ロタ・2002年
飛行機は10:30発のNW機。空港まで道路が渋滞することを考えて早めに家をでる。 道路は結構スムーズに走れ、駐車場には集合時刻の1時間も前につきそうな気配。余裕だ~と思っているとねーねが「ゲロゲロ出る~!」といいだす。ねーねは車酔いしやすい体質なのだ。駐車場についたところで食べたばかりのおにぎりを排出。気分をすっきりさせ、なんとか回復。しかしこの駐車場がえらく込んでいて、手続きをして車を止めると、もういい時間になってしまった。 空港に着き、チェックイン。すると、なんとNW機は、4時間ぐらい出発が遅れるということ。え~、ロタ行きの乗り継ぎに間に合わないよ~!! 係りの人に伝えると、しばらく席をはずして確認しに行ってくれ、JO(JAL)に振り替えてくれることになった。 しかし、JOの出発時間は、NWよりも30分早く、ターミナルも違う! 急いで第二ターミナルにダ~ッシュ!! チェックインするにも長い列。傷害旅行保険もまだ入ってない。 子供を一人づつ受け持ち、2手にわかれて手続きを何とか済ませ、出国手続きも列の途中に入れてもらい、なんとかギリギリ間に合った。 今は出入国カードを記入しなくてもよいことになったので助かったけど、もしそれを書いていたら間に合わなかったかも。 こんなに慌ただしい出発は初めて。もう間に合わないかもしれないとハラハラし通しだった。機内ではぐったり。 リクエストしていたチャイルドミールも、急にJOになってしまったのでなし。 でも、こどものおもちゃとしてJALの飛行機のプラモデル(?)と、砂遊びの型をもらってご機嫌なこども2人でした。 サイパンで乗り換えて小さな飛行機で、ロタへ。 子供2人はすでにお休みモード。 親は窓から見える碧い海にわくわく! そしてロタ空港。空港には迎えに来てくれるはずのホテルの人がいない! 近くにいた空港で働く女性が気づいて声をかけてくれ、ホテルに電話を入れてくれた。 一刻も早くホテルで休みたいのにー!はー、前途多難・・・(T_T) 待つことしばし。お迎えの人がきてなんとかホテルに着いたのでした。でもこのお迎えの人、一言も遅れたお詫びのことばなし。 プンプン! 宿泊したホテル(ココナッツビレッジ)のプール&景色 というわけでロタココナッツビレッジに到着。 ここでは日本人スタッフの方が、送迎が遅れたことをまず謝ってくださったので、プンプンしていた気持ちも落ち着いた。 部屋はコテージ風の籐の家具がナチュラルな雰囲気で、素朴な感じのホテル。一応海が見えるのでオーシャンビュー? コテージの周りには、白い花がきれいな状態のままたくさん落ちていたので、灰皿に水を張って2つ3つ浮かべてみる。 あとで聞いたらプルメリアだった。 ホテル前の海はビーチにはなっていないが一応様子を見に行ってみる。水が透き通っていてきれい! 侵食されたゴツゴツした岩場が続いている。 5mmほどのかわいいヤドカリがたくさんいた。 海に沈む夕日を見ながらホテルのレストランで食事。 このとき座った窓際の席を子供達が気に入り、滞在中ずっと同じ席で食事をとった。 翌日はレンタカーを借りてまわるか、ツアーに参加するか迷ったけど、結局1日観光ツアーに参加することに。 1人$58だけど、効率よく観光地をまわるにはいいかなと思って。 第2日目 6月24日 晴れ時々スコール 朝から時々スコールが降る。今は乾季のはずなのになんで?(T_T) とりあえずホテルのバスに乗り込み、しゅっぱ~つ! 参加者は他に1組の夫婦と女性2人組の計8人。現地の運転手兼ガイドの方が説明をしてくれる。日本語が上手で何の心配もなかった。 まず向かったのが ソンソン展望台 。 途中戦前に日本人が建てたという小学校(コンクリートの部分だけが残っている)があった。左手に見えたサバナ高原ではスコールが多く、洞窟に水が豊富にたまるそうで、島の人たちの飲料水になっている。 ダートロードを通って展望台へ。 ソンソン村と海が一望できるのだが、ここの海の色はものすごく美しい碧。コバルトブルーっていうのかな。きれい~!! さて、ソンソン村展望台。 オレンジ色の花の木が所々に見える。フレームツリー。南洋桜ともよばれる。ガイドさんの話だと、今年は雨が多く、花も果物も例年より少ないらしい。いつもならこの時期、ハイビスカスもブーゲンビリアも咲き誇って一番きれいな時期なんだとか。 はー、残念。 ここの展望台には大きな十字架があって、クリスマスの時期にはライトアップされるということだ。 ロタ島ではほとんどの人がクリスチャンらしい。 といっている間にまたスコール。慌てて車に引き返す。 次に向かったのがロタ松島。 その名が示すとおり、ロタ版松島。 まあきれいなのだが、それよりも興味を引かれたのがその近くに造られたウオータースライダーつきのプール。 政府が作ったというこのプールは未完成のまま放置されているということだ。 なんでも波が高くなると、プールに海の水が流れ込み、魚がはいってくるんだとか。 せっかく作ったのにもったいないなー。 プールまで橋がかかっていたので橋の下から下を除くと、ごろごろと横たわるものが・・・。 なまこである。しかもその数、半端じゃない。 ここでは自由に釣りをしてもいいが、なまこはとってはいけないらしい。なまこは砂をきれいにしてくれる為らしいんだけど、それでこんなに増えちゃったのか(-_-;) 写真を撮っていたらまたスコール。 車に戻って次へ。 ついたところは、千本やし。昔やしの油を採取するために、日本人が植えたらしい。規則正しく植林されているが、台風などでだいぶやられてしまい、だいぶ数が減ったんだとか。 ここでもまたスコールにあう。トホホ・・・ 次はハニーガーデン。野口五郎が結婚式を挙げたところ。奥にウエディングケーキマウンテンと呼ばれる島がみえる。 ここでもまもなくおきまりのスコール。 早く次へいけっていう合図? 次は待ってました、 ガガニフルーツ園 。 ここでは園になっている、いろんなフルーツを食べることができるのである。 テーブルに着く前に、まずはさくらんぼの木からガイドさんが実をとってくれ、みんなに渡してくれる。 日本の佐藤錦より小粒でピンクっぽい。食べてみるとあま~い。 あまいんだけど、日本のさくらんぼの甘さとは全然違う。 濃厚な南国の味。日本のものとは似て非なるものという感じだ。 テーブルについてからは、ガイドさんがバナナの葉をテーブルに敷き、その上にいろんなフルーツを載せていろいろ食させてくれる。 パパイアには酢だちをしぼってくれたり、 アボガドにはしょうゆをたらしてくれたり、うん、おいしー。 スターフルーツ(輪切りにすると切り口が星の形でかわいい)はオレンジ色と黄色のがあったけど、オレンジのやつはびわに酸味をきかせたような味。黄色は酸味をきかせた梨のよう。(これはダンナの弁) まったりとあまいアティスというげんこつのようなかたちのフルーツや他にもあったけど、名前を忘れてしまった(-_-;) そして次に登場したのがココナッツジュース。 これはココナッツの実に穴を開けてくれ、ストローをさして飲む。 薄甘いんだけど、冷やしたほうが飲みやすいかなー。 全部飲み終わると、実をカットして中についた白いぷよぷよした部分を薄くカットして食べる。 ココナッツの刺身である。唐辛子ソースにしょうゆ、酢だちをミックスしたものにつけてたべると、ぷりぷりしておいしい!! イカ刺しの弾力を少しだけ残したような感じ(これもダンナの弁) 甘いフルーツが多かったので、味にアクセントがついてよかった。 でも、ホテルに帰ってバーベキューランチを食べるっていうのに(これもツアー料金にふくまれてる)もうおなかいっぱいだよー。 このころには子供も飽きてきて席を離れて遊び始めた。 大きな木にブランコや、ハンモックがつってあり、子供を遊ばせるのにもいい。おなかがふくれた2人はキャーキャーいいながら遊んでいた。 さて、ホテルに帰ってバーベキューランチ。 バーベキューというからには、庭でバーベキューコンロをだして、ジュージュー焼くのかと思いきや、いつものハイビスカスレストランでおさらに盛り付けられた1プレートランチだった。 ちょうどいい量で、満足、満足。 午後はスイミングホールとテテトビーチに行く予定だが、午後の出発まで時間が少しあったので部屋に帰って子どもに昼寝をさせることにする。 しっかり昼寝をさせないとメロメロになってしまう2人なので。 さて休息したところでスイミングホールへ。 水が透明ですごくきれいときいていたが、生憎引き潮。水は少なく、魚の姿も少ない(T_T)でも、負けずにシュノーケリングするもんね! 潜ってみると、確かに魚の姿はすくなく、目立つのはくらげ。 でも、大きめの魚が小さい魚を食べている瞬間を目撃!! あっという間の出来事だったよ。 ツアーの最後はテテトビーチ。CMの撮影にも使われるという美しいビーチなので期待はふくらむ。 しかーし、やっぱりここも引き潮で(あたりまえ)思ったよりも・・・なのでした。 気を取り直してシュノーケリング! 引き潮なので、浅く、どこまでも歩いていけそうな感じなのだが、無理やり泳ぐ。 おなかを珊瑚にすりそうでこわいよー。 そして底にまたごろごろ横たわるもの・・・ うわー、なまこだー!! 白いつるんといしたやつや、黒くてゴツゴツしたやつ、その数おびただしい。 えーん、こわいよー。 いくら水(砂だっけ?)をきれいにしてくれるといっても・・・ なんとなく、ナウシカのオームをほうふつとさせる姿形である。 もちろん他の魚もたくさんいたけど、なまこが気になって気になって仕方がない。 はーっとため息をつきつつ、海を出る。 ダンナとは交代でシュノーケリングしたのだが、私が海の中にいる間に、ビーチでパラソル&ビーチチェアを貸し出しているおじさんが、葉っぱで鳥を作って子どもにプレゼントしてくれたようだ。すごくよく出来ていて、ゆらゆら動く。 写真は葉っぱが新鮮なうちに撮ればよかったんだけど、帰国してしばらくしてからとったので、色あせちゃった。残念。 さて、この間、ちーことねーねはビーチチェアでおやつタイム。 海に入ろうと誘っても嫌がってダメ。 しばらくしてなんとかねーねが浮き輪で遊び始める。 ちーこは、親の体にしっかり手足をまきつけ、抱っこちゃん状態。 去年はちーこの方が全然平気だったのに、今年は怖いという気持ちが出てきたようだ。 ねーねは去年までものすごく怖がっていたが今回はまもなく楽しそうにプカリプカリ浮かんで遊んでいた。 やっぱり時期がくれば楽しく遊べるものなんだねー。 今は潮が満ちてくるのが、夕方から朝にかけてということで、明日は午前中にビーチに来るこにしよう。 5時にお迎えが来て、ホテルへ。今日は1日よく遊んだ。 夜、明日の予定をスタッフの人が聞いてくれ、コーラルガーデンへ行きたい旨話す。ボートでも、ビーチからでもいけるので迷っていたが、ビーチからだとゴツゴツした岩場を越えなくちゃいけないし、ガンガゼというするどい針をもったウニも隠れていて危険なので、勧められないということだった。 「シュノーケリングだったらテテトビーチでもいいじゃないですか」 といわれるが、コーラルガーデンはダイビングスポットにもなっていて、さまざまなコーラルや魚がいて美しいとガイドブックで読んでいたので、是非潜ってみたかったのだ。 少しはダイビングの気分を味わいたいということで。 スタッフの人が、子連れでボートにのせてもらえるかどうか、交渉してくれ、子連れでも大丈夫という返事をもらったのだが、予約状況からして明日のれるかどうかわかならいといわれる。 でも一応予約を入れて待つことにする。 第3日目 6月25日(日) 朝はシリアル&フルーツ。牛乳、コーヒーなどを部屋でとる。 昨日ツアーの途中でよってもらったスーパーで朝食用の食べ物を買ってきたのだ。 レストランでの朝食は、セットで$12と高め。(いろんなセットがあるので、もう少し安く抑えることも出来るが、バランスを考えて頼むと高めになってしまう。) 少しでも出費を抑えるため、旅行中の朝食は大体このスタイルにしている。 コーヒーは手軽なドリップタイプのものを日本から持参し、トラベルポットで水を沸かして作る。 グレードの高いホテルの場合は備え付けのものもあるし、ルームサービスも頼めるけど、私は自分で作っちゃうのが好き。 貧乏旅行のくせがぬけないなー。 さて、午前中は予定していたテテトビーチ。 今度こそはきれいなビーチで魚と戯れることが出来るはず!と期待。 ビーチまではホテルの送迎を頼む。往復で$5。 歩いていけるところにビーチがあってくれれば申し分ないんだけどなー。 さて、ダンナからシュノーケリング。 結構沖近くまで出たようで、魚がいたポイントを教えてもらう。 ドロップオフまでいっちゃうと、海はきれいだけど魚の数はあまり多くないということだ。珊瑚がちょこちょこあるちょっと手前のほうがいいということなのでそこをめざす。 海の底には相変わらず、なまこ。なるべく見ないようにして前に進む。 今日は昨日よりは満ちていて、海底から少し距離のあるところを泳げるので、昨日ほど気にならなかった。 魚も昨日よりやっぱり多い! チョウチョウウオや、シマスズメダイ、サヨリのような細い魚も群れで泳いでいる。 シュノーケリングも潮の状態で随分楽しめ方が違うものだと勉強になった。 お迎えの車にのってホテルへ戻り、食事をとって子どもに少し昼寝をさせた後、いよいよコーラルビーチへ向かう。 ボートにするか、ビーチから入るか悩んだ末、結局ビーチから入ることにしたので、ガガニフルーツ園(ここを下ったところにビーチがある)までの送迎を頼んだのだ。5時に迎えに来てくれるように言ったのだが、その時間は無理ということで6時になる。ガガニフルーツ園のブランコで子どもを遊ばせておけばいいかと思っていたら、園のお姉さんから園は5時で閉まるといわれてしまう。 えー、締め出されちゃうの~、さてどうしようか・・と思っていると、 「よかったら、5時になったら町まで乗せていって上げましょうか?お店を指定しておいて、ホテルの人にはそこに迎えに来てもらうことにしたら?」というありがたいお姉さんの声。 うわー、ありがとう!!そしてわざわざホテルに電話も入れてくれたのでした。 感激です! さて、いよいよシュノーケリング。やっぱりダンナから先に行ってもらう。 私はこどもとシャボン玉やおやつなどを食べながら過ごす。 ここは岩場になっているので、磯に小さなカニや潮溜まりには、小さな青い魚も見ることが出来、子どもも楽しかったよう。 テテトビーチにはあまりなかった貝殻もここでたくさん拾う。 (そのなかの一つが実は住人がいて、日本まで一緒に旅行することになる。) ダンナと交代で私が海へ。 ガンガゼがいるから・・ということを聞いていたので、ドキドキしながら海に向かう。海に入る間際、ガンガゼ発見。やっぱりいるんだー。用心、用心! 海に入ってみると、ものすごく透き通ったブルーで思わず「きれーい」って声が出てしまう。やっぱりテテトビーチとは全然違う。 海にはボートで来ているダイバーがいて、そのボートの付近をめざして泳ぐ。 この辺は、ダイバー達が餌付けしているらしく、チョウチョウウオ などの魚にあっという間に取り囲まれる。ごめんねー、私は何にも持ってないんだよー。そのうちにあきらめるだろうと思っていたら、ツンツンつっつかれてしまった。 うわー、びっくり。 モンガワラハギがあのユーモラスな顔での~んびりと泳いでいるのも見える。 サヨリみたいな魚の一団。 名前も知らないいろんな魚。そしてこの碧い海。 ここにいると、すべてのストレスがすーっと消えていくよう。きもちいいー。 ここでシュノーケルやって本当によかったよ。 帰りは、お姉さんの準備ができるまで、園のブランコなどで遊ぶ。バナナまで差し入れしてもらっちゃった。 子ども達も大満足。 そして、車に乗せてもらって町へ。車といっても軽トラックなので、子どもは前のシートにのせてもらい、親は荷台へ。がたごと道を走るの、面白かった。 ホテルに帰って荷物を置いた後、みんながいいという「トンガトンガカフェ」に行こうと思っていたのだが、子ども2人はもうまぶたが重そう。 仕方なく、ここはあきらめる。 子連れなのに、ここまで楽しめたんだから、十分。子ども達に感謝!です。 夜、ベットに横になっていると、「ケケケケケケケ・・・」という鳴き声。 なんだこれ?と最初はわからなかったが、どうやらヤモリの鳴き声らしい。 そして最後の夜も更けていった・・・。 第4日目 6月26日 さて最終日。お昼を食べたら空港に向かわなくてはならない。 今日はもう何もせず、のんびり過ごすことにする。 そうそう、この「の~んびり」こそ、島で過ごす醍醐味なんだから! というわけでプールへ。 プールからは海もみえるし、気持ちいい。他に客は誰もいなくて貸しきり状態だよ~。 ちーこは相変わらす、プールの中ではぴったり私にしがみついていたが、だんだん慣れてきて、最終的には1人で浮き輪につかまり、ぷかぷか浮けるようになった。 この変化、ビデオに撮ればよかったなー。 子どもには波のないプールのほうがいいらしい。 大丈夫?っていうぐらい元気に遊んだ。 さて、いよいよロタともお別れ。 またこの島に来ることはあるかなー? サイパンで乗り継いで一路、成田へ。 子どもは飛行機の中でも、空港から家までもずーっと眠り続けてました。 お疲れ様~。 |