回顧録 長男編(1)直前でめっちゃ不安になり母奇行に走る
2020年に受験を終えた長男のお話その1。長男は1月に入ると塾の志望校別の特訓でもかなりの好成績を残し、第一志望安泰と思っていました。(本当は1月半ばに一度下のクラスに落とされたのですが、すぐに挽回できたので・・・) が、受験って水物、不安って尽きないですよね。万が一、インフルエンザになって受けられなかったら・・・、万が一不得意なところばっかり出て落ちてしまったら・・・、万が一右手骨折しちゃったら・・・、1月も終わりになって急に不安が増してきて「もし第4、第5志望に行くことになったら・・・、本当にここで良いの?」って考えちゃったんです。それまで学校見学・文化祭・塾の学校説明会など色々と足を運び、校長先生のお人柄の素晴らしさに感動して「ここも行かせたい」と思ったはずの第4志望校。特訓でも模試でも好成績を残し期待をかけた長男が本当にここに通うことになったら。親の見栄が、嫌なところが出てきてしまったようで、急に偏差値が気になって不安になったんです。居ても立っても居られなくなり、2/4,5に受けられて偏差値も結構良くて・・・という学校2校へ行き願書をもらいに行ってきました。万が一の時にはこれが使えると。 本当は理解しているんです。偏差値なんてただの目安だ。各塾が前年に受かった子の偏差値を元に各学校の偏差値を出しているので、絶対的なものではなく流動的で一部の難関校ですら10年20年経ったらまた違うレベルになっている可能性もある。今難関校とされているところでも以前はそうでもなかったり、私が中受をした30年前ともかなり違っている。大事なのは偏差値ではなくそこで子どもが楽しく通えて勉強も部活も頑張れるかということだ。更に近年は短期決戦型が主流で2/1,2,3の午後受験が盛んになっており、「4日5日に募集をかけている結構偏差値の高い学校」なんて昔でいう2次募集のようなものだ。倍率が半端なく高いため1日2日に受験するより合格の可能性もかなり狭まるということを忘れてはいけない。 さて今思い返してみてもこの時にその2校に願書をもらいに行って良かったです。2月の本番を前に「取りあえずやれることはやった」と満足できました。1月の終わりに母がブレブレで急遽願書をもらいに行っても、2月1,2,3と実際に受けてみて合格不合格如何で4、5の選択肢が増えたんです。当初受ける予定の第4,第5志望校はかなり直前までネットで願書受付をしているのでギリギリまでパパや本人と相談をして悩めます。選択肢が狭まるよりずっといいじゃないですか。電車賃と願書代はかかりましたがね。そして受験スケジュールも書き換えました。下記のようなタイムテーブルを全部順調パターン、1日目午後落ちてたパターン、本命不合格パターン、本命も押さえも不合格パターンなど作りました。見づらいんですが、縦軸は時間、横軸は日付。起床時間、家を出る時間、最寄りの駅で電車に乗る時間、到着時間、受験科目ごとの開始時間、合格発表時間、入学金振込期限(実際より早め)などなど。因みに緑で塗りつぶしてあるのは1月の終わりに急遽願書をもらいに行った学校の願書提出の時間です。この2校はネット対応していなかったので願書入手、振込、願書提出と動かないといけないのでキチンとスケジュールに入力しました。 私、自他共に認めるほどのズボラ。万が一私のズボラのせいで遅刻・欠席・入学取消があってはなるものかとこの時ばかりは頑張りました。パパにも入念なチェックをしてもらいました。だって3年間子どもも親も頑張ってきてここで母の大失態により受験できなかった、合格したのに入学金振込が間に合わなくて入学できなかったなんて考えたくありません。もう万が一の時は切腹覚悟ですよ。しませんけどね。さぁこれで準備万端、受験当日を待つばかり。だがしかし、2/1に番狂わせが待ち構えているとは想像だにしないにゃむ三であった。