カテゴリ:11 小暑( 7月 7日頃から)
![]() ![]() 標高2,000m級の高層湿原で撮影してきました。 「これは何かな?」 細い松葉のような花茎の先に白い真綿が揺れるのはワタスゲ(綿菅)です。 なにか耳かきのような姿ですね。(=^_^=) でも、一面に群生して風に揺れている姿は、なかなか心地良い風情でした。 この白い綿毛状のものは、勿論、花ではなくて果実なのです。 (ちょろっと、蘊蓄) ● 学名 : "Eriophorum vaginatum" ● 原産 : 日本 ● 分類 : カヤツリグサ科ワタスゲ属 他にも高山植物にはチングルマのように果期に愛でるものがありますね。 ワタスゲの場合、雪が解けてすぐに黄色い花が咲くのだそうです。 その花たちを見てしっかり記憶している方は、そう多くないのでしょうね。 尾瀬や日光でも湿原一面に揺れている姿を見ることができるそうです。 太陽の光をうまく使えば、味のある写真を撮影できそうです。 ミズバショウとかではなく、ワタスゲねらいで山に登る方も多いそうですよ。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ワタスゲが群生して幅を利かせているような高層湿原は、植物が腐らずに堆積されることから、決して豊かな土壌ではありません。土壌の栄養は極めて少なく、この特種な環境に対応できる植物だけが繁茂できるという訳です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/07/24 01:49:51 PM
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