|
テーマ:Jazz(1968)
カテゴリ:音楽
【送料無料】山中千尋/サムシン・ブルー(初回限定盤)(DVD付) 【送料無料】 山中千尋 ヤマナカチヒロ / Somethin' Blue 【SHM-CD】 聞き込むと味がある、スルメのようなアルバム?トラディショナルと新世代ジャズの融合ともいえる作品。彼女の持ち味をリズム隊(特にDrummer Kendrick Scott)が引き出したと言えようか。曲目とバンドメンバーは以下の通り。 1.Somethin’ Blue 2.Orleans 3.I Have A Dream 4.Un Poco Loco 5.Funiculi Funicula 6.A Secret Code 7.Pinhole Camera 8.For Real 9.On The Shore 10.You’re A Fool, Aren’t You 11.Go Go Go 山中千尋(Piano,Keys) Benny Benack III(Trumpet) Jaleel Shaw(Saxes, Flute) Lage Lund(Guitar) 中村恭士(Bass) Kendrick Scott(Drums) ちょっとトラディショナルだが実は彼女のオリジナルからアルバムは始まる。1曲目2曲目は60年代的な仕上がりでKenさんのたたき方も古典的、でも、3曲目のハンコックが意外と新世代のアレンジである。中盤のピアノソロとBass、Drumsの融合ぶりがからGuitarへ引き渡す流れがとても良い。4曲目もビバップスタイルに10年代のJazzのエッセンスをふんだんに入れた印象。厚みのあるBassとDrumsのラインはオリジナルとは大違いか。驚いたのが5曲目Funiculi Funicula。どう見てもKendrick Scott印のコードにこの古典のメロディを被せるとは驚き。オリジナルのテーマを含ませながらソロになだれ込む.....ふんだんにKenさん印のDrumsも聞かせながらね。スゲーアレンジだ。6曲目からは再び彼女のオリジナルで60年代的に進んでいくが、このセクステットなかなか良い一体感を聞かせているのが6曲目かもしれないね。7曲目においてはバックでRhodesを聞かせながら美しくTrumpet、Alto、Pianoのソロが目立つ曲。8曲目For Realでは出だしのHorn達とPianoの対比が良い。中盤のそれぞれのソロはまさに超絶と言うべきで、珍しくシンバル使いになっているKenさんがそれぞれの聴かせ所をサポート。千尋さんのソロはこの曲が一番良い。しっとりとBalladな9曲目はそれぞれの音の美しさで競い合っている印象。ちょっとブルースが入っている感じの10曲目では今までソロがなかったBassが炸裂。そこからGuitar、Trumpet、Sax、Painoにつなげて、シンクロするテーマで閉めるのがちょっと心地よい。最後は意外なHamond B3な曲!アップテンポなB3ソロがちょっと填まりそうな曲。この閉め方も潔いのかなあ。 全体的にはトラディショナルなアレンジが光る作品だが、要所に新生代Jazzのスパイスが光る作品。僕は気に入ったなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.08.04 22:14:13
コメント(0) | コメントを書く
[音楽] カテゴリの最新記事
|