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カテゴリ:おいしい話
昨日のドイツワインに引き続きドイツつながりで。。
みなさん、シュトーレンはお好きですか? シュトーレン(正確にはシュトレン)は、 ドイツの人々がクリスマスに食べる 洋酒に浸したドライフルーツがいっぱい入ったパンのことです。 サイズは約20~30cm、パンの外側に白い粉砂糖の コーティングがしてあります。 このように。 中には洋酒に漬けられたドライフルーツやナッツ がいっぱい入っていて、スパイスの香りがします。 フルーツに混じってアーモンドのマジパンが入って いるものもあります。 生地はしっかり目で、パンというよりも バターいっぱいのパウンドケーキのよう。 無骨な形の理由は、 おくるみにくるまれたキリストを表しているのだそうで 赤ちゃん程ではありませんが、結構大きくて、重いです。 最近は日本でも、パン屋さんでつくっていたり、 本場ドイツでつくられたシュトレンがデパートや輸入品店で 売られていたりするようになりましたね。 わたくしの夫(フランス人)は、 このシュトレンに目が無い人で、 見かけると必ず買ってくるのですが(高いのに!)、 日本で作られているシュトーレンは グラニュー糖がまぶしてあるものが多く、 夫に言わせると、 「グラニュー糖では、ざらざらしておいしくない!」 また、本場ドイツの中でも、元東ドイツのドレスデンが シュトレンの生まれた土地だそうで そのドレスデンで作られたシュトレンに入っている(らしい) アーモンドのマジパンが入っていないと、 「アーモンドマジパンの入っていないシュトレンは シュトレンではない!」 のだそうです。 でも本当は、ドイツでも各家庭、各お店によって作り方が 違いますから、マジパンが入っていなくてもシュトレンは シュトレンなんですけどね。 ドイツの人々は、クリスマス前の4週間 毎週末に一本ずつ、ろうそくをこのシュトレンにさし、 少しずつ切りわけて家族や友人らと、 キリスト様の誕生日=クリスマス が近づくお祝いのささやかなティーパーティーを するのだそうです。 みんなと一緒に食べたらおいしいでしょうね。 ~*~*~*~*~*~*~*~ 先日、シンガポールでスーパーに行ったら イギリスのクリスマスプディングや イタリアのパネトーネ、 ドイツのシュトレンなどいろんな国の クリスマスケーキが大量に並んでいて、 コスモポリタンなシンガポールらしい光景だな、 と思ったのですが、 その時に買ったシュトレンは、シュトレン狂の夫に 5日くらいで食べつくされてしまいました。 ものは「本物でないといけない!」 といいながら、 キリスト様の誕生日を祝うささやかなパーティー、 という本場の食べ方は、気にならないようです。。 MAYUMI Salon de Grace Note お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年12月04日 14時25分38秒
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