Domaine Chevillon Chezeauxさん訪問
ドメーヌ シュヴィヨン・シェゾーは、現在4代目の当主フィリップ シェゾー氏が切り盛りされて、歴史は長く1887年からのニュイサンジョルジュの中堅の造り手の1つです。主な所有畑は、レ サン ジョルジュ、オーシャンペルドリ、ポレ、ブースロット、レ クロ、上質なプルミエクリュばかりそして大変珍しいブースロットブラン ブースロット白は粘土質で水捌け悪くPNに不向きだつたので、1995年にシャルドネに植え替えらて、1998年初リリースされたニュイサンジョルジュで彼だけが造る白ワイン。 2010年 シュヴィヨン-シェゾー ニュイサンジョルジュ ブースロット ブランのコメントブログはこちら 丸々と太ったグルマンといった体格で、ヴィニュロンここにありといった堂々とした風格。フィリップ氏の大変几帳面さがうかがい知れる清潔で、きれいに整えられた醸造施設。 どこもがピカピカでした!通常年に200樽、約6万本の生産量を誇り、大型のラベル貼り機も設置されています。 1階の醸造施設から地下のセラーに降りて行く際、カーヴ全体からふわりと良い香りが・・・。大変広いカーヴは、3回1984.1988,1991と増床を繰り返して現在のとても広いスペースで樽熟と瓶熟・管理をされています。新樽20%までで抑え、樽使用は2年目まで、1991年製倉庫には、既に瓶詰め後の2014の空の樽が並べられ、16年産を詰められるとのこと、中が空っぽでも、燻蒸してso2の施しで、カビは生えないと。話の中で商売ッケなく、人柄が良さが伝わってくる、人懐っこい笑顔が印象的な方です。約6万本の生産量と大きなカーヴで寝かされてるストックとバックVTを所有の造り手さんだからこそ、他ではまず、本数が少ないから色々は抜栓はしてもらえないそう。 2014年は果実の年、複雑味があり、2013年よりもより長い熟成が期待される年とのこと。試飲の都度、畑の位置を確認しながら、特徴がそれぞれ解りやすいご説明でした。 2014の瓶詰めを1本づつ抜栓、白を2種から、そしてVRも試飲、今年から日本にもVRの割当もあるそうです。2014からはパストグランは作らず、まずは「コトードブルギニヨン」100%ガメイ、「何も考えずにワイワイと楽しく飲むタイプ」、その通りの明るい軽やかな味わいでした。 ブースロット白は彼だけが造る白、説明も情熱的で非常に想いが込められてるワインと感じました。華やかではないものの、様々料理との引き立て役として良いワインです。2000も開けていただきましたが、「ホタテのバーターソテー、クリームソース仕上げに、オレンジの皮を少し散らしたものと良く合うんだ」と。食いしん坊さが良くわかるお話でした。 赤は、村名、VV、VRに近い畑オーシャンペルドリーから始まり、レ・クロ、レ・ポワレ、レ・サンジョルジュと抜栓が進められました。VRに近いと果実型、しなやか、早めには飲めるが3年くらいおいたほうが良いそう、たっぷりとした料理レ・クロ側になってくるとキャラクターがかわり、マッチョでミネラル感と石灰質、全体タイトで細い味わい、繊細な料理と。 「村名クラス」は12月に瓶詰めされて、なるほど、なるほど、軽やかなNSG「VR側」はやや華やか、黒系果実、カシス、穏やか「VV」は12月に瓶詰めされて、スムースで思わず口に含んだ全てを飲んでしまうほど、今からとても美味しかったです。「シャン・ペルドリー」やさしいスタイル、フェミニン、スムーズ、赤い目のうずらがなんだか本当に目に浮かんでくる味わい。「ブーズロット」黒系ベリー 重心が重くなる、粘土質、飲み応えあり、じわじわと滋味が広がる「レ・クロ」南側、NSGの表現者、スパイシーさ、エネルギー、覚醒「レ・ポレ」対照的にVR側よりタンニン強く、骨格がある筋肉質、男性的でなんだかゾクゾクとしました「レ・サンジョルジュ」人気と評価が高いことに納得、これぞNSGの真骨頂、ブラボーっ!!そして「ブースロット2013」2014よりも色味が淡く、早熟、重心軽目、赤すぐり。88の「レ・サンジョルジュ」まで開けてくださる幸運、味わいがあまりにもスムース、印象が淡く美味しかったことしかよく覚えてないほど。。。 グージェールもご用意してくださり、途中、途中に頬張りながら試飲を進めると、ニュイサンジョルジュのやや固めのタンニンが柔らかくなります。 10種位1988のレ・サンジョルジュと 2000のブースロット白までも試飲の機会に恵まれましたが、フィリップ氏はニュイサンジョルジュワインは時間をかけて辛抱強く待ってくださいと、 既に下記完売してますが・・・、 1996年シュヴィヨン シェゾー ニュイサンジョルジュ レ サンジョルジュのコメントブログはこちら更に、更に、ニュイサンジョルジュの魅力を語っている、橋爪ブログはこちら 改めてヴォーヌロマネ側とボーヌ寄りのニュイサンジョルジュ地区では土壌が異なり味わいとスタイルの違いを体感した訪問でした。 松澤潤子