確定拠出年金の受取は、一時金がいいのか?年金がいいのか? その2
この頃、夜はカモミールティ。朝はチャイを飲んでいます。夜はカモミールの安眠効果でぐっすりと。朝はチャイのスパイシーな香りに活動的って、効果を分けて飲んでます。そんな温かい飲み物がカラダに染みる季節となりました。 カレーなんかも一緒に さて、先日から「確定拠出年金の受取は、一時金がいいのか?年金がいいのか?」なんてことを書きましたが、今日はその第2段です。分かりやすく例をあげて考えてみたいと思います。例)40年勤務、40年拠出、確定拠出年金で1160万を受け取れる場合。 まずは、一時金で考えてみましょう! 確定拠出年金の一時金は、退職金扱いとなって、「退職所得控除」が適用されます。その場合、課税所得は(確定拠出年金1160万-2200万(注1))×1/2=-50万(マイナスということはつまり課税なし) (注1)20年以下の場合40万×拠出年数(1年未満切り上げ、最低80万) 20年超えの場合、800万+70万×(拠出年数-20万) また、所得住民税0円×12.2%=0円 ということになります。 ただ、ためるのには時間がかかっても、使い始めたらすぐなんて方は、全額1160万円もらえる場合、不安が残るかもしれません管理が心配ですよね・・・。 次に、年金受取りをする場合を考えてみると・・・ まず、メリットとして、利子課税20%が免除される点があげられます。その他も見ていきましょう!確定拠出年金を年6回受取りの10年の年金にしようと思った場合で考えてみます。 運用者の口座管理料の自己負担が月340円、年間4080袁、年金の年金支払いとして1回400円、年2400円、合計で手数料は6040円積立資産から引かれることになります。10年間だとざっと6万4000円。 そして、年金受取りは、所得税と、地方税の対象になることも忘れてはいけません。受取る年金額によってもその税率と税額は違ってきますが、例えば、今かりに、付加利息の0.5%の10年の有期の年金保険とした場合、年間の手数料控除後の金額は約119万円。つまり1回約19.8万円。5%の税率で考えてみると、年間約6万円ぐらいの負担が税金でかかってしまうことになります。 年金課税等では確定給付企業年金も同じく、一時金より選択不利ではありますが、手数料が企業もちという点がいいといえばいいといえるかもしれません。 また、公的年金等控除が適用され、例えば65歳以上の人で「公的年金等の収入金額の合計額」が350万円の場合には、公的年金等に係る雑所得の金額は次のようになります。 3,500,000円×75%-375,000円=2,250,000円 この金額に5%の金額が税金となります。 この金額ぐらいの確定拠出年金の年金となると、一時金で一括精算して、市中銀行の定期預金で1.25%ぐらい程度のものがあった場合、利子課税を20%課税されたとしても、、確定拠出年金の年金よりも十分にお得となるといえると思います。 もし、確定拠出年金が、各種の定期年金よりも有利になると考えた場合、年率2%以上の運用収益をあげ続けることが必要となってしまいます。その運用の要素は様々ですが、例えば、60歳から年金のほかに収入がない確定拠出年金の年金受給者となると、投資信託のリスクや債券中心の投資利リスクでも4%、株式中心の投資でも、18%というリスクはあまりにも高いと言えると思われます。 また、60歳になっても、教育費や住宅ローンが残っていることも重々考えられます。また、その方その方によって、その他の要因も十分に考えられます。多くもらえるの言葉だけでなく、自分にとってベストな形で多くもらえるかどうか?また、他の要素とあわせて、考えてみることが必要です。パターンは決まっていても、回答はお客様によって、100人いらっしゃれば100通りです ぜひ、ご質問、ご相談ください。連絡先はトップページをご覧ください