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テーマ:日々自然観察(9879)
カテゴリ:ネイチャーフォト
去年あたりから、東京のド真ん中の某公園で朝っぱらから「グシャグシャグシャ・・・」と近くで聴くとかなり鼓膜に響く鳴き音の「クマゼミ」が発生し始めました。
クマゼミと言うだけあって胴体が黒一色で幅広。翅は透明で緑掛かっている。 クマゼミは南方系の昆虫なので、10年くらい前まではまず東京では見ることが出来ませんでした。 私が発見した中央区のこの小さな公園だけ異常にクマゼミが発生していて、50匹は居ると思われます。 たぶん10年くらい前に九州地方の樹木を持って来てこの公園に植えた為、その木の根っこに付いていたクマゼミの幼虫が今成虫になってるのだと思われます。 このように今は公園などの植樹によって部分的に発生してますね。そのため中央区では結構発生してますが、私の住んでる新宿区ではまだ見たことも鳴き音を聴いたこともありません。 しかし、東京も熱帯化になっているのでツマグロヒョウモンチョウみたく、あっと言う間に拡がってしまうでしょう。そして10年後には大阪みたく市街地はクマゼミだけになってしまうかもしれません。 まだ東京では主流のミンミンゼミ(上)とアブラゼミ(下) 今のこの公園の勢力は朝クマゼミ、日中ミンミンゼミ、夕方アブラゼミといった感じ。 でも考えてみたら、私が小学生の時 (今から30数年前)は東京区内はアブラゼミがほとんどで、ミンミンゼミは少なかったような記憶が有ります。 当時は、アブラゼミ→ツクツクボウシ→ヒグラシ の順に多かったような。 そう、学校の帰りは「カナカナカナ」を聴いていたな。今はヒグラシ居ないね。 そして1980年代からミンミンゼミが都内に侵攻して増えて来たと思われます。 現在は、アブラゼミ=ミンミンゼミ→→ツクツクボウシ その20年前のミンミンゼミと同じ道を行くのが今のクマゼミでしょう。 将来は、クマゼミ=ミンミンゼミ→アブラゼミ→~~~~~→ツクツク かな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年08月15日 23時14分10秒
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