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カテゴリ:F1・モータースポーツ
上海のレースを見るまでも無く、タイヤの選択、出来の良し悪しが大方のレースの行方を支配してしまうのは今始まったことではないし、私などはいい飽きるほど言っている。
タイヤのチョイスミスと作業ミスは今回はフェルナンド側にあったが、これはミシュランの判断であったような記事もあるので、ドライバーとしては悔しいところだろうが、相手のタイヤチョイスミスで勝つこともあるわけだし、今回のリザルトもそれが今現在のルールで戦うという限界なのだから、諦めるしかないだろう、それも君たち自身が認めたルールでのレースなのだよ。 それが悪いなら、コンストラクターたちも早くFIAに働きかけてワンメイクにすべきであったはずだが、そうしなかった彼らが、今になってタイヤが・・・タイヤが・・・と言ったところで、ルールを承認して参加しているのだから、少しでも有利なタイヤを得るように努力しなくてはならないのだ。むしろ、いつでも使うタイヤメーカーを変更できない契約をしている方が問題かもしれないが、今のとぎすまされたタイヤでは切り替えれば特性が変わりすぎて、しばらくはまともに走れないことも有ろうから、いずれにせよ複数のメーカーのタイヤの存在はこうした結果を生み易い物だと言えるのだ。 自分たちが勝っていられる内は、「ワンメイクにすべき」等とはどんなチームも言わなかった。 以前は自分たちが勝っているのはタイヤのおかげとも言ったりしなかったのだが、最近はかなり、タイヤで勝敗が決定付けられるレースが多く、ドライバーたちやチームの主要な人間さえタイヤの働きで勝てたなどと言う発言が増えてきたし、現実に眼を向ければ確かなことだろう。 私が問題にするのは、たった2台のF1カーの為に500人を超えるスタッフが総力で立ち向かうレースが、タイヤと言うたった一つのデバイスの出来不出来で、タイヤの以外にかかわる500人以上のスタッフの努力が全くと言ってよいほど報われず、最上の仕事をしたとしてもそのタイヤという部品の出来がちょっとでも悪ければ勝負にならない、といったことがありえることが問題だと再三言っているわけで、タイヤの握っている比重が高すぎると言っているだけなのです。 今年など、ここまで拮抗しているから未だましだが、私はそのほかは何も言っていない。影響が大きすぎるから早くワンメイクにすべきと考えているだけで以前と全く同じ事をまた此処で書いているだけですから、くどいと思われてしまうと心配する程です。 チームもドライバーも、タイヤのワンメイクの必要性をやっとわかって来たと言うか?そうしたニュースが数多く聞かれるが、本来のレースとは何か?と言うのが難しい問題なのだ。最近の様々なレースルールをそれ程詳しく知らない私でさえ、純粋なコンペティションと言うにはレースは余りにも多様すぎて、タイヤだけの問題などではすまないものだと思える。 とても難しい問題を商業的にも成立させながら、参加コンストラクターにもメリットがあり続けるようにしなくてはなかなかレースビジネスはうまくいかないのだろう。 他のスポーツに比べるとやはり多くのお金がからむスポーツなので難しさもそれだけ多いと思うのです。 F1の2006年はあと2レース・・・・・下手な予想などしません!解りません・・・・ただ楽しみたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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