皆さん

今年も一年ご苦労さまでした。後、二日ありますが、楽天株式会社は本日が最終営業日です。
今年は、楽天にとっても、日本にとってもいろいろなことが起こった一年でした。　昨年の
サブプライム問題より発生した世界同時不況。　いち早く立ち直ったのは、BIRCS、ASEANなどの新興国でした。　

The world is flatという本がありましたが、インターネットは本当に革命的なツールであるとの思いを強くしております。世界中の情報にどんな人でも即座にアクセスできるツールが世界の勢力図を大きく変えようとしています。また、ブロードバンド化により今までできなかった遠隔地とのコミュニケーションが超低コストで実現できるようになりました。あるゆるサービスのルールが変わろうとしてる訳であり、この世界ベースのガラガラポンにより国際的な勢力図も大きく変わります。

楽天は昨年から国際化を積極的に推進しております。現在好調の台湾楽天市場、タイのタラッド、米国のリンクシェアをはじめ真の意味で国際的な企業を目指します。閉じられた日本のインターネットだけではなく、如何に世界に羽ばたくか大きな挑戦ですが必ずやり遂げようと思っております。　ネットメディアと流通と個人金融の融合という世界にない新しいモデルを楽天は確立しつつあると思いますが、同じものを海外でも時間をかけしっかりと構築をしていきます。2010年はかなり多くの国に進出することになり一層忙しくなりそうです。

技術に関しても、Rubyをベースとした楽天独自のクラウドテクノロジー、ローマやフェアリー、独自リコメンドエンジンなどなどオリジナルなテクノロジーを推進するとともに常に
先進的なアーキテクチャーの取り組み、安定的なシステム運用を益々推進していきます。技術研究所については大幅な増強を行い技術面での優位性を高めたいと思っております。また、北京大学、インドIITを始め海外の新卒も大幅に採用を増やす予定です。

来年は、楽天タワー２号館も完成します。このオフィスは”超”オフィスというコンセプトの
もと新しいオフィスの形態にチャレンジしたいと思っています。また、どこかでご説明したいと思います。

いずれにしましても、2009年は本当にお世話になりました。
そして2010年はますますよろしくお願いします。