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カテゴリ:人類
かなり以前からスポーツ競技界やアスリートの間では運動能力を高める薬品や手法が研究されてきたが、勝敗を争う競技で使うことを制限されたり禁止される物質や手法があり、それを使用することをドーピングと呼んでいるのはご存じだろう。
近年…といってももう10年以上前から、脳の活性化や、記憶力の強化に効果がある薬品がいくつも開発されているのだがご存じだろうか? 主にアルツハイマー認知症や児童の発達障害などの治療や改善のために研究開発されてきた薬品なのだが、そうした薬品の薬効は健常な人間の学習能力や短期記憶能力をも高めることから、欧米では各種の受験前の学習などに広く利用されているのだそうだ。 そうした薬品を総称して「スマートドラッグ」と呼ぶのだ。 先日、自分の加齢に伴う運転能力の低下が起きる場合、運転免許を更新しないか返納することを考えなくてはならない時が来るだろうと、Blogに書いたことで、このスマートドラッグのことを思い出したと言う訳だ・・・。 自分自身の脳の活性化を薬品、もしくはサプリメントで補って加齢による脳の衰えを抑制できないものか?と少し考えたということです・・・。(まだ必要とは感じていないが副作用無く短期記憶力を高められるなら使ってみたい気もする。) 実際に学習能力を向上させる目的で自発的に薬品を摂取する人は日本には未だほとんどいないかもしれませんが、昔言われたように「バカにつける薬は無い」というのはすでに死語になっていて、バカにつける薬はすでに在るということです・・・笑。 受験勉強にそうしたスマートドラッグを使う学生は欧米ではかなり多いと聞くが、その是非も問われているそうです。 つまり経済力のある者がより優位に立つことが不公平ではないか?ということが根底にあるのだが、それは親たちが代価を払って家庭教師をつけたり学習塾に通わせることで得る優位性と何が違うのか?ということになり、それを禁止させることは不可能ではないか、と言われたりしている。 日本ではそうした薬品は向精神薬として禁止されているものが多く、まあ、覚醒剤の一種として処方箋なしで買える薬品としては禁止されたりしているようです。 日本では医師の処方によってナルコレプシー(突然強い眠気に襲われて居眠りを始めてしまう症状)の治療薬としてモダフィニルとかアンフェタミン剤などが用いられているし、認知症やADHD(注意欠陥・多動性障害)の治療薬としてドネペジルなどのコリンエステラーゼ阻害剤もよく処方されるという。 現実としては個人で輸入して使う分には特に違法ではないため、ネットを通じて購入ができるそうです。 頭のよくなる薬・・・・・実際に買えるのです・・・・・・。 しかし、持つ者と持たざる者の格差は、さらに大きくなることは防ぐことができないようですね・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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