外面はクールで 内面はベリーホットな男の日記

2023/07/28(金)15:07

最近、低学年向けの塾の募集が多いと思いませんか

最近 大手塾の募集チラシを見ていると 中学受験ではない小学生の募集や さらには小学低学年の募集が増えていると感じないでしょうか これを見て さすがに大手塾、幅広く指導体制を整えられているなぁ と思ってはいけません では、どうして中学非受験や低学年の募集が増えているのでしょう それは大きく2つの理由があります 一つは経営的な問題 少子化により中学生の塾生の確保が難しいから 多くの大手塾は本来、高校受験指導をメインに塾経営をしていました しかし、少子化の一方、塾の数が増え 一教場あたりの塾生の数が減少してきたから、 それでは経営が成り立ちません そこで、本来の高校受験というフィールドから 中学受験をしない小学生へ さらにはもっと低学年へとフィールドを広げ塾生の数を確保して 経営を維持しようとしているからです いいかえれば、 本来の高校受験指導だけでは経営が成り立たなくなってきたから 指導範囲を広げて売り上げ確保に必死ということなのです 本業の商品強化よりも多種の商品で売り上げ確保という経営手段です 二つ目は 高校受験のために中学から入塾してきた生徒を鍛えて伸ばそうとしても 学力不足で今までのように伸ばせなくなったから 本来は高校受験指導塾として中学生になって入塾してきた子を しっかりと指導して成績を伸ばし進学校に合格させることを 売りにしてきた塾であるのに それができなくなってきている状況であるということ これは塾の指導力が落ちたわけではなく 子どもの学力が低下して従来の結果を出していた指導をしても 同じ結果が得られなくなってきているのです ならば 合格実績や定期テストでの成績優秀者を確保するためには 小学校段階から生徒を多数確保して その中の優秀な生徒を高校受験まで確保しながら結果に結びつけるしかない ということです 中学非受験の小学生の募集に力を入れだしたのは もう10数年前のことになります しかしそれでも思うように実績に結びつけられないので ここ10年くらいは小学低学年から募集して 優秀な生徒を確保する流れになっています 大手塾にとっては 経営的にも実績確保にもそうでもしなければ やっていけないという状況になっているのが現実です 僕は学習塾は4,50年前のように 個人塾の時代に戻るべきだと思います 特に高校受験指導に関しては特にそう思います 指導に熱心な塾長が自分の手に負える範囲内で師弟関係のように その子のために持っている指導方法を駆使して成績向上のために教える 塾の原点回帰であるべきだと考えます

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