40KG6A OTLアンプ
新藤ラボラトリーのプリアンプCLARET KITのレストアが完了した。引っぱり出した測定器類をロッカーに片づける前に、常用機であるOTLアンプのACバランス調整をした。このアンプは宮崎良三郎氏の回路のデッドコピー。構成は差動2段(直結)+ SEPP OTL、宮崎氏式の帰還型打消し回路。完全なACバランスを、歪率計がなくてもとれる。この打消し回路の利点、注意点、調整方法は、宮崎氏の記事よりもMJ誌1993年4月号の森川氏の製作記事に判りやすく解説されている。宮崎氏のOTL研究シリーズは上級者向けで、製作面での記述が少なかった。見かねた? 森川氏が実践派の為に、久々に筆をとったのではないかと勝手に想像している。ありがたいことである。40KG6Aのヒーターは、MJ誌94年12月号で金田明彦氏が提示された方法での点火。家のAC電源では下の画像の数値になった。下の画像、中央の銀色がEPCOS/TDK製ポリプロピレン・コンデンサ(@\2,300-)。マイナス出力端子とケミコンは銅ブスバーで連結させている。