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カテゴリ:クラシック輸入盤
★ダイレクト・トランスファー CD-R 2017年8月新譜 5点発売★
発売予定:2017年8月下旬 価格:各1枚 ¥1429(税別) ※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。 今月はモーツァルト特集です。 33CDR-3689 モーツァルト: ヴァイオリン・ソナタ第32番ヘ長調 K.376(374d) ヴァイオリン・ソナタ第25番ト長調 K.301(293a) ヴァイオリン・ソナタ第28番ホ短調 K.304(300c) ヴァイオリン・ソナタ第24番ハ長調 K.296 ジョージ・セル(ピアノ) ラファエル・ドルイアン(ヴァイオリン) 米 COLUMBIA MS7064 (ステレオ) 録音:1967年8月1日 ジョージ・セル(1897-1970)はハンガリー生まれ。ウィーンとライプツィヒで学 び、10歳の時にピアニストとしてウィーン交響楽団の演奏会でデビュー、17歳 でベルリン・フィルを指揮した。1930年から36年にはチェコ・フィルの音楽監 督、1942年から46年にはニューヨークのメトロポリタン歌劇場の指揮者だった。 1946年にアメリカ市民となり、46年から70年までクリーヴランド管弦楽団の音 楽監督の地位にあった。ヴァイオリンのラファエル・ドルイアン(1922-2002)は ロシアのヴォローダ生まれ、幼少の頃両親はキューバのハバナに移住した。ハ バナ・フィルハーモニーの指揮者だったアマデオ・ロルダン(1900-1939)に最初 の手ほどきを受け、さらにフィラデルフィアのカーティス音楽院でエフレム・ ジンバリスト(1899-1985)のもとで研鑽を積んだ。1943年から46年の兵役後、指 揮者のアンタル・ドラティ(1906-1988)からダラス交響楽団のコンサートマスタ ーに指名され、1949年ドラティがミネアポリス交響楽団に移ったとき一緒にコ ンサートマスターとして移籍した。1960年にはジョージ・セルに乞われてクリ ーヴランド管弦楽団のコンサートマスターになった。このシリーズでシューベ ルト「大幻想曲」ほか(33CDR-3515)が出ている。 33CDR-3690 モーツァルト: ヴァイオリン・ソナタ第34番変ロ長調 K.378(317d) ルッジェーロ・リッチ(ヴァイオリン) グラウコ・ダッティーリ(ピアノ) ピアノ・ソナタ第10番ハ長調 K.330(300h) 幻想曲ニ短調 K.397(385g) (4:53) エマ・ボワネ(ピアノ) 米 VOX VLP 6400(U.S.)(モノ) 1949年録音(原盤に起因する音ユレあり) ルッジェーロ・リッチ(1918-2012)はアメリカのヴァイオリニスト。名教師ルイ ・パーシンガー(1887-1966)に師事し、16歳でサンフランシスコでデビューした。 1930年代にベルリンでゲオルク・クーレンカンプ(1898-1948)の門下に入った。 1942年から45年まで米軍籍で慰問演奏に携わった。ピアノのグラウコ・ダッティ ーリはローマ生まれ。テノール歌手ベニャミーノ・ジーリ(1890-1957)が1927年 ニューヨークに連れてきて、ファースト・ピアノ四重奏団(1941年設立)のメン バーになり活躍し2007年に死去した。エマ・ボワネ(1891-1971)はパリ音楽院の ピアノ科の名教授イジドール・フィリップ(1863-1958)のクラスで一等賞を得た。 ボストン交響楽団の指揮者だったセルゲイ・クーセヴィツキー(1874-1951)はボ ワネのモーツァルトを聴いて "まるで天使が弾いているようだ" と絶賛し、ボ ストン交響楽団の演奏会にソリストとして何度も招いて共演した。ボワネはニュ ーヨークのアメリカン・カレッジ・オブ・ミュージックで教鞭を取った。録音 はSP時代米RCAに、初期LP時代には米VOXに残した。 78CDR-3691 モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調 K.581 レジナルド・ケル(クラリネット) フィルハーモニア弦楽四重奏団 ヘンリー・ホルスト(第1ヴァイオリン) アーネスト・エレメント(第2ヴァイオリン) ハーバート・ダウンズ(ヴィオラ) アンソニー・ピーニ(チェロ) 英 COLUMBIA DX8206/8209 録音:1945年2月5日ロンドン、アビー・ロード EMI第3スタジオ レジナルド・ケル(1908-1981)は英国のクラリネット奏者。王立音楽アカデミー でハイドン・ドレイパーに師事し、在学中からロイヤルフィルハーモニー協会 オーケストラの首席奏者をつとめ、卒業後ロンドン・フィルハーモニー管弦楽 団に移籍した。戦後の1948年にアメリカに渡りコンサートやレコーディングの ほかベニー・グッドマン(1909-1988)やピーナッツ・ハッコー(1918-2003)らに クラシック奏法を指導した。1958年に母国に帰り晩年は画家として余生を送っ た。このシリーズでベートーヴェン「街の歌」(78CDR-3672)が出ている。フィ ルハーモニア弦楽四重奏団は1940年代初頭にできたイギリスの団体。リーダー のヘンリー・ホルスト(1899-没年不詳)は1923年から1931年までベルリン・フィ ルのコンサートマスターをつとめていた。ヴィオラのハーバート・ダウンズ (1909-2004)はポール・ビアードやカール・フレッシュ(1873-1944)に師事した。 チェロのアンソニー・ピーニ(1902-1989)はソリストとしても活躍し録音も多 くある。 78CDR-3692 モーツァルト: セレナード第11番変ホ長調 K.375 (2本のオーボエ、2本のクラリネット、2本のホルン、2本のバスーンのための) ミッチェル・ミラー&アルバート・ゴルツァー(オーボエ) クラーク・ブロディ&シドニー・パワーズ(クラリネット) エレン・ストーン&フリップ・パーマー(ホルン) ハロルド・ゴルツァー&ルイ・マストロコーラ(バスーン) ナショナル・オーケストラ・アソシエーション同窓会のメンバー (リチャード・コーン監修) 米 RCA VICTOR 18174/6(Set DM826) 録音:1941年5月27日 オーボエを吹いているミッチェル・ミラー(1911-2010)は後にミッチ・ミラーと してアメリカのポップス業界を牛耳った大人物。ニューヨーク州ロチェスター に生まれ10代の頃オーボエを習い始め、名門のイーストマン音楽学校に進んだ。 1932年に優秀な成績で卒業後オーボエ、イングリッシュ・ホルン奏者として活 躍した。これはミッチ・ミラーが30歳の時のもので、演奏家として恐らく最初 の録音と思われる。ここに登場する演奏家が所属していたナショナル・オーケ ストラ・アソシエーションは1930年に創立され、若い演奏家達の "トレーニン グ・スクール" だった。それは音楽学校を卒業したての若手ミュージシャンを 既成のオーケストラに橋渡しをする機関でオーケストラメンバーの人たちが直 面する演奏テクニックや音楽解釈上の問題を指導した。音楽監督は1930から 1958年までレオン・バージン(1900-1999)、1958年以降はジョン・バーネット (1917-)がつとめた。このシリーズでロジーナ・レヴィーンの演奏するショパ ン: ピアノ協奏曲第1番(33CDR-3649)が出ている。 78CDR-3693 モーツァルト 弦楽四重奏曲第15番ニ短調 K.421(417b) ハンガリー弦楽四重奏団 ゾルタン・セーケイ(第1ヴァイオリン) アレクサンドル・モシュコフスキー(第2ヴァイオリン) デーネシュ・コロムサイ(ヴィオラ) ヴィルモシュ・パロタイ(チェロ) 英 HMV DB9106/8 録音:1946年5月13-14日ロンドン、アビー・ロード EMI第3スタジオ ハンガリー弦楽四重奏団は1935年にブダペストで結成され、1970年に解散した。 メンバーの在籍期間は次の通り。第1ヴァイオリン:シャードル・ヴェーグ (1935)、ゾルタン・セーケイ(1935-70)。第2ヴァイオリン:ペーテル・セルヴァ ンスキー(1935)、シャーンドル・ヴェーグ(1935-1940)、アレクサンドル・モ シュコフスキー(1940-59)、マイケル・カットナー(1959-70)。ヴィオラ:デーネ シュ・コロムサイ(1935-70)。チェロ:ヴィルモシュ・パロタイ(1935-56)、ガブ リエル・マジャール(1956-70)。グループは1937年にオランダに移住、1956年に アメリカ国籍をえた。これは第2次世界大戦直後に録音されたもの。リーダーの ゾルタン・セーケイ(1903-2001)は名ヴァイオリン奏者イエノ・フバイ(1858- 1937)に師事し、ゾルタン・コダーイ(1882-1967)に作曲を学び、作曲家ベラ・ バルトーク(1881-1945)とは少年時代からの友人だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017/08/04 06:42:51 PM
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