ビール片手に

2007/10/03(水)07:15

キサラギ

映画(邦画)(6)

若手実力派の小栗旬、ユースケ・サンタマリア、「間宮兄弟」で新人賞受賞のドランクドラゴンの塚地武雅、香川照之、小出恵介ら、個性的な5人の役者が競演。コミカルかつハートウォーミングなワンシチュエーション・サスペンス。 ストーリー 自殺した売れないアイドル・如月ミキの一周忌に、彼女の熱狂的ファン5人が初めて顔をそろえた。家元、オダ・ユージ、スネーク、安男、イチゴ娘というハンドルネームを持つ彼らは、ミキの死に不審を抱き推理を始める。 キャスト&スタッフ [監]佐藤祐市 [原][脚]古沢良太 [出]小栗旬 ユースケ・サンタマリア 小出恵介 塚地武雅 香川照之 cocon烏丸京都シネマにて観賞。 「図鑑に載ってない虫」とどっちを観ようか迷ったが、結果的にこちらを見て大正解だった。 ワンシチュエーションの映画はとにかく脚本が大事だと思う。これが甘いと退屈で映画を観ること自体が苦痛になる。しかし、この作品はよく練られた原作&脚本で巧妙に構成されていて、110分という長い時間も飽きることなく、心の底から充分に楽しめた。 観るものが脚本家の手のひら上で、コロコロと何回も転がされる感じ。 流れから、こうなるのでは?と予想する展開も見事に覆され、「え?」という場面に何度も出くわす。 加えて5人の主役俳優達の熱演・怪演技が、なかなか良いのである。 それぞれのキャラ成りきり度・滑舌の良さ・台詞回しのタイミング良さ・表情や声色、どれをとっても思わず「うまいな~」と唸らされる。 配役もそれ以外の役者を考えられないくらいピッタリはまっていて、成功していると思う。 エンディングのダンスシーンが特に好き! ラッキー池田のコミカルな振り付けは、笑える。 芸達者な5人がなりふり構わず踊る姿に思わずジーンと胸が熱くなるような感動まで覚えた。 予想外に大満足で席を立ち、お陰で持ってきた傘を置き忘れてしまうというオマケがついた^^; ハラハラもし笑いもありハートフルでちょっぴり泣かせる楽しい映画だった。お勧めです!

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