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2009.09.11
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カテゴリ:宇宙
H-2Bの打ち上げが成功しました!

             ↓jaxaHPよりの壁紙

wp2_1024.jpg

新聞記事などでご存知かと思いますが、純国産のH-2Aに1基、H-2Bに2基搭載されているLE-7Aという主エンジンは、液体酸素と液体水素をターボポンプで加圧し水素を噴射ノズルの外周を通してエンジンノズルを冷却しながら気化させて、酸素と化合させて推力を得るのですが、一部の水素燃料を小さな燃焼室で先ず燃やして、液体水素と液体酸素を高圧に加圧するターボポンプを回す機能を持っていて、その燃焼ガスと燃え残った水素ガスを主燃焼室に送って推力の一部となるように設計されているのですが、この2段燃焼システムを完成させたのはアメリカとソ連以外では日本だけなのです。

日本は液体ロケットエンジンの技術としては世界のトップクラスに位置しており、カッパーロケット以来築いてきた固体燃料エンジンのブースターロケット技術と共に、自前の高いロケット技術で大型の衛星を軌道に乗せられる数少ない国と言えます。

今回初めて打ち上げるH-2Bで、言わばぶっつけ本番で成功した国際宇宙ステーション(ISS)へ補給物資を運ぶ無人船「HTV」の軌道投入ですが、この「HTV」は、「ISS」とドッキングした後は、気密が保たれて、乗組員が「HTV」の中へ入って、食料や実験機材を荷物を出し入れ出来るように作られているのです。

つまり、この「HTV」を人間が乗れるような座席を取り付けた宇宙船に改造するだけで、日本は有人宇宙船を軌道投入出来るという事を示していて、少なくとも行きだけの片道であるならすぐにでも「ISS」に宇宙飛行士を送り込むことが出来ると言う訳です。

ただ、片道切符では生還することは出来ないから、自前で宇宙飛行士を軌道に乗せて、その後安全に帰還させるには、熱で燃えてしまわない外装を施した宇宙船を開発しなくてはならないが、二段燃焼式液体水素燃料ロケットを自前で開発して、大型の実用衛星を軌道投入することに比較すれば困難はさほど多くは無い為、もし、日本が本気で自前の往復できる有人宇宙ロケット衛星の開発を行うならば、案外早く可能になることを示している。

その点では、ソユーズの技術を導入して有人宇宙飛行を達成した中国の宇宙技術と比較しても、殆どを自前の技術で、困難な2段燃焼式の液体水素ロケットを完成の域に仕上げた日本の宇宙科学技術は、むしろ優れていると言ってよいだろう。

世界で、こうした高いロケット技術を持っている国は少なく、日本以外の衛星打ち上げが出来る国は、殆ど核兵器を持っていて、軍事技術の開発と共に進んでいるのだが、日本のロケット技術は兵器用で無く開発された殆ど唯一のロケット技術といっても良いのかもしれない。

もし日本がこのロケット技術を兵器に利用するなら非常に能力の高い大陸間弾道弾を作れることも意味するから、その点ではテポドンの比ではないのだが・・・・我が国は技術的には核兵器をすぐに作れても、俄かには、作ると言えない国柄なのです。






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最終更新日  2009.09.14 12:53:40
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