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カテゴリ:珍品・その他
![]() 最近、大分暖かくなってきました。(その分花粉が辛い季節ですが^^;) 久しぶりに芸術的なものに触れたいと思い、美術展に出かけることにしました。 少し前にテレビで宣伝をしていた「ルノワール+ルノワール展」に出かけることにしました。 場所は渋谷の東急BUNKAMURAです。 出かける前にサイトを見ると、混雑状況のお知らせがでていました。週末は混雑しがちである的なことが書かれています。 既に公開から一か月くらい経っているはずですが、日本人は(日本人に限らず?)ルノワール好きが多いので盛況なのでしょうか。 でも、気にせずにいってみることにしました。 夕方4時前くらいに着いたのですが、おもったより混雑はしておらず、スムーズに入れました。 この展示会は、ルノワールと、その次男で、映画監督のジャン・ルノワールの作品を併設しながら、作品解説していくという企画でした。 私はこのジャンも含め、ルノワールの息子については全く無知だったのですが、ルノワールには息子が三人いて、長男は俳優、次男は映画監督、三男は陶器の絵付け画家として、どれもかなり大成したようです。ある程度巨匠ルノワールのネームバリューによる後押しはあったのかもしれませんが、これだけ三人とも大成するとはすごいと思いました。 (なぜか石原都知事と息子たちを思い出してしまいました。) 次男ジャンは、最初三男のような絵付け画家として、その世界でも名声を得つつある状態だったようですが、途中から映画の世界に転身していったそうです。 いくつかジャンの手掛けた陶器がおかれていましたが、素人目ながら優れた絵柄だと思いました。 上述したように、私はこのジャンという人を知りませんでしたが、20世紀前半のフランス映画界では、著名な監督の地位にあったようです。して、やはりルノワールの息子ということで、このジャンの作品には、ルノワールの絵画作品へのオマージュとされるシーンが頻出するのだそうです。 本展覧会は、このジャンの映画の象徴的なシーンを10点近く上映しながら、そのシーンに影響を与えたとされる父ルノワールの作品を併設して、解説していくというスタイルがとられています。これまでルノワールにまつわる展示会は幾度となくあったと思いますが、非常に斬新なスタイルだと思いました。企画の妙だと思います。 絵画も60点ほど出展されており、満足できるボリュームだと思いました。 ちょうど10年前、卒業旅行のパリで見たオルセーやオランジュリーの有名な作品も何点かふくまれており、懐かしく思い出しました。 久しぶりに美術展にいって良かったと思いました。 また面白い企画が来たら出かけたいと思います。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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家内も行ったのです。絵画と映画の面白い結びつきですね。
(2008.03.02 22:26:38)
saltyfishさん
>家内も行ったのです。絵画と映画の面白い結びつきですね。 ----- 返事が遅くなり申し訳ありません。 奥様もいかれたのですね。個人的感想ですが、有名な作品も多く、作品数も多過ぎず、少な過ぎずで、良い展覧会だと思いました。 (2008.03.15 23:48:06) |