵というのは限られる」と指摘 国内の賃金や設備投資、取引先の価格改善や従業員教育などに生かせれば「国内経済の耐久力につながる。円安でマイナスの影響を受ける人にもプラスの影響が及びやすくなる」と述べた ◆今回の調査 円安に因る 効果が最も大きいのは トヨタ自動車だった 円がドルに対し 1円円安方向に動く毎に 営業利益を500億円押し上げる 同社の今期想定レートは 1ドル=145円の為 現状の円安水準が続いた場合は5125億円の増益要因となる計算だ トヨタ系の部品メーカーであるデンソー、さらにホンダを含めた3社で全体の7割以上を占め、自動車産業で円安による恩恵が特に大きいことが解る ◆国内主要10社の今期為替影響 社名 想定レート(円) 為替感応度(億円) 利益影響額(億円) トヨタ自動車 145 500 5125 MUFG 140 80 1220 NTT 138 7 120.75 三菱商事 143 50 612.5 日立製作所 140 10 152.5 三井物産 145 34 348.5 伊藤忠商事 145 35 358.75 第一三共 145 -2 -20.5 ホンダ 140 100 1525 デンソー 145 21 215.25 Source: 各社の発表資料やブルームバーグの取材を基に作成 MUFGは業務純益、三菱商・三井物・伊藤忠は純利益、他は営業利益ベース ◆メガバンク 唯一対象となった 三菱UFJ・フィナンシャルグループは 業務純益ベースで 1220億円の増益効果が見込まれ 10社の中でも恩恵が大きい部類に入る 三菱商事、三井物産、伊藤忠商事の 総合商社に取っても 円安が追い風に成る 🌟超📰黒星承認💮 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.05.21 08:50:26
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