前進あるのみ!!

2010/04/12(月)22:14

映画バカ・・・10歳になりました

アスペルガー・ヒロ(153)

我が家の長女ヒロ、本日でめでたく『10歳』になりました。 昨年、ハリーポッターにどっぷりはまったヒロは、その後も映画にどっぷりはまっております。 ミュージカル映画がもちろん大好きで、「マンマミーア」を見てからは、車で聞く音楽は、「ABBA」 しかし、それ以上にはまったのが、ティム・バートンの世界(左・ジョニー・デップ、右・ティム・バートン監督)「チャーリーとチョコレート工場」が、始まりでした。 いよいよ公開の「アリス・イン・ワンダーランド」 今か今かと待ち焦がれ、春休みの間に、ティム・バートンの作品をほとんど見ました。 ティム・バートンの作品といえば、ジョニー・デップを起用されてる作品が多いです。 チャーリーとチョコレート工場が好きなのだから、始めに「シザーハンズ」を見ました。この切ない物語、実は・・・私は嫌いです。ヒロも、なんとも言えないラストに、苦笑いでした。(見てない人は、ぜひどうぞ~) ヒロは、3歳頃から映画を見てたのですが、その中に、奇妙な映画がありました。「ジャイアントピーチ」です。可愛いディズニー映画を好む一方で、この映画をレンタルビデオ屋さんで、自らチョイスしました。すごく変な映画だな~と、私は思ったのですが、3歳のヒロは、すごく気に入って見入っていました。 これが、ティム・バートンの作品であることを知ったのは、つい最近のことです。そして、もちろんこの映画、「ビートルジュース」もティムの作品です。皆さんは、これもティム作品だと知っていましたか?ティムは、ディズニーのアニメが出発点なのですよ。よく見ると、ビートルジュースとジャックは、同じタテ縞のスーツを着てますよね(笑) ほとんどの作品を見たヒロですが、この「ナイトメア」だけは、好きではないそうです。 そういえば、小さい頃から、この映画だけは、途中で寝てしまったんですよね(笑) ティムの作品で、R-15指定の作品があります。「スウィニートッド」です。これは、ジョニー・デップが主演で、ブロードウェイのミュージカルを映画化したものです。  残虐なシーンがあるため、R-15指定がついてるんです。 ヒロは、ブックオフで「スウィニートッド」の特集記事の本を買い、どうしても見てみたいと懇願してきました。 悩みました。 残虐なシーンは少しで、後は本当にミュージカルなんですね。 デップ様が歌ってます。「だから見たい!」と・・・ 私自身、この映画を見ていないので、「怖くなったら、見るのを止めること」という約束で、レンタルしてきました。 結果・・・ヒロは、ものすごくはまってしまい、DVDが欲しいと訴えてきました。 CDを借りて録音し、車でも聞きたいと言い出しました。 この映画、本当にミュージカルなんですね。セリフのように歌います。 しかし、DVDを購入するのは、本当にいいのかしら?と悩みました。 現実と想像の世界が、分からなくならないか?この映画のシーンと同じことを、発達障害の女の子が起こした事件が、私の脳裏をかすめました。 ヒロを呼び、向かい合って話し合いました。スウィニートッドの世界は、現実とは違うということ、映画の中のようなことを、現実にしてはいけないこと。そのことは、わかってるのか?と聞きました。 ヒロは、もちろんわかってる。歌が好きなので、DVDがほしい。残虐なシーンは、いつも見ないようにしている。そんなことは、絶対してはいけないことだとわかってる。あれは、映画だから好きなの。お母さんとの約束は必ず守ることが出来るから、だからDVDが欲しい。 と、答えました。 残虐な映画を見ることが、必ずしも悪いとは言いません。 私も、ホラー映画が大好きでしたから、小学生から高校生のときまでよく見ていました。こうやって、 きちんと向かい合って話合うことが大事ですよね。そういう機会が持てたことは、よかったかもしれません。 アマゾンで中古のDVDを780円で購入しました。 春休みに、アリス・イン・ワンダーランドの特集の本を買いました。 ヒロが、読んでいたのですが、私も読んでみることにしました。 すると、そこにびっくりした記事があったのです。 ティムのパートナーであるヘレナ・ボナム=カーターが、彼に付いて語った記事、 「私は、多分彼はアスペルガー症候群じゃないかと思ってるの。症候群と言っても決して悪いことじゃない。私は、逆に長所だと思ってる。」 ヘレナは、最近ドラマで自閉症の子供を持つ母親の役を演じたため、アスペルガー症候群の児童たちのリサーチを行ったという。「ティムに殺されるかもしれないけど、彼はアスペルガー症候群の特徴を多く持ってる。自閉症の子供のビデオを観ていると、彼自身"僕が子供の頃感じていたことと全く同じだ"と言うの」「自閉症の子供たちには集中力があるでしょう。彼も仕事をしている時には人の言うことが聞こえない」「でも、そのおかげで彼は素晴らしい父親になっている。信じられないようなユーモアのセンスと想像力で。他の人には見えないものが彼には見えるの」とヘレナは英紙に語っているそうだ。  ある記事では、小学生の頃、現実の世界が夢の中なのか、夢の世界が現実なのかわからなかったと、自身のことを語っていた。 あの独特の世界観は、ヒロの頭の中と通ずるものがあるのか・・・ 天才になればすごいんだな~! 『アリス・イン・ワンダーランド』土曜日の公開初日に見に行く予定です。 ぜひ、皆様もご覧下さいね。 ティム・バートンの世界を、また違う視点から見れるかもしれませんよ。

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