のらりくらりと行きたい

どれだけアメリカに住んでても興味を持って調べない為にさーーーっぱり意味も知らずに祝ってる祝日はたくさんある。

この手の祝日は『イベント』の意味で受け取ってしまい、例えばこの前あったセントパトリックデーなんてのは、『緑のものを身につけていないとつねられる』とか『この日にアイリッシュ系のバーやパブでお祭り騒ぎがある』程度の知識しかない。
よってチビ達もグリーンのTシャツ着たりネックレスしたりして学校に行き、権造もグリーンのTシャツで仕事したりしたんだが、チビ達が学校に通う今、逆にチビから教わったりするオソマツさである。

今月は１２日がEaster(イースター)であり、コレは『復活祭』だと言う事は知っているが、コレもやはり『チビがウサギの耳をつけたりしてエッグハント（卵拾い）して遊ぶ日』くらいの知識しかない。キリスト教の祝日で、復活祭と言うくらいだからきっとキリストが復活した日なんだろうという事は想像がつく。

お助けWikiによると、簡単な説明では：

復活祭（ふっかつさい）はキリスト教の典礼暦における最も重要な祝い日で、十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目によみがえったことを記念する。「復活の主日」、あるいは英語で「イースター」とも言われる。復活祭は基本的に「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝われるため、年によって日付が変わる移動祝日である。2009年の復活祭は西方教会では4月12日、東方教会では4月19日。

となっている。んじゃー、卵やウサギが登場するのは何故？って事になると益々さっぱりなんだが、これまたお助けWikiで調べてみると：

卵を飾る習わしは、キリスト教および復活祭よりもかなり古くから存在する。卵とウサギは、古来より豊壌のシンボルだった。イースター・エッグの起源を語る物語は数多く存在する。1つには、イエス・キリストの復活は赤い卵と同様ありえないとある皇帝が言ったため（マグダラのマリア参照）、さらに言えば、イースター・エッグの伝統は四旬節の間の節制（断食）が終わることを祝うためである。西方教会では、卵は「肉類」と同様に見られ、四旬節の間は食べることを禁じられるのである。同様に東方教会では、血を流さずに採られる卵は酪農食品（乾酪）に分類され、大斎中は肉や魚とともに禁食の対象となる。
もう一つの根強い伝統は、イースターを祝うとき友人に赤く染めた卵を贈るというものである。この習慣はマグダラのマリアに起源を持つ。キリストの昇天の後、彼女はローマ皇帝の元に赴き、赤い卵を贈って「イエスが天に上げられた」ことを示した。それから彼女は彼にキリスト教を説き始めたのである。卵が象徴するものは、墓と、そこから抜け出すことによって復活する命である。
赤は、卵で示されるように、キリストの血によって世界が救われることを表し、またキリストの血によって人類が再生することを表している。卵そのものが復活のシンボルであり、休止の間もその内側に新しい生命を宿している。卵を固ゆでにするのは鶏が生み出した食べ物を浪費しないためで、同じ理由からスペインの伝統的な復活祭の料理オルナソ（hornazo）は固ゆで卵を主要な材料とする。

と書いてある。

むーーー。なんだかすごく宗教色の濃い行事のようである。
チビの学校では毎日朝の礼拝があるので、この辺の話なんかも聞いてきているのであろうが親の方はさっぱり。宗教はその人その人の自由なのだが、行事の背景くらいはやっぱり知っておかねば、、とついつい反省してしまった。

来週は春休みで学校が１週間お休みであり、イースターのイベントは明日である。
チビは恒例のエッグハントが学校であり、明日は『春らしい格好で』と注意書きにあったので、ここ造には春カラーのワンピでも着せて行かせようと思っている。
もも造はさすがに小学生だからエッグハントはもう無いだろうと思って安心してたら、火曜日持って帰ってきた通知に『急でワリィ。エッグハントやりたくなっちゃったから卵ヨロシク。』と先生からのメッセージが書いてあり、急遽エッグハント用の卵の仕込が倍になってしまった。もちろんホンモノの卵ではなくプラスチックの殻の中にお菓子なんかを入れるのだが、マイアミのこのトロピカル気候の中、チョコはドロドロになってしまうので厳禁。ウチはチビがキャンディのたぐいもそれ程食べないので、チビがいらないモノは入れないでおこうと毎年小さいガラクタオモチャを中に放り込んでいる。

なので、月曜日にここ造タマゴの仕入れにいったばかりだったんだが、水曜日に再びもも造タマゴの仕入れにいつも行ってるパーティ用品の店に買出しに行った。
本当はパステルカラーの卵や水玉模様の卵なんかが可愛くってよろしいのだが、親の趣味で極彩色卵に中身がオモチャ。袋詰めのを買ってきてまたここ数日夜なべしたのだが、万が一権造タマゴをゲットできなかったマイチビの為に数個ずつ取っておいたのはこんな感じ。

他にも腕時計オモチャやミニコンパスや飛ぶカエルやヘアアクセサリーなんかを入れてみた。仕込み済みの卵、総数６０個。毎回めんどくせぇ。。。。が、チビの為だ。

ここ造クラスは親も見に行っていいのであるが、残念ながらサロンの月例ミーティングとミーティング終了後にすでに随分前から予約が入っていたので行くのは諦めた。
エッグハントとその後にパーティがあるらしいのだが、行けずにゴメン、とここ造に謝っておいたが毎回顔を見るとウッキーーー！！と喜んでくれるのでちょっと申し訳ない気分である。

ところで、このエッグハントで持って帰ってきた大量の卵。。。
毎年、イースター終了後も中身を取り出してプラスチックの殻だけになろうが、チビ達はしばらく大事に大事に空卵を毎日数えては家の中に隠したり裏庭に隠したりして、ソレを探してはまた隠すの繰り返しである。大体２週間ほど続くので、あ～～またこの時期が来たのかよ～～とちょっぴり面倒モードである。
自分達で隠して探すのはイマイチ面白みに欠けるようで、大抵権造が隠し役になる。で、隠せというから隠すと場所が分からずブーブー言ったり、その辺に撒いておくと簡単すぎてつまらないと言ったり、ちょこっとだけ見えるように隠さねばならない。『パッと見だと分からないけど近くまで歩いていくと目に入る』位の隠しっぷりが一番チビにはツボなようで、これがまた中々大変な作業なのだ。

例えば、ソファーのクッションを持ち上げてみたときにチラっと見える場所だとか、テレビの下から卵の丸っこいのがチョコっと見えているだとか。外の場合だと芝生の中にカラフルな卵が見え隠れする状態だとか、根っこの隙間からチラリと見えていたりだとか、植木鉢を引っくり返して中に入っているだとか。

そしてこれまた毎年恒例のチビ習慣なんだが、しばらくはバスケットに一杯入った卵を見ながら眠りに落ちるのがたまらなくオツなようで、バスケットをベットの枕元に置いて寝る。必ず、と言っていいほど、寝相の悪いチビ達は寝返り打ってバスケットを引っくり返しベットの中は卵だらけになる。なので、チビが寝たな～～と思うとバスケットをベットの下に降ろしておくのだが、ウトウト状態だと気配を察知して『イッツマイン～～。マイエ～～ッグ。』と目を覚ましてしまいまたブーブー言われる。
時々権造もそのまま寝ちゃったりしてしまうと、夜中に必ず、イテテっ！と目が覚め、背中の下敷きになっている卵をどけたりする羽目になる。それでなくてももも造のベットはぬいぐるみだ何だとモノで一杯でその隙間にもも造が寝てる感じなので今年こそは辞めさせたい。
と言うわけで明日からしばらく卵と奮闘する事になる。

ここ造がそろそろ大きくなってきてるので一緒にそれぞれ隠したり出来るかもしれないが、探して数が足りなかったりすると結局権造出動で一緒に探す羽目になりそうだ。

シアトルから遊びに来ていた友達家族が明日帰ってしまうので、今日は友達家族が泊まっている友人宅に夕方からお邪魔しに行った。
お好みゴチになったのだが、この友人宅のチビが去年の誕生日だったかにもらったプレゼントのチビ用電気自動車にもも造が初挑戦した。



かなりお気に入りになってしまったようだが、最初の頃は暴走して近くに停まっている車にぶつかりそうになり走って追い掛け回してたんだが、すぐに走れるようになっていた。ここ造は最初ビビって大泣きしたんだが、すぐにこれも慣れて助手席に。。。
もも造誕生日が来月なので早速ねだられたが、その前に自転車補助輪なしで乗れるようになれっ！と却下した。乗りたくなったら友人宅にお邪魔する事にしよう。。

もも造明日はテスト期間の最終日でもある。
ド実力オンリーのテストだったが結果はいかがなものか。
そして来週は春休み。仕事は休まないつもりなのでチビはジム教室に行ってもらう事になる。仕事オフ日は何しようか今から考えている。

写真追加！
前から見た電気自動車。