1480226 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

銀河はるかに

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

遼 銀河

遼 銀河

カテゴリ

バックナンバー

2024.06
2024.05
2024.04
2024.03
2024.02

コメント新着

銀河 遼@ Re[1]:EPSON PX-7000 ノズル詰り完全修理(05/16) ぶっちーさんへ 貴方の行った方法が正解…
mimimi@ Re:EPSON PX-7000 ノズル詰り完全修理(05/16) 7000ではありませんが同型のものを分解し…
uzyauzya@ Re:Solidworksの基本機能だけで描く人体多関節モデル無償公開中(02/07) こんにちは。私はとある大学で学生フォー…
田沼裕次郎@ PX-7000のインクヘッドの再生 アドレスを書き忘れました。 tanumayuuit…
田沼裕次郎@ Re:EPSON PX-7000 ノズル詰り完全修理(05/16) PX-7000のノズルが詰まって 困っています…
杉浦 M@ Re:EPSON PX-7000 ノズル詰り完全修理(05/16) 初めましてPX-7000ノズルが詰まりました (…
2006.08.24
XML
カテゴリ:ちょっと思うこと
体細胞クローン技術が羊に始まり、牛、豚などの家畜がその実験の対象になってきましたが、クローン技術によって優秀だった競走馬のクローンを作れると、誰にでも考えつくことだと思うのです。

最初にドリーを生みだしクローンを成功させたのは競馬大国イングランドなのですから、当然その事は競馬関係者は良く判っているはずなのです。

馬主は、いくら良い血統でも必ず大金を生む馬となるかは判らない馬より、現実に今ナンバーワンの馬の複製なら必ず速い馬となるのが確実なので、レースでも種馬としても大儲け確実であり、生まれを偽ってでも登録し、出走させようとする可能性が有るのではないでしょうか?

全てのサラブレッドは3頭の親馬に行き着くという、現在の競走馬の血統管理の厳しさはは知っているつもりですが、完全な管理などと言うものはあり得ず、巧妙に仕組めば、偽る事は可能なはずです。

有名な種牡馬や母馬の名を偽って若馬をセリにかける事は、種付けの証明書、が無ければ不可能でしょう。
私が危惧したのは、クローン子馬と交配で生まれた子馬をすり替えてしまう手法、若しくは母馬に既に体細胞クローンによる胚を着床させた直後に種付け行為を受けさせる等して、偽る可能性です。
例えば良血の種牡馬と母馬の子がG1勝馬となったとして、そのG1勝ち馬のクローンの子馬を実際に行われた同じ親馬同士の交配の記録とすり替えて添付して育てた場合、遺伝的に勝てる資質を完全に持った馬を送り出せるだけでなく、あらゆる遺伝的特徴でも、親子の関係を保っていることになり、見破る事が出来なくなってしまうのではないか?という事なのです。
生産者と馬の買い手が結託し、そういった行為を、もし行った場合、競走馬として成功し大きな利益を生む可能性があり、もし完全にチェック出来る体制が整っていないとするなら・・・と、ふと、思ったのでした。

現在クローン馬を禁止する規則は存在するのでしょうか?
もしそんな規則があれば、馬の遺伝子チェックが必須となりますが、クローンか否かを見分ける技術は、確立されているのでしょうか?クローンで誕生した生命はテロメア(※1)が最初から既に減っているという事が言われていますがそういったところで判別できるのでしょうか?

※1 (テロメア=長い糸状の遺伝子の端にたくさん着いているという、いわば回数券のようなカウンターで、傷ついた遺伝子は普通修復されるが、修復不能なほど傷つくと修復は放棄され、そっくり複製を作る事で遺伝子情報の変化を防ぎ細胞機能の正常性を保つ。テロメアは一回の細胞複製を行う度に一つづつ失い、使い果たすとその遺伝子は、それを最後に複製は作れず、次に損傷が大きくなれば完全に壊れ、その遺伝子が維持してきた細胞は再生出来ずに永久に失われる。そうして細胞が失われる事が老化とも言える。ただ、神経細胞や筋肉細胞などは分裂して複製を作らないことから、テロメアだけで寿命が決まっているとも言い切れない。分裂によって更新される消化器官や皮膚などはテロメアをもし失わなければ若さを保てると思われる。ガン細胞はテロメアーゼという酵素が働いてテロメアが減らないように変化しているので、無限に増え続けようとする。遺伝子の損傷は活性酸素との接触によって起こると言われていて、我々が生きて行くために必要な酸素呼吸をやめるわけにはいかないため、完全に回避することは出来ない。どうしても体内に出来てしまう活性酸素を素早く不活性なものに変える事が、長寿への近道か。活性酸素を無害化する物質としてカテキン、リコピン等は有名。)

推理小説のような話になりますがですが、4・5年ほど前のG1優勝馬と良く似た馬が今年活躍していたらちょっと疑って見るべきかも知れない。と、思ったのです・・・・。あるいは、すでにクローン馬同士の戦いが始まっているのかも知れない・・・・・・。

ただ、これから先の時代を考える上で、優れた特徴をもつ馬の遺伝子は保存されるかもしれません。少なくともそう考える人が出てきてもおかしい時代ではないでしょう。
それを飛躍させると、例えば30年後くらいに、『ヒストリックカップ』等と銘打って、名だたるG1馬をクローンで復活させ実際に競争させると言う試みが技術的には可能となるのは確実であります。

もし30年程以前から名馬の遺伝子が保存されていれば、タケシバオー、スピードシンボリ、シンザン、等々の勇姿と、同じターフで戦う姿が、ジュラシックパークではないけれど現実に再びこの眼でで見る事も可能であったのだなあ、等と考えたりします。
種の保存という立場から言えば、サラブレッドのような研ぎ澄まされた種族は遺伝的多様性というものが極限的に失われていて、何らかの病原菌によってその種が絶滅する危険は、他の地球上の生物に比べ圧倒的に高いと考えられるのですが、そのような時のために、すでに幾多のサラブレッド達の遺伝子が国際的事業としてどこかの機関に保存されている事も充分考えられると思うのです。
シベリアの永久凍土の中に埋もれたマンモスを蘇らせることと、基本的には良く似た行為でしょう、ただ、絶滅に備えていると言う事だけが違うのですが。

或いは近年、本当に遺伝子チェックが導入されるかもしれません。禁止されていれば当然クローンであることを発表しないわけですから、種牡馬として購入したら5・6年で死んでしまうような事もおき得る訳で、遺伝子チェックによってクローンでないことを証明する必要が生じると思うわけです。

ある日、私はふと思ったのです、現在競走馬の薬物検査には、ステロイド系筋肉増強剤や、赤血球を増やして酸素運搬能力を強力にするするホルモン、エリスロポエチン(※2)のような血液ドーピング剤も検査しているのでしょうか?  未だなら、むしろこちらの方が直ぐにやるべきだと・・・・・。

※2 (エリスロポエチン=血液中の赤血球を増やす命令を受け持つ物質で、普段は肝臓で作られているタンパク質の一種。外部から投与すれば血液中の赤血球が増加するので、貧血の治療に使われたりしますが、マラソン選手が高地トレーニングをして、酸素不足の状態を意識的に作り、エリスロポエチンを増産させ赤血球を増やし、たくさんの酸素を筋肉に運べるようにして試合に臨みますが、これをホルモン薬品の投与という形で行うとドーピングとなります。赤血球の異常な増加は血液の流動性を悪化させ血栓障害を起こしやすくなります。そのため運動選手突然死を起こした例があります。)

そこで、以下のようなメールを中央競馬会に出してみました。(2002年8月12日の事です)

拝啓 中央競馬会 殿

唐突ではありますが、競走馬の薬物検査の実情を知りたくこれを書いています。

 20年程前でしょうか、亡父が競馬保安協会に勤めていましたが、当時は薬物と言ってもカフェイン等の興奮剤などがドーピング検査の対象になっていたと記憶しています。

 最近の米国のメジャーリーグの選手達の間で蔓延していると言われ大きな問題になっているステロイドなどの筋肉増強剤ですが、ここ数年ホームランの数が急に多くなった事は、その影響ではないかと言われております。
イチロー選手の米国での評価の高さは、筋肉ムキムキのステロイドモンスターと対極にある彼の体格が、ステロイドを使用していないことを雄弁に物語っている事にもあるのではないかと想像しています。

 オリンピックなどでは厳しく規制されている興奮剤薬物、筋力強化の為のステロイド、エリスロポエチン等の血液ドーピングを可能にするホルモン剤等、同じ肉体のスピード、耐久力を問う競馬が、同様なホルモン薬物などに、今現在どのような対策で臨み、実施しているのかをお聞きしたいのです。

 さらに、もし、体細胞クローン技術によって複製された優駿が、同じ親との間に生まれた子馬とすり替えれれて育てられた場合、その不正をチェックし発見できる仕組みを既にお持ちでしょうか?
現在の生命科学の進歩は、正に日進月歩であり、ほぼ確立された体細胞クローン技術が競走馬に及ぶ事はすでに予想の範囲に入ったと考えるべき時期だと思うのです。

 そんな馬鹿な、と一蹴されても結構ですが、ニューヨークの世界貿易センタービルに自爆テロで旅客機が突っ込むことは一部の先見の者には予想できていた事です。
 少なくとも、人間に対する様々なドーピングと同様な手法と、クローンはこれから予想される不正手段の一つになり得るものだと予感している者がいて、関係機関に警鐘を鳴らしたことをご記憶ください。

 私が言うまでも無く、すでに対策が打たれていることを切望いたしますが、現状をお知らせいただければ幸いです。

と言った内容でしたが、返事が返ってくることは有りませんでした。

メジャー・リーグ・ベースボールのホームランバッターで、自らの薬物使用を告白し、「大リーガーの85%は(筋肉増強効果のある)ステロイド系の薬物を使用している」と発言したホセ・カンセコ選手が、現役の最高潮の時期に、一度投手としてマウンドに立ちたいとの願いが叶えられ、実際にメジャーリーグのマウンドに立ち、僅かな投球数の間に骨折を起こし、6年間を再起のために費やし、当時の輝きを失いました。正確な因果関係は証明されていないものの、想像に余りあるものではありました。

人に於ける、エリスロポエチンというホルモン剤は哺乳類に共通の作用があるはずなので、そうしたホルモン剤を使用したと仮定した場合、非常に短期間で血液の酸素運搬能力を高めることが可能となるはずなので、トップスピードを長く維持できるタフな馬を短期間で作れる事が予想されますが、ステロイド系筋肉増強ホルモン剤は、そうした血液ドーピングに比べるとかなり時間がかかり、新馬戦の時に既にステロイドで力馬に育っていれば、それはそれで強い馬となっているので、馬券を買う側はその事を知った上で馬券を買うからかまわない、と考える人もいるかも知れません。
しかし、ステロイドホルモンを使用した体は、筋肉だけが増量する為、時間をかけ、肉体に繰り返し負荷をかけて鍛えた場合と違って、腱や骨がその筋肉に見合った成長をせず、自分の筋肉の出す力に負けてしまい、怪我をしやすいアンバランスな馬になるでしょう。

重賞レースに出場する日まで、勝ち続ければ、より重いハンディキャップ重量を背負い、マッチョな馬体の重量と相まって、その足の骨には更に強いストレスがかかり、より骨折の危険は増大することになるでしょう。
当然そのことを競馬ファンは知らされずに、ある日、一番人気のレースで故障、競走中止の後、安楽死という処置で命を落とす日がやってくる。
多くのファンの期待を裏切ることになりますが、競馬ファンを裏切ったのは競争馬ではなく、そうさせた人間なのです。多くの人がステロイドモンスターだと知った時、批判は何処に向けられるでしょう?

私の亡父は、その保安協会に勤めていたこともあって、私としては新たな手法のドーピングや、やがて行われる可能性のあるクローン馬や遺伝子操作によるミュータントホースの出現などの不正等による事件が発覚する前に、しかるべき対策を行い、競馬ファンの信頼を裏切る事の無いように十分な準備して貰いたいと思ったのです。

私が中央競馬会に質問と言う形でメールを送ったのは、もし気がついていないとすれば、気がついてくれれば良く、関係者の心に、そう云う不正の可能性があるのなら、予算をとって検査装置を導入しようという機運を作れれば成功と思っています。

準備怠りありませんか?・・・JRA殿

だが、しかし・・・・・・私はこの35年間馬券を買っていません・・・・・・遼 銀河 

この記事は2004年12月9日に私のもう一つのBlogに発表したものの写しです。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2013.11.04 17:50:55
コメント(3) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.