恐怖!ニギリの全貌
もと研(ゴルフ研修生)日記【プロ、研修生のニギリ 2】今日は、ニギリの内容について紹介しましょう。まず、プロ研修生総勢20名程度で、総ニギリとなります。にぎりの内容としては、「ベス・イモ・ストローク、500円」が基本で、その他各組内で、「オールナッソ、ベガスアメリカン」がまあ普通でした。普通の人は、「何それ」って感じですよね。まず、「ベス・イモ・ストローク」ですが、ストロークは、「自分以外の人」この場合大体20人を相手として、ハーフトータルスコアで競います。仮に、ストロークトップを取ると、他20人からスコアの差額×500円がもらえます。逆に、ビリになると、それぞれに負けたストローク×500円支払うと言う事です。言葉で言ってもなかなか理解がむずかしいと思いますが単純に言うと、仮にOBを1発打つと(2打×20人×500円=2万円)がそのティーグラウンドで飛んでいくという感じです。また、それだけではありません。前に話した、「ベス・イモ・ストローク」の「イモ」の部分。イモとは、各そのホールで最低スコア「一番打った人」が全員に500円払うというものです。よって、1ホールでOBを1発打つと、そのホール「イモ」になる確率がかなり高くなります。よって、OB1発が2万円+「イモ」の500円×20人=1万円で、OB1発3万円という値段になります。逆に勝つときは、大勝しますが、プロの中で勝つことは結構大変でした。また、各組で、「オールナッソ、ベガスアメリカン」もやっていると、それだけで、3~5万円、お金が動きました。ベガスは通常100~200円でやっていました。アメリカンとは、そのホールお金が動かなければ、次のホールはキャリーで、倍付けでした。ナッソは通常3~5千円でした。わかる人はわかると思いますが、チョットレートが高すぎると思います。今思うと恐ろしいニギリの中で生活していました。帳面に付けていくのですが、負ける人は月に50万円も負けていました。その人が次の月にプラスになる事は考えられないので、どんどん負けがこんで、付けが溜まり、夜逃げしてしまうようです。また、たまたまそのハーフでプロに勝ってしまうと、ホールアウト後に恐ろしいパター戦が待っていて、最終的にはプロに全部持っていかれると言うようになっていました。次回はそんな理不尽なプロたちの話をしたいと思います。