前回の日記に対しての暖かいお言葉や励まし、心配のコメントありがとうございました。
それにもかかわらず、パッとしない返事しか書けず申し訳ありません．．．

みんなが『辛い体験でしたね』とか、
『精神状態が心配』とコメントをしてくださったのに
私は感情的になれない。

この経験を今まで誰に話したこともなければ
文章にして保存したことなどない。
実際にコンピューターの前に座りタイプをしていても、
私の目に映る思い出はまるで他人事。

きっと幼い私なりにショックを受けたことは間違いない。
でもその当時の感情だけ鮮明に思い出せない。

子供ながらその感情を思い出の奥底へしまう方法を見つけ、
見えないように包装して隠してしまったような気がする。

その日からだろうか．．．
私の幼い時代の思い出の１ページ１ページに描かれる
自分の姿は他人となってしまった。
大人になった自分がその当時の自分を見つめても
彼女は一人の少女としか映らない。

そうする事によって過去をコントロールしてきたのだろう。

だから性的いたずらもトラウマと思えない。
辛い体験だったのかもわからない。

自分がどんな思いをしたのかわからない。

過去の『私』には全て薄っすらと膜がかかっていて
よく見ることができないのだ。

多重人格者のように、
過去には色んな私がいる。

今の自分とは他人の自分。

性的イタズラをされた少女。
学校でいじめられた少女。
世の中の全てを嫌った少女。

その時の感情はどこへ行ったのだろう。

私はそれらと立ち向かうことなく３２年間生きてきた。

押し殺してきた感情が
いつか弾け出てくるのだろうか？

私は精神的に参っているのか？

もしその日が来るのなら
どう対処するべきなのか？

その恐怖感から
自分の感情を深く深くと埋葬し続ける。