中途半端な「こだわり」が命取りにも??
最近、帰省する時はいつも、百貨店で「なだ万」の弁当を買う。駅弁よりも、質が高く美味しく、価格に対しての満足感が高いからだ。いつも、1,575円の弁当を買う。 現在、これに匹敵するような駅弁といったら「極み弁当」しかないかもしれない。1日限定発売で、3,000円以上もする。先日、いつものように「なだ万」の弁当を買おうと思って行ってみたら、もう弁当を売っていないのか、惣菜だけしかなかった。仕方がないので、似たような弁当を探し、購入。電車に乗ってから食べようと開けてみると、こんな紙が入っていた。 「升本のこだわり」と題して、何か書いてある。亀戸大根たまり漬けとして、今に残る江戸の味として、亀戸大根へのこだわりが書いてあった。でも、よく見ると、「季節により亀戸大根以外の大根も合わせて使用することがございます。」とある。これを見て、「こだわりってこの程度のことだったんだ。」と思ってしまった。このような中途半端なこだわりだったら書いて欲しくないし、かえって逆効果ではないだろうか。もしも書くのだったら、「○月~○月までは、こだわりの亀戸大根を使用しています。」にした方がいいのでは?もしくは、季節によって大根の美味しい産地のものを使い分け、その薀蓄を書くとか。この「こだわり」でがっかりして、食べて「なだ万」との味の格差にがっかりした。値段は、ほぼ同じなのに、こうも違うとは・・・。美味しくないのだ。もうここの弁当は買うことはないだろう。