チェンライ 火災後のプーチャイサイプーチャイサイマウンテンリゾート&スパ前回ご紹介しているプーチャイサイリゾート&スパ、にマウンテンがついたのは(笑)、2006年火災後のこと。 捻挫したあたしを気遣ってくれたピレネー犬のしゅうしゅうが気になり、またスタッフのみなさんのことも気になったので、再度訪れてみたところ、火災に負けず、なお素晴らしいホテルになっていました。客室は虫が入らないきちんとした窓枠ができ、前回の美しいけど粗野なイメージはまったくなく、野性味あふれるおしゃれなお部屋! 従業員の皆さんも山岳民族を意識した黒と刺繍の衣装。ただし英語がまったくわからないスタッフも多く、タイ語の勉強に役立ちますよー! まずは素晴らしい眺めのロビーでウエルカムドリンクを飲みながらチェックイン さて、今回のお部屋はエクゼクティブスイート。Jトラベルさん(http://www.chiangraitravel.com)で3300B!これは安い!前回は気をきかせてくれたマネージャーさんがこのカテゴリーではなくツーベットっていう広い部屋にしてくれたんだけど、カテゴリーはスーペリアだったので、今回こそこのカテゴリーに泊まりたかったんだーー。 焼けてしまう前も全部竹で素敵だったけど、窓の隙間から虫が入ってきて大変だった。でも!焼けた後、竹と茶色いコンクリートをバランスよく使っていて、前回みたいに虫には悩ませられなさそう。おまけにちょっとソファーの布のセンスとか変なのー、って感じだったけど、もうそんなことはなし!従業員さんと同じ山岳民族の布を意識した黒と刺繍を生かしたシックなファブリック。ベッドは天蓋付のお姫様ベッドですよーー。以前はこんなのなかったもん。広いリビングエリアには素敵な照明。とにかく居心地が良い。バスローブもスリッパもあるし、以前はなかったアメニティーがきちんとしていたのは良いですね。 バスタブもあるし、広ーいテラスもあるけど、あれ、あれれ?冷蔵庫がない。これはすごく嫌だった。なんと氷も有料です(!!!)。冷蔵庫ないからすぐ溶けちゃうし、これはかなり・・・マイナス。でもまあいいか。ペニンシュラもお氷持ってくるとチップ渡してたし、そんなもんだよね。 まあ、ビールすら冷やせない冷蔵庫なしっていうのはさておいて・・・(でもがっかり)ルームサービスもテラスでいただけるし、最高。 テラスからの眺めは、桃源郷のようです。 美しい田園風景を取り囲む色濃い山々。しかも音は小鳥のさえずりと、蝉の声、虫の声、たまに響く「トッケー」というトカゲの声・・・自然の中で、動物たちの声を聞きながら、ソファーにひっくり返ってお酒を飲む!日差しがあたらない場所は山の上だけあってとても涼しいんです。 山一つがリゾートだけあって敷地内はひろーい!しかもいろんなところにかわいいオブジェやお休みスポットがあるんです。しかも景色は絶景(^^)! 今回一番ショックだったのはプールが工事中だったこと・・・ 本来はこんなに素敵なプールなんですが・・・・ というわけで、この3日間はプールヴィラのプールを使わせてくれることになりました。プールヴィラなんて滅多に行けないし、これはうれしい! プールヴィラまでは車で送ってくれるんですが、英語ができない従業員さんたちにプールにバスタオルを持ってきてもらったり、迎えに来てもらうのは大変でしたー。でもタイ語の本から単語を拾って勉強。おかげでプールが「ワイサイナーム」って覚えたぞい! それにまるで、プールヴィラに泊まっているような自分たちだけのプールって言う感じがたまらなく良くて、今回はこのプールに来れたことに大感謝。怪我の功名ってこういうことをいうのねー。 ここはオーナーズヴィラの一つで、大金持ちが別荘として使っているプールヴィラ。だからパーティーにも使えそうなオープンエアの大きなリビングやキッチンがつき、ちゃんとした綺麗なトイレもある。さらにベッドルームも2つ。部屋には入れませんがリビングでのんびりしたりできて、快適ーーー。 いつも使う普通のプールよりははるかに小さいけれど、田園や山を望んで、ぽちゃぽちゃ泳げます。 レストランは相変わらず素晴らしい大自然の中。 夜電気がつくと容赦なく虫が飛び込んでくるけど、まあ、山の中だからしょうがないよね。 慌てふためいてると「ふふっ。デコレーションよ」と2年前のことをすぐ思い出してくれた、佐伯ひなこ(漢字忘れた)似の女の子(かなり狂気レベル高め)が不気味な微笑を浮かべてくれました。 ただしタイ料理、北タイ料理をがっつり食べれるかって言うとそんなことはないです。正直タイ料理の味のレベルもそんなに高くないかも。 ガイヤーンもない。でもコームーヤーンは特別に作ってくれました(^^)。でもガイヤーン(焼いた鳥)を頼んだらしらっとした顔でガイトー (から揚げ)を持ってきやがりました。が、まあこれが意外とおいしかったので許します。 あとゲーンハングレーはありましたね。 外国人観光客を意識しているのか、イタリアン、フレンチなどのインターナショナルフードは充実。特に鴨のロースとはおいしかったぁ。 それから併設されているバーの雰囲気が変わってた。室内にハンモックを移動。もっとシックに寛げるスペースになっとった。 食事の間ピアニストがずっと演奏していてくれます。なんか2年前会ったときより痩せてたなぁー。あと以前はしゅうしゅうがテーブルをまわってきてくれたけど、今回はやたら走り回るちっこい犬3匹。しかもえさをねだる。しゅうしゅうはそんなことしなかったぞっ! そうそう。タイでは珍しくないんだけどゲイのカップルさんもいて。で、これが聞き耳を立てていたら片方は日本人だってのに、あたしたちってば「ほぼ、ほもだねえ」なんて言っちまってました。ごめんなさい。でも仲の良い素敵なカップルでしたよって、フォローになってないですね(汗)。 朝食・昼食を食べる場所が新たたに増えておりました。厨房の近くに作ったのかな?本当はいつもの席とか、もっと森の方の席の方が朝は気持ちがいいんだけどなあ。しかしあの3匹のバカ犬の中では一番おりこうさんなわんこくんが足元で和んでくれていい感じです。 スパ ここのスパは結構有名。せっかくだから受けねば。ってなわけで行ってみましょう♪ あたしはタイにて焼けた肌をなんとかすべくフェイシャルを受けたんだけど、自分が暗闇でパニックになることを忘れていて、顔を石膏みたいなもので固められそうになってマジでびびりました。で、わーわー、なんとかしてー(涙)、とお願いしたところ、私の担当のおねーさんはとってもいい人で、目がガーゼになっていて、ちゃんと外が見えるものにしてくれました。しかも呼吸が楽なようにクチの部分もガーゼ。ふはー。ホアヒンで同じものやったときには発狂するほど恐かったのをがまんして、ぜんぜんリラックスできなかったけど、これなら安心でーす。そして顔もつるつるになりましたよ! そして、大好きなしゅうしゅう含めて大型犬たちは、専用の大きな「犬のヴィラ」に住んでいるのです。2年前はしゅうしゅうがレセプションやレストランにいてくれたから、遠くの犬の家にいるのはなんともさびしかったけど、特別にお願いして連れて行ってもらっちゃいました。でも何よりもうれしかったのは「しゅうしゅうは元気ですか?」とレセプションで言ったら、現在オーナーのおばあちゃんがとっても私によくしてくれたこと。その夜には「あなたはしゅうしゅうが好きなのよね?」と情報共有されていてびっくり。プールに行く際にも車を運転してくれたおにいさんが「しゅうしゅうに会いに行く?」といって連れて行ってくれたり。 そして最終日には「何時に行く?」といって、みんな気を使っていて待っていてくれました。このホテルのよさもスタッフの皆さんのあったかさですねー。 犬小屋まではぼこぼこ道を車で5分。それもものすんごい景色のいい、しかも普通のヴィラみたいに調度品やリビングセットがあるような豪華な小屋、いや小屋じゃねえ、東屋! こちらしゅうしゅう!再会の喜びに感動!!最初はばふばふしてたけど、「しゅうしゅう!」といって抱きしめたら急におとなしくなって、周りの従業員さんも「覚えてるよ!」と言ってくれてうれしー。 で、犬の家に向かう最中に、同じピレネー犬が脱走!山道を白いふわふわのピレネー犬が必死で走り、後ろからおにぃーちゃんがまた必死で追いかける様が笑えたんだけど、全部しゅうしゅう一家みたいです。 しゅうしゅうのママ、ゆき しゅうしゅうの嫁 犬小屋にいたちびちゃん また、チェックアウトの際に、あたしたちが出て行く時間に合わせ、あたしたちにかかわったスタッフの皆さんがみんなフロントで待っていてくれたのも感動でした。2年前もお世話になっためがねのにーさん(元フロントマネージャーと一緒にメーサイまで来てくれたり、つたない英語を必死で理解&フォローしてくれた)、オーナー。しかもオーナーは空港まで送ってくれたんですよーー。もう感涙です。また絶対戻ってくることを約束しました。 とにかくここは人が素晴らしい。田舎の人の素朴さと心の温かさに触れた3泊4日だったなあ。 大自然の中で何もしないことがいかに素晴らしいか。テレビのない生活ってどんなもんなのか。動物とのふれあいがいかに心を癒してくれるか。 いろんなことを教えてくれるプーチャイサイマウンテンリゾート&スパ。あたしはまた必ず行きますぞ! 来年も必ず行きます! |