回顧録(6)偏差値の変遷
さて一念発起してちゃんと見てあげるようになった母。その後、次男の偏差値はどう変わっていったのか。 入塾当初組み分けテスト(3年最後なので2教科)や2週に1回あるカリキュラムテスト(組み分けテストの前哨戦のようなもの)の2回は偏差値51と53。今までお勉強系の習い事を何もやってこなかったにしてはかなり上出来。(同じように何もやってなかった)長男の時より振るわないが、特性の違う人間だもの。仕方がない。そう彼はスーパーハイパーマイペース、素晴らしいではないか。その後コロナでオンライン授業になり、第1回~第2回組み分けテストが中止になり第3回から実施、カリキュラムテストは回数を減らしてオンラインで実施された。私がサボっていた時期は43~49で推移していた偏差値が宿題を復習も含めてちゃんとやるようになって大分安定して取れるようになってきた。 カリキュラムテストで50、53、58、51。50を割らなくなってきた。 一方、組み分けテスト50,54,53国語の出来によって上がったり下がったりはあるがこちらも安定して上がってきた。そしてテストを見直してみるとまだまだ伸びしろがある。 もう一度言う。「伸びしろがありますねぇ~」である。だがしかし、仕事が忙しい時は「そろそろ任せちゃっていいよね」ってサボっていた時もあった。そんな時は漢字の小テスト100点満点中0点、5点。愕然。ぽかーん。怒る気にもならない。え?どういうこと?全然やってなかったな。テキストを見ると同じ漢字を数回書くマスが空欄。ノートにも当然やっていない。サボったら自分が辛いのを分かって頂かなくてはならないので通常の宿題に加えて合計3週間分の書き込みそして小テストの間違い直し。漢字の間違い直しと言ったら10回なり20回なり書かされるのが定番であったが、ある本(失礼ながら題名は失念した)で読んだところ、そんなに書いても意味がないそうだ。なのでうちでは暗記によく効くという青ペンで大きく3回書く。どのくらい大きくかは任せているが、大体84字漢字ノートの4マス分に1文字。複雑な漢字の場合A4のうら紙に1熟語を書かせることもある。ゆっくり丁寧に。漫然と20回書くよりも注意しながら丁寧に大きく書く方が覚えるらしい。 そして秋も深まったころ、塾からもハッパをかけられる。新5年で今より上のクラスでスタートするためには1月の志望校判定テスト、組分けテストの2回のテストがラストチャンスだという。なので12月の組分けテストで上位に上がれる偏差値56を目指し、1月の組分けで更に高得点を取ることを目標とする。範囲の決まっている組み分けテストと違い、志望校判定テストは今までの全範囲なので高得点を目指すのは彼にとっては難しいと判断し、冬期講習の勉強とその間違い直し、組分けテストに向けた勉強を中心とした。 実際には12月のテストでは偏差値53、目標には届かなかったが春・夏と40半ばでくすぶっていたことを考慮すると50前半が定着してきたのは素晴らしい。とても漢字の小テストで0点5点取った人と同一人物とは思えない。そして理社を強化していったことにより1月のテストで晴れて56を取れた。やったー、55オーバー。そんなこんなでもうすぐ塾では新5年だが念願の上のクラスに上がるレベルになれたのである。(まだ校舎の先生から上のクラスに上がれますという連絡がないので不安は残るが組み分けテスト結果ではBからCへ上がった。)次回より各教科ごとに具体的に何をやっていったかを書いていこうと思う。