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カテゴリ:ちょっと思うこと
またもや伊勢海老の話題で恐縮だが、昨日この手で釣ってきたイセエビだが、3匹の内の1匹の色がニシキエビの様に灰色っぽい色が出ているのに気付いた。
アカイセエビもニシキエビやゴシキエビの仲間も日本のイセエビも黒潮にの海域に育つイセエビの仲間だから、幼生が黒潮にのって太平洋を回遊して再び日本近海に近寄ってきて岩場に住み着くと言われるので、南方のニシキエビも黒潮に乗って回遊しているはずなのに、日本本土沿岸では多く見られず、赤黒いイセエビが日本で繁殖するのには適した水温や回遊時間などの問題があって、丁度日本近海の岩場に幼生が流れ着く頃に岩場に取り付くタイミングにまで育っているという事か?と理解していたのだが、昨日釣ってきたイセエビはニシキエビの特徴を少しだけだが持っている様なのだ・・・・。 ↓やや白っぽくニシキエビの雰囲気を感じる個体 ↓赤黒くいわゆるイセエビの特徴のままの個体 よく見比べるとはっきりとその違いが解るのだが、紛れも無く私が関東の太平洋岸で釣り上げたエビなので、こうした黒潮の洗う沿岸では珍しいことではなく、恐らく南方のニシキエビが日本近海で岩場に取り付いて育ち、赤黒い普通のイセエビと交雑して、両方の特徴の中間的な特徴を持つイセエビの仲間が誕生したものだろう。 もしかしたら?なのですが・・・沖縄では海水の温度が上がり珊瑚が消滅している地域もあり、珊瑚礁が北進していることを示していて、今後串本や南伊豆、南房総へと今までは育つことができ無かった珊瑚も見られるようになって行くらしく、それと同時にこうしたニシキエビ等も生息北限が伸びてきているという事なのかもしれないのです。 海水温が上昇したことで、起き始めた交雑現象の結果とも考えられるのでしょうか・・・・。 ↓最もチープ(安価)な竿とリールでの釣果でした・・・。 ↓柳刃包丁で真半分に切ってこれから焼くところです。 この様に獲り立ての伊勢海老にはこうして沢山のミソが詰まっています。焼いて頂き、そして頭の部分を味噌汁に入れて再度楽しみますが、一度焼いた頭は、生のまま味噌汁に入れるよりも香ばしく美味しいと思います・・・。 しかしこの全てが、買ってきたものでなく自分で釣ってきたものだと思うと、本当にラッキーに感謝せねば・・・と思うのでした ↓そして今夜はテルミドールと焼き伊勢海老・・・・合掌、余すところ無く隅々まで頂くことで3匹のエビに感謝したいと思います。 富山のおわら風の盆を見てきた時に買ってきた八尾の地酒「おわら娘」(大吟醸)をいただきながら、至福の時を過しました・・・・・伊勢海老さん、本当に有難う・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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