イル・ディーヴォ
アンコール(DVD付)イル・ディーヴォ,イル・ディーヴォ&セリーヌ・ディオン知り合いの方からとってもいいという紹介があったので、一番なじみのありそうな曲の入ったこの「アンコール」DVD付を購入してみました。とても聞き心地のよい歌声と聞いたことのある曲で気分よく聞くことができます。歌っているのはカルロス(スペイン)、セバスチャン(フランス)ウルス(スイス)、デヴィッド(アメリカ)と出身国がみな違う4人の男性歌手です。最初にDVDを見てイメージを作ってはいけないとまずCDの方から先に聞いたので顔はよくわからないのですが、たぶんみなハンサムでしょう(声の感じでは)スペイン語で歌っているためか、スペインの雰囲気を感じられる歌が多いです。強烈な日差しの中で咲くひまわりの花とか、乾いた大地と風車、宮殿の中庭にある噴水etc・・・あ、スペインにはまだ行ったことありません、イメージです。でも歌を聞いているとスペインの映画を見たりこの国へ実際に行ってみたくなります。2番目の曲「イザベラ」では中央アジアのソグディアナとかウズベキスタンみたいな場所の風景が頭に浮かびました。荒涼とした土地、厳しい自然に囲まれた場所での人間の営みや野に咲く小さな花、などが見えてきます。6番目の「アヴェ・マリア」この曲は聞いていて涙が出てきました。もちろんキリスト教の聖母マリアなのでしょうけど、もっと大きな人間の犯した罪を許して包み込む存在、広い大地に静かに降り積もる真っ白な雪、そんなイメージを感じました。生と死を超えて憎しみを許せる世界、そんなものがふっと見えてくるような、そんな歌でした。