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カテゴリ:宇宙
米カリフォルニア大学バークレー校の大学院生らによる研究チームが4日発表したところによれば、「銀河系内の太陽に似た恒星約500億個の22%が、水の存在に適した地球に近いサイズの惑星を持つ可能性があることが分かった。」と言うのです。
この発表には、私が今年の5月に書いたblog「近年の研究成果から、地球に似た星は案外多いらしい。」で触れた赤色矮星の惑星系をカウントしていないものなので、およそ100億個の生命を育める水の有る惑星が主系列恒星にも在ると言うことになるから、私が書いた640億個に100億個を加えれば740億個もの生命が誕生している可能性のある地球に似た惑星が、この銀河系の中だけでも有るということになる・・・・。 今回のカリフォルニア大学バークレー校の研究発表は、米航空宇宙局(NASA)のケプラー宇宙望遠鏡の観測データから得られた分析結果を元に算出したもので、我々と同じ主系列恒星が銀河系の中には500億個程在るとされているが、その22%は、地球と似た大きさの、水が凍らずに液体で存在する位置に惑星を持つことが解った・・・と言うものだ。 それは、私が5月に書いた赤色矮星の惑星の中には地球と似た温度の惑星が多く在り、その数1600億個で、その40%に、地球のように水が凍らずに存在する可能性のある位置に惑星が在る。というものだったのですが、今回の主系列恒星の地球型惑星の存在は、さらに人類のような生命はこの宇宙に多く存在すると言う推測を補強する様に思える。 なぜかと言えばこの我々の住む地球は太陽と言う典型的な主系列恒星を中心に回る惑星だからなのです。 この主系列恒星の多くははやがて燃料の水素を使い果たし、大きく膨れて弱い光を出す白色矮星になって行くのですが、この銀河系の中にはわれわれの太陽よりかなり小さい赤色矮星というM型主系列星が、我々の太陽のような主系列恒星の3倍以上も存在すると言うことで、我々の太陽がある銀河系は、やや大きめの渦巻き星雲のようです。 白色矮星になる前の主系列恒星のときに生物を育んでいたかもしれない惑星は、恒星が白色矮星になる時には、その恒星の膨張に依って、地球軌道のように太陽に比較的近い惑星は飲み込まれてしまう為、たとえ文明を築いていた惑星が在ったとしても、膨張する恒星からより遠い惑星などへ移住して逃れなくては生物は滅びてしまうから、一度リセットされてしまっているはずなので、白色矮星を周る惑星の温度環境が生命を育めるレベルであるとしても、盛んに水素核融合反応をしている主系列恒星の惑星として数十億年を過ごす地球に似た惑星のほうが我々地球人に似た生物を育みやすいと考える方が自然であるだろう。 いずれにせよ、銀河系には生命は普通に存在し、たくさんの人類に似た生物が存在するだろうと考えるのが自然だと言うことなのです。 主系列恒星の惑星で100億個、赤色矮星の惑星で640億個、水が液体で存在する様な地球に似た惑星がこの天の川銀河だけでも存在すると言うことから推測すると、そういうことになると思うのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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