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2015年11月27日
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カテゴリ:コミック


「王妃マルゴ」の2巻と3巻をまとめて読みました。
この漫画は登場人物が多くものすごく複雑なので本当
は日をあけて1巻づつ丁寧に読もうと思っていたのです
が、我慢できずに一気読みしてしまいました(笑)

2巻のマルゴは12歳から14歳、この時代は14歳くらい
で大人と認められ結婚もしていたようです。母カトリー
ヌはフランス大巡幸を行います。国王一家に家来や待女
なども全部連れた豪華な旅行、でもカトリーヌはただ
派手好きだからこのような巡幸をしたのではなく、国王
の姿を広く国民に見せることでフランスが国としてまと
まり、カトリックとプロテスタントの争いをなくそうと
考えていたようです。このあたりの考え方は祖先である
メディチ家のコジモやロレンツォが文化人や芸術家を集
めて豪華な祭典をやることでフィレンツェの豊かさを見
せつけ平和を保とうとしたのと似ていると思いました。

巡幸の間にはスペインに嫁いでフェリペ2世の妃となった
姉のエリザベトやナヴァラ女王ジャンヌとも会い、そこで
また豪華な宴を催します。プロテスタントのナヴァラ女王
ジャンヌはカトリーヌへの対抗意識も強く、田舎者とばか
にされないよう派手な宴を催します。そして王子のアンリ
がカトリーヌの息子達より背が低いことを気にしたり、母
であることを丸出しにしているのが微笑ましいです。カトリ
ーヌも三男のアンリを溺愛し、病弱で気弱な次男シャルル
(兄の死で国王となった)を叱咤激励したりと母親らしい
です。2人とも母親らしい微笑ましさを持ちながら、いざ
戦争になると捕虜を殺したり謀反を起こした者を容赦なく
処刑したりと残酷になります。男だと宗教や信念の違い、
祖先の恨みや父のかたき討ちなど理念や直接関係ないこと
で争い残酷になるけど、女の場合は夫や子供が殺された
り危険な目にあった、侮辱されたからあの女が憎いと言
うような直接の被害や感情的なことが原因で残酷になって
しまうのかもしれないと思いました。

マルゴを中心に見て母はメディチ家のカトリーヌ、父は
フランス国王アンリ2世(騎馬試合の催し物で怪我をして
亡くなる)長兄フランソワと結婚したのはスコットランド
女王メアリー、姉エリザベトはスペイン王妃、2人の兄シャ
ルルとアンリはやがてフランス国王となり・・濃い家族で
す(笑)そこにカトリックで父のかたき討ちを誓うギース
公のアンリやナヴァラ王子(ジャンヌの息子)も加わり、
さらに待女や従者との絡みも加わって誰が誰の子でどこと
争っているのか、この人とこの人が愛しあって、え、この
人も絡んでくるの(笑)と複雑なキャラクターを見事に描
わけていてすごいです。漫画の面白さが詰め込まれた作品
でついでに世界史にも詳しくなる、苦手でない人限定だけ
どお勧めです。








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Last updated  2015年11月27日 17時37分24秒
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