年の初めの散歩デイ
年末年始で飲んでばかりいたので少しは動こうと思い立った。今日は散歩デイ!(江戸っ子風に発音)横浜市営地下鉄に乗ってとりあえず終点の湘南台まで行ってみる。こういう何も考えない路程が楽しい。休日に行き先を決めずに電車に乗り、適当に乗り換え、思いつくままに駅へ降り立ち、その土地を歩く。商店街でコロッケを買って食べたり、年輩の方たちが立ち飲みする酒屋に混じったり、ここが美味しいという定食屋で食事したり。そんな時間を楽しむのが好きだ。ここしばらくはそんな遊びもしていなかった。地下鉄ではどこかへ初詣でに行ったのか?これから行くのか?着物姿の方もいる。少しお正月らしい空気が漂っている。さてここからどこへ行こうかと思いながら、足は小田急線へ。そうだアメリカを見よう!と基地へ向うことにした。横須賀での生活が長かったので特別珍しいわけではないが、みんなが初詣でに行く頃はどんな感じなのかなとなんとなく思った。小田急相模原駅から国立相模原病院を起点に右へ行けば上鶴間。左へ行けば座間だ。ぶらぶらと住宅街を歩き回った。ところが、、、行けども行けども袋小路に行く手を阻まれるのだ。基地があるため、ほんのわずかな距離を行くのに遠回りを強いられる。実にやっかいだ。フェンスの向うのアメリカはひっそりとしている。広大な土地にぽつりぽつりと家が点在する。車が何台もとまる駐車場。大型犬。芝生の庭。大振りの木が夏には心地よい日陰を作り出すのだろう。そんなことを思いながら2時間程散歩をした。冬は日が陰るのも早い。3時には傾き始めた太陽が濃い陰を作っていく。辿り着けそうで辿り着けない場所。前へ向って突き進めば袋小路。何か象徴的なものを感じた。街へ帰ろうと思った。