|
カテゴリ:カテゴリ未分類
いよいよ開発終盤にさしかかっている様子の「Borderlands」( / / )。そのライブデモが,2K Gamesの商用ブースで行われていた。本作は,Diablo 3 Gold,FPSとRPGの要素を併せ持つ,Gearbox Softwareの最新作だ。 Gearbox SoftwareのRandy Pitchford社長は,「『Fallout 3』を見て,我々は感銘を受けました。Bethesda Softworksは,これまでも非常に優れたRPGを手掛けてきましたが,FPSの経験はほとんどなかったはず。一方我々は,FPSなら何本も作ってきましたが,RPGは今回が初めてとなります」と,本作における同社のスタンスを表現していた。 つまり,Borderlandsは「Fallout 3のようなFPS寄りのRPG」なのではなく,「RPG寄りのFPS」であるということなのだろう。 さて,Borderlandsについてはでも,2007年8月のGames Convention以来,たびたび紹介してきたが,今回まず目を見張らされたのはそのグラフィックスである。というのも,本作ではつい先日,のだ。 基礎となっているUnreal Engine 3.0の上にGearbox特製のシェーダーを加えた,いわゆるトゥーンシェーダーに近いもの……いわば,完全3Dグラフィックスでありながら手描きアニメ風の雰囲気を持つスタイリッシュなルックスに変化したのである。 これについてPitchford社長は,「あるとき,テクニカルアーティストの2人が,『新しいデモがあるから』と,このシェーダーを組み込んだバージョンを会議で披露したんです。それを見て惚れ込んでしまい,発売時期を遅らせてでも採用しようということになったんです」と話している。 本誌読者ならご存じのように,FPSというジャンルは各社がグラフィックスの性能を競う場になっている。その結果,リアリティを追求するあまり,どのタイトルのグラフィックスも似たような雰囲気になってしまっている現実がある。とくに,Unreal Engine 3.0を採用したFPSは少なくないため,ほかと差別化を図ることは難しい。こういった状況も踏まえたうえで,Gearbox Softwareは思い切った決断をしたのかもしれない。 Borderlandに描かれている世界は,岩肌が多く露出した荒野のような場面が多い。ゲーム的にも殺伐とした雰囲気になってしまうので,よりビビットに配色を強調することで,Borderlands独特のビジュアルアイデンティティを確立させたわけである。今回のデモを見る限り,その判断は正しかったというべきだろう。 Borderlandsには,プレイヤーが選択可能なキャラクタータイプとして,Brick(タンク系),Mordecai(スナイパー系),Roland(アサルト系),そしてLilith(メイジ系)の4種類が用意されている。そして経験値を得ていくことで,それぞれ固有のスキルをアップグレードしていくことが可能だ。 また,プレイヤーキャラクターは見た目や装備を自由にカスタマイズできるため,4人まで対応している協力プレイ時に,同じクラスを使用するプレイヤーが参加しても,混乱することはなさそうだ。 なお,アグ ブーツ,Borderlandsは,サンドボックス型のオープンワールドなミッションシステムになっており,プレイヤーは賞金稼ぎのために自由に惑星間を移動して,NPCから仕事を受けられる。 そのため,協力プレイでは,レベルの違う仲間達でも自由に相手のゲーム世界に入り込むことが可能で,一緒にメインストーリーをこなしたり,サブミッションを楽しんだりできるのだ。 なお今回,Pitchford社長は対戦モードの存在を明らかにしたが,一般的なFPSとは異なり,ゲーム上に設けられたアリーナなど一部の場所に限定されるという。つまるところBorderlandsは,“仲間とゲームを進められるRPG風FPS”という基本コンセプトなのだ。 プロシージャルなアイテム生成プログラムを開発したことで,50万種以上の武器パターンが用意されているというBorderlandsは,2009年10月中のリリースが予定されている。 この一風変った作品を,ゲームファンが楽しめる日もそう遠くはなさそうだ。
関連トピック記事: [COMPUTEX]AVerMedia,PCIe接続の「ゲーム実況&録画用カー [AOU2012]豪華ゲストによるステージイベントと新機種の出展 [COMPUTEX 2008#26]ゲーマー向けPCケースは「見 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.02.28 15:03:27
コメント(0) | コメントを書く |