10月1日
公募は応募してから発表までが、かなり間があきます。それまでの繋ぎに、何度か質屋を利用しておりました。前回までは大型の楽器類なども質入できたのですが、当局の指導により買取のみになったそうで、買い叩かれるのは最初から覚悟の上だから仕方ない。家まで来て貰って、運ばせて(一人で来たので私も手伝った)、自転車(未使用)、その他の家庭用品、家具小物などを(新品)付けてその分も査定すると言って、結局は楽器三点の分だけでした。あれは持って行って、『店で最低でも、そこそこには売れる』と言っておりました。なるほど、『商売』とはこのように狡くやるものなのだ。取引とは、『こういうものなのだ』と、身を持って体験しました。前回までは、比較的人情味のある質屋さんだったのですが、こうも極端に変わる所が、面白いですね。おかげで、願っても無いネタと人物観察が出来ました。この体験を書いて、入賞して賞金と仇を取るのが、文章を書く人としての筋です。暴力では無く、『目には目を、歯には歯を』。で、つくづく思ったのね。『ビジネスに関しては、私はまだまだ甘い』『質屋』と言うブランドも、結局は人次第なのですね。さすがに情けなくて、涙がちょちょ切れそうになりましたが、家族にその顔は見せられない。ニトロ舐め舐め、お薬飲みのみ、原稿書いて入賞しよう!!!『江戸の仇は、長崎で討つ』!!!高い授業料のお陰で、『滅多に出来ない貴重な体験と勉強が骨身に染みた』。こういう体験があると、人は成長するものです。それで、潰れるなら、『私は、所詮その程度のデキ』なのでしょう。『復讐するは、我にあり』!!!但し、暴力ではありません。名指しで非難中傷するものでも、ありません。これからの、私が社会人として生きて行く上での、生き様が、その答えです。(終)