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テーマ:今日のこと★☆(106273)
カテゴリ:雑談
本日、ひやり、、と凍りつく事件発生。
仕事後帰宅してダラダラと過ごしてからチビが退屈してたので近くのショッピングセンターへ行ったときのこと。 1ドルショップをチビとブラつき、その後外に出て駐車場脇の道を歩いていたんだが、もも造は権造のすぐ後ろに、ここ造は10歩くらい前を買ったばかりの巨大虫眼鏡を握り締めて走っていた。前からアヤシイ風貌のデカイおばさん(推定50代後半)が、ショッピングセンター内のスーパーのカートを押しながら歩いてくる。服装もカートに山積みした私物も全てアヤシイ。ここ造をじっと見ているので、瞬時にヤバいと思い『ここ造っ!』と呼びここ造がこっちを振り返って止まったその時にそのおばさんがここ造に駆け寄りいきなり抱きついた。 一瞬、棒立ちになり、すぐにダッシュでここ造の所に駆け寄り おばさんを突き飛ばそうとした時におばさんはパッとここ造から離れて今度は後ろでぽかーんと立ち尽くすもも造に駆け寄りギュッとまた抱きつく。ここ造の手を引っ張ってすぐに戻ってもも造をおばさんから引き離そうとすると、おばさんはこっちを向いてニコリというよりはニヤリとした微笑を権造に向けた。 全く知らないおばさんである。いい人なのか悪い人なのか区別がつかない。 その微笑が紙一重なのだ。 刺激しちゃコワイと思い、引き離さずにそっと引っ張り権造の所にもも造を引き寄せてみて、2人のチビを後ろに押しておばさんと対峙。 『、、、チニータ?』←中国人か? 『シィー。』←Yes。 無駄な話は辞めにして正直な話も辞めにして、とにかくチビの安全確保をとジリジリ後ろに進みながらおばさんから離れてみる。すると再びおばさんは走り寄ってきてここ造を抱きしめる。ヤバイ、このおばさん、絶対にヤバイ。本能的にそう感じてるが逆ギレ覚悟で引き離したほうがいいのか、刺激せずにそっとしたほうがいいのか瞬時に判断がつかない。 先にここ造が怖がって腕から抜け出したのでそのまま引っ張り権造の後ろに押しやり、ダッシュで走ろうにもチビ2人を抱えてだと間違いなくおばさんの方が優勢になる。チビはなんとなく変だと思ってるようであるが、怖がって泣き出したり権造にしがみ付いてくると益々動きが取れなくなる。知らん顔してとりえずどんどん離れたほうが良さそうだ。チビの手を両手に握り、歩き出した。 おばさんはカートを押しながら同じ距離で進んで来て相変わらずニコリとニヤリの中間でチビから目を離さない。後ろに居なよ、と日本語でもも造に注意して、そのまま車の方に行こうとするとおばさんカートをほったらかしにして今度は歩いてついてくる。車に辿り着いてドアを開けてチビを押し込んでる時かなんかにチビに襲い掛かったらどうしようと思い、明るいし人の居る店舗の並んだ方に戻り始め、いざって時はケーサツ呼ばねばとバックに手を突っ込むと、、。ああああぁぁぁ~~!携帯置いてきちゃったよ、家に。 ちょっと出かけるだけだからと財布だけ近くにあった小さいバックに移したんだった。。 再びバックの中に手を突っ込み、ゴソゴソやってみるも武器になりそうなものも見つからず、いざとなったら素手でも闘おうと決意し、チビの手を引っ張りやっと店舗沿いのコンクリートの通路に到着。おばさんはなにやらスペイン語でブツブツいいながらずっと後をついてくる。 とりあえず、どっか開いてる店に入らねばと思い最寄りの店まで行く途中、前から家族連れがやって来たので後方におばさんの視線を感じつつ、おとうちゃんにヘルプミー視線を送ってみる。 おとうちゃんは気付いてくれたらしく、 『アーユーオッケー?』 権造がアゴで後ろを指すと、おとうちゃん素早く察知して妻子になにやら言葉をかけて権造の元へ。そのまま権造の横に並んで歩き出し、どーしたんだ?知らないけどおばさんがチビにまとわり付いてくるんだよ、と3秒ほど言葉を交わすと、後ろからおばさんの叫び声がした。 ワットイズユアネーム??? 権造、振り向き、ミー?と聞くと ノーノー!!ニーニャ、ニーニャ!!←女の子 ヤバイやっぱウチのチビ狙いだ、と思った瞬間、おとうちゃんがなにやらスペイン語で威嚇。おばさん、デカイ声でとりつかれたようにベラベラ喋りだす。 こうなりゃケーサツ呼ぼうと、おとうちゃんに携帯貸してと言おうとしたら、おばちゃんは権造の前に走ってきて立ちはだかり、じぃぃぃぃい~~~っと権造の顔を見た後、目を逸らさずに手を合掌して深々と一礼。 そして、、そのままスタスタと行ってしまった、、、。何度も振り返りながらかなり離れたカートの所に、、、、。 ヤバイよね、あのおばさん絶対にヤバイよね、とおとうちゃんと話し、おとうちゃんとその家族は車の所まで付いていくと言ってくれたのだが、おばさんの方を見ると首だけこっちに向けたままどんどん遠くにカートを押して進んでいる。 あれだけ離れたから大丈夫だよ、車そこだし。とおとうちゃんに礼を述べて、そのまま車に乗り込んだのだが。 『シーイズストレンジ。』←もも造、奇妙な人だとハッキリ認識。 『そうだね。』 『イズシーバッドパーソン?オアグッドパーソン?』 『ウィードントノー、もも造。分からない時は絶対に寄って行かない。危ないから。』 厳重注意しながら帰宅した。 その後、あまり言うとくどいので その件には触れずに過ごし一日終わったんだが、今思い出して書いていると、やっぱりあのおばさんは普通ではなかったし怖かった。 動いてる車の前にチビを突き飛ばされたり、刃物なんかを持っていたりなんかしたら大変な事になっていた。しばらくあのショッピングセンターに行くのは辞めようと思ったりしたが、何か武器みたいなものを持ち歩いたりしたほうがいいのか考えてしまった。 アメリカに来てしばらく経ったころ、一時スタンガンを携帯していた時期がある。 とあるストーカーに悩まされて真剣に私生活に支障が出ていたからだ。 周りの人からは権ちゃん、ヤバイから拳銃とか持ったほうがいいかもよ、と言われたりもしたが、持っているという事は人を殺すという意思表示であり 怖くて拳銃などは持てなかった。 よってスタンガンだったのだが、今となってはどんな武器も鞄に持って歩くのは難しい。チビらが間違って使ってしまってとんでもない事故に発展する恐れがあるからだ。 チビらの興味を引かず間違って使われることもなく鞄に入る小さいサイズのいざとなったら身を守れる武器。。。。 思いつかないよな。こうなりゃ、素手で戦えるほど強くなっておくのが一番正解かもしれない。大学生の時に短期の授業のセルフディフェンスのクラスを取ったこともあったっけ~と思い出したが、やっぱり真剣に何か身につけておこう。もも造にもちゃんと空手を続けさせようと心に誓った。 いざとなったら自分の事などどうでもいいが、チビをきちんと守れる親でおらねば。 しかし、イッチャッテル人というのは怖い。非常に怖い。 特にギリギリライン上の人の場合、一瞬で判断が付かずに怖い。 精神的にゾゾゾ~~っと来たのは久しぶりだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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