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2014年08月07日
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テーマ:お勧めの本(7265)
カテゴリ:読書
「わが友マキアヴェッリ」最後まで読み終わりました。
政変により仕事を失い家族を養うために別荘にひきこ
もることになったマキアヴェッリ、でも「君主論」を始め
とした彼の著作はすべてこの期間に書かれ、もし役人
の仕事をまっとうできたならば歴史に名を残すことはな
かっただろうと考えると、何が幸いするのかわからない
です。

マキアヴェッリは別荘にひきこもり賭け事に熱中する日々
を送るのですが、それでも友人との手紙のやりとりで政治
への関心を持ち続けます。作家と言うのは仕事や人間関
系が忙しすぎていつも動きまわっていてもなれないけど、
社会への関心を全く失っても創作意欲は生まれない、マ
キアヴェッリの場合は仕事を失った後にも人間関係には
恵まれ(そしてちょうど歴史の転換期でもあって政治から
目を離せない)今日まで残る著作を次々と書いていきます。
役人だった頃の仕事関係だけでなく20歳以上離れた裕福
な家の若者の知的サークルにも招かれ、師匠として慕われ
ます。書記官として各国の大使と交渉した過去の経験が
あり、政治のことを語り合う友人や若い弟子がいる、作家
としてはとても恵まれた後半生です。けれどもまた陰謀事件
に巻き込まれそうにもなります。ルネサンス期は本当に暗殺
や陰謀が日常茶飯のことだったのでしょう。それが1人の人間
の生涯から見ると身近な場所でどれだけの事件が起きている
かがよくわかりました。

マキアヴェッリが喜劇を書いていたというのにも驚きました。し
かも当時はけっこう評判がよく喜劇作家として有名だったとは
意外です。現実、思想、宗教、芸術、そして笑いや皮肉、残酷
さや下品さなどが複雑に入り混じったルネサンス期のフィレン
ツェでマキアヴェッリはまさにあの時代を象徴する人だと思いま
した。






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Last updated  2014年08月07日 16時48分28秒
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