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テーマ:とにかくオーストラリア(651)
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長年 オーストラリアに住んでいるから たいていのことには 驚かないし
変なことを聞かれても 正しく説得して納得させることが ほとんどの場合できるようになっている。 しかし なかなか わかってもらえない、、、わかりあえないことのひとつに 仕事の面接の技?がある。 10年生で 日本のレストランのアルバイトの面接。 12年生(高3にあたる卒業学年)で 日系の観光会社やホテル、レストランの就職の面接 大学の公開講座でも 日本に行く仕事の面接 という設定で 敬語も交えた会話の練習がある。 名前とか 何年ぐらい日本語を勉強していますか? なんてのは べつにいい 問題は 「どうして この仕事に応募したのですか?」関係の質問になると みんな平気で 「日本語の会話の練習がしたいから」と のたまう。 オージーの日本語教師たちも 平気で 「日本語の会話の練習のためです。」なんて 教えてる。 あのねー あたしが 雇い主なら もうすでに日本語ができる人を雇いたいし、仕事中に日本語の会話の練習してもらっては 困るのよね~~と 正直言って思う。 で、文化の違いかもしれないけど 就職先や アルバイト先は 「日本語学校ではないの、働く場」だから 日本語の会話の練習が 応募の動機ってのは まずいんでねえの? と アドバイスする。 すると 日本の社会にほんとうに溶け込んで住んだことのない先生たちは 「日本語勉強してるんだから 会話が上手になりたいってのは 応募の動機としては 別にいいんじゃない?」という 生徒にいたっては「どうして この理由が悪いのか 理解できない」と かなり優秀な子でもいう。 毎年 わたしは かなりの数のオージーの大人の面接をする。 それは 日本に行く仕事なのだけど かなりの人が 「自分の将来のレジュメのため 日本に住んだ経験は役に立つから」とか 「外交官になりたいから そのステップの一歩として」「日本語を上達させて、将来は別の仕事につくため」という この仕事にわたしが貢献します!! とか 二つの国の架け橋になりたい!なんていう 答えは 少ない。 まあ 正直!ということから言えば それでいいのかもしれないけど、 日本人の面接官たちには すこぶる評判が悪い。 とくに この面接のために 日本から来る数名の日本人面接官たちは 苦笑している。 あまりにしょっちゅう ハイスクールの生徒から 「日本語の会話の上達のために この日本食のレストランで働きたいです。」という 答えを聞いていると もしかして この理由じゃだめ と 思うあたしの方が変なのか? とだんだん不安になってきた今日この頃なのである。 変なのは あたしのほうかあ? それとも 文化の違いか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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