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カテゴリ:社会
昨今、高齢者による高速道路の逆走やブレーキの踏み違え等による事故の報道が過剰に感じていたのだが、その辺を少し統計的に調べてみた。
結論を言えば、高齢者は決して事故を多く起こしていない! 私の年齢世代は戦後のベビーブームに生まれた団塊の世代であり、昭和22年から昭和24年の3年間は毎年260万人以上の出生数があり、さらに昭和27年まで200万人を超える出生者があったので65歳以上の運転者も平成元年前後の出生者数の倍ほど居るのである。 損害保険会社の統計などを見ていると、高齢な運転者は多く、死亡事故の被害者は65歳以上で突出して来るのだが、加害者の年齢を調べてみると、最も加害者となっている年齢層は20~40歳代であり、いわゆる壮年層になる。 更に加害事故年齢層を調べると16~20歳の年齢層は総数では少なくなってきているが、運転者の数を分母にした比率では突出しているのだ。 つまり、高齢者の加害事故は確かに増加傾向にはあるが、それはその世代の人口が多いだけであり、特に高齢者が交通事故加害者率として増加してはいないと見て取れる。 高齢者の事故を誇張する異常なマスコミに洗脳されているかもしれない「私よりも若い世代の諸君!」もっと現実の統計等も調べてみて下さい。 そして間違って高齢者の運転が、さも危険であると思い込まされている自分自身を恥じてください。 そして高齢の運転者の皆さん自信を持って下さい。我々の世代の加害事故率は世代別でみれば充分に低いのです。 以下赤字部分は加筆です。 統計的な推移を見てみれば、高齢だからと言って免許証の返納を推奨するのは褒められた手法ではありませんね、高齢者にとってこの日本が住みにくくなるだけの様な気がします。 認知症の老人の事故は見過ごせない問題で対策も必要ですが、それを標的にして声高に言うなら、運転態度やその車両を一見すればわかるような傍若無人なマインドを持つ若者はもっと危険と言わざるを得ません。 さらに言えば任意保険の掛け金を、年齢別のリスク割合で公平に課金するとすれば、40歳代までは今より高く払わねばなりませんし、10代や20代は今の更に倍ほども高い掛け金を払って当然という事にもなりかねません。 しかし、本来の加害事故率の低さで、60歳以上の運転者はもっとずっと安くしても良いのだそうですが、保険の理念として全体で支えるという思想もあり、高齢な方にはリスク割合より多く負担して頂き、若く未熟な運転者のリスク割合に見合った保険の掛け金を引き下げ任意保険加入率を高め、被害者のより大きな事故補償を実現しているという事なのですから、我々高齢者がより若い運転者の保険料の一部を肩代わりして社会の安全と平和を支えていると言っても過言ではないのです。 もし高齢運転者を指して、事故を起こして危険であるというのであれば、16歳から40歳頃までの加害事故こそ下げねばならないはずです。何故マスコミは最も高い加害事故率の世代について触れずに高齢者をやり玉に挙げるような報道ばかりをするのでしょう?年齢による事故率の推移を見てみれば、老齢による判断力の低下や反射的な動作の遅れよりも、人間的成長や経験値による事故抑制効果が勝っていると読み取れます。 加害交通事故について、謂れ無き高齢運転者いじめは慎むべきでしょう・・・おかしなマスコミの偏った報道の仕方が生んだ誤解なのですから。 ソース http://jikoref.com/mining/perpetrator-victim-specific-data-for-2010-traffic-accident/ http://s.webry.info/sp/spaceglow.at.webry.info/201503/article_1.html http://ala2014.hatenadiary.jp/entry/2014/07/11/025017 http://s.webry.info/sp/spaceglow.at.webry.info/201503/article_1.html http://www.jiko110-akb.com/diary/%E9%AB%98%E9%BD%A2%E9%81%8B%E8%BB%A2%E8%80%85%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E4%BA%8B%E6%95%85%E3%81%AF%E5%A2%97%E3%81%88%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B%EF%BC%9F/ http://s.webry.info/sp/spaceglow.at.webry.info/201503/article_1.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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