華のある暮らし feat. 徒然草（花の写真館）

[03 啓蟄（ 3月 6日頃から）] カテゴリの記事

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  清楚系の花を咲かせる

  　これは、花弁の様子から、シデコブシのようですね。愛知、三重、岐阜の一部にのみ自生する日本固有種で、清楚なイメージの花を咲かせる落葉亜高木です。各地の公園などに植えられていますので、見かける機会は多いと思います。↑　CLICK ! 　過去に目撃した場所の例では、もう少し花びらが細長いものが多くて、途中でよれていたりする印象でしたが、ここでは素直な形状が多い様子でした。神前に供する玉串などに、紙などを細長く切ってさげたものが「しで（垂・四手）」と呼ばれているそうです。確かに見たことあって、細長い紙が途中でよれる具合が（一般には）似ています。この個体は、その花びらが短めなので､印象が掴みきれないかも知れません。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現していますモクレン、コブシの仲間 （NHK趣味の園芸ーよくわかる栽培12か月） [ 倉重祐二 ]

  2024/03/19

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  青空に映える白い花

  　一週間前に同じ樹を見ていたのですが、まるで見違えるように花が開きました。花の白さが青空に映えています。かなり樹高がありますが、これでも、おそらく若い樹だろうと思います。成熟感のある個体の場合、もっと高密度に花が咲いている姿を見ることができるようです。↑　CLICK ! 　ところで、花びらの数の話ですが「コブシとモクレンが6枚、ハクモクレンは9枚」とする説明を多く見かけますが、どうしたことでしょうか。実は、花びらに見える9枚の内の3枚は「がく片」のはずです。あれっと思って、取り急ぎ、ネットで検索してみました。さて、ウィキペディアによりますと「花被片は9枚で萼片と花弁は分化していない」と説明されています。うわっ、昔調べた時、こんな表現はなかったはずです。第一、「分化していない」という言い回しは妥当なのでしょうか。今は、そっくりなので9枚に見えるということにしておきましょう。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現していますモクレン、コブシの仲間 （NHK趣味の園芸ーよくわかる栽培12か月） [ 倉重祐二 ]

  2024/03/17

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  やっと咲き出しました

  　なかなか、膨らまないなぁ、ぼちぼち、咲き出さないかなぁと、冬場から待ちに待ったモクレンが、やっと､紅色の花弁を見せ始めました。これから、まるで毛皮を脱ぐようにして、花弁がせり出てきて､程なく大きな花冠に展開していきます。↑　CLICK ! 　個々の花の寿命は､せいぜい数日間で余り長くありません。個々の花たちの咲き出すタイミングが近すぎると､あっという間に花期を終えてしまいます。適度なバラつきが必要なのですが、そこはうまくでてきているようです。咲き出しから､数日間の様子を撮影して、早送りで再生したら、おもしろいかも知れませんね。先ず､毛皮の外套がハラッと落ちて、花弁が一枚一枚、ポロポロと落ちていく姿が見られることでしょう。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現していますモクレン、コブシの仲間 （NHK趣味の園芸ーよくわかる栽培12か月） [ 倉重祐二 ]

  2024/03/15

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  春の黄金色の花樹たち

  　この春、二度目の登場となるサンシュユです。今回は、花冠から雄蕊が突き出し始めていましたので、花冠部をアップにしてみました。この状態でも、なかなか、カワイイのですが、全開状態になると、ハリネズミみたいな印象のおもしろい絵になるのです↑　CLICK ! 　撮影地までの道は、江戸時代に成立した街道で、とても混むことで有名な「成田街道」です。距離に反して移動には時間が掛かるため、毎週出掛けるという訳にもいきません。撮影にはタイミングと「運」もありますね。このタイミングの被写体と太陽との位置関係が幸いして、とてもビビッドな雰囲気に撮れました。「春の黄色い花樹」たちに惹きつけられるのは、昆虫などのポリネーターだけではないのです。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています◆送料無料◆ サンシュユ 苗 【大実品種 ショリコ】 ポット苗 （ニーム小袋付き） サンシュユの木 苗木 植木 花木 庭木 シンボルツリー 紅葉 落葉樹 高木 ※北海道・沖縄は送料無料適用外です。

  2024/03/12

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  まだ、眠いんですけど･･･

  　平均的には暖かい冬だったので、花たちの動き出しが早いだろうという気持ちで出掛けてみたのですが、意外に静かな公園でした。長めの階段を登っていると､進行方向の目線に、白っぽくて縞々の花が見えます。おや、アマナが咲き出しましたね。↑　CLICK ! 　そこは木陰でした。花の開き具合ですが、寒いのか、眠たいのか「ボクら、開きたくな～い！」とゴネているような雰囲気です。しっかり開くと小さなチューリップ風な花なので、以前はチューリップ属 (Tulipa) に分類されていましたが、現行版では (Amana) に再分類されているそうです。この学名は「甘菜」をローマ字で示したものですね。球根が食べられ、且つ、甘いということですが、まだ、掘ってみたことはありません。 　（3月11日）あれから、13年が経ったのですね。東北生まれには特別な日です。実家と、発災から1週間も連絡できなかったことを思い出します。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています摘んで野草料理 [ 金田 初代 ]

  2024/03/11

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  絶好調の寒桜たち

  　いい感じに春めいてきた関東一円でも、ソメイヨシノの一斉開花には､もう少し日数が必要です。咲いているのはオオカンザクラで、「大寒桜」という名前の通り、早い時期から咲き出す栽培品種ですね。かなり樹高が高くなる特徴があり、この個体も見上げるような大木でした。↑　CLICK ! 　後方にぼんやりと見えている濃いめの紅色は、オオカンザクラよりも早く咲き出すカンヒザクラ（寒緋桜）の花です。余り花弁を拡げない性質ですが、先週に比べれば膨らんで、赤みを増していました。この一角だけ、お花見感がありましたね。そして、花期が長めであるカワヅザクラ（河津桜）の方は、さすがに葉桜になりかけていました。こうして、様々な種の桜がまとまって見られる場所を散歩するのは、とても楽しいですよ。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています【送料無料】日本の桜 西日本編/BGV[DVD]【返品種別A】

  2024/03/10

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  低い位置から撮りたい

  　東京の北部でも遅い雪が降ったりしていましたが、この時期から､一気に春めいてくるとの予報でした。今日は風が強かったのですが、ここはナントカ出掛けようと四輪を選んで移動しました。梅の花は残り少なくなり、河津桜は終盤で葉桜に近づいている、そんな季節です。↑　CLICK ! 　ボチボチ時間を掛けて歩き回ったのですが、実のところ、このフキノトウが被写体として一番魅力的だったかも知れません。歩き回った末に、たまたま辿り着いた時間帯の太陽の位置から、フキノトウが輝くような色合いになっていました。やはり、横方向から撮りたいものですから、カメラは、ほぼ地面すれすれの位置になります。今回は重くて長いレンズを使っていますが、長い間、すみれたちを撮影して来た経験が活きました。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現していますふきのとうパウダー50g ペタシン 蕗の薹 フキノトウ 粉末 パウダー ふきのとうエキス バターバー butter bur

  2024/03/09

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  天下第一の桜

  　タカトオコヒガンザクラが新宿で見られるとの情報を得て、天気予報を確認すると、なんと、明日から雨天の可能性が高いというじゃありませんか！雨はマズイと、朝は町内のすみれたちを撮影して、その足で地下鉄を乗り継いで新宿にやって来ました。↑　CLICK ! 　こんな場所があったかなー？と思いながら、うろうろ歩き回って、この位置からの画像を最終的に選びました。皆さん、スマートフォンで撮影されていますが、こんな長い名前の桜だとは思ってはおられず、きっと、早咲きのソメイヨシノとして撮影されている様子（笑）。風が吹くと、桜吹雪が舞います。イベントで出掛けた世田谷（蘆花恒春園）での邂逅から7年、『天下第一の桜』と2度目のめぐり逢いでした。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現していますサクラハンドブック [ 大原隆明 ]

  2023/03/20

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  可憐な日本固有種

  ↑　CLICK ! 　近所でコブシが街路樹として白い花を付けています。一方、こちらは少し違う印象のシデコブシです。別名ヒメコブシ（姫辛夷）と言われているそうですが、その表現がぴったりくる可愛らしい花を咲かせます。花弁の裏側や蕊に見える淡い紅色が際立っていますね。↑　CLICK ! 　日本固有種なのですが、横文字の別名があります。スター・マグノリア（star magnolia）がそれですが、スター（星）はどこから来るのでしょうか。種小名（"stellata"）が「星」を意味する語源を持つからだとか。ちょっと微妙ですが、まぁ、星のような咲き方をするモクレン属と評された訳です。↑　CLICK ! 　知名度が今一つなのが残念ですが、可憐で品があり、この季節を代表する花木だと思っています。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています増補改訂 樹木医が教える緑化樹木事典 ハンディ版 病気・虫害・管理のコツがすぐわかる！ [ 矢口 行雄 ]

  2023/03/19

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  渋い花がいっぱい

  　秋に濃紫色（ほぼ黒色）の丸い果実を観察していました。さて、どんな花が、いつ咲くのかなと思っていたのです。ネット上で開花情報を見かけて、散歩がてら出掛けてみますと、目立たない小さな花がたくさん咲いていました。独特の芳香があって、これは好き嫌いが分かれそうです。↑　CLICK ! 　追って調べて見ると、淡いクリームイエローの花を咲かせる樹が多いようですが、ここの花たちは小豆色に近い赤みがあるタイプです。更に後で得た情報では「雌雄異株」で、花の様子が雌雄でかなり違います。下向きに咲く小さな花なので、しっかり観察し切れていませんでしたが、写真を拡大してみると雄花ばかりです（果実が生るのに？）。事前の情報収集が足りませんでしたね。近々、再観察に出掛けることにしましょう。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています増補改訂 樹木医が教える緑化樹木事典 ハンディ版 病気・虫害・管理のコツがすぐわかる！ [ 矢口 行雄 ]

  2023/03/18

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  独特な姿の黄色い花

  　この季節の黄色い花を咲かせる花木には、サンシュユもありましたね。けっこう、久しぶりに目にしたような気がします。漢字については、初見では読めません（笑）。薬用として中国から渡来した経歴とのことですが、ユニークかつ綺麗な花を咲かせてくれます。↑　CLICK ! 　間近に見てみると、花は独特な姿をしています。雄蕊らしきものがデンデンムシの目玉のように飛び出して、花弁はクルッと丸まっていて、そうした小さい個々の花がたくさん集まって、大きな鞠状または半球状になっています。秋にグミにそっくりで食べられる果実がなるとか。 　トサミズキは名前に反してマンサク科で、サンシュユの方がミズキ科なのだそうです。う～ん、うまくいかないものですね。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています増補改訂 樹木医が教える緑化樹木事典 ハンディ版 病気・虫害・管理のコツがすぐわかる！ [ 矢口 行雄 ]

  2023/03/17

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  風に揺れる黄色い花

  　ここは「四季の山野草」がメインテーマですが、この季節、どうしても花木の話が多くなってしまいます。シナマンサクやロウバイに続く黄色い花を咲かせる花木ですね。予定では、明日も、この流れになりそうです（笑）。↑　CLICK ! 　今春は気温が高めで推移しており、例年より開花の出足は早そうです。一方、個体差もあるので、近隣の公園ではもう少し時間が必要に見えました。花が咲いてしばらくすると、この時期からは想像できないような、大きくてゴツい葉が展開します。その頃には、細い幹から枝がいっぱいになって叢生状態になりますので、なんだか、藪っぽくなってしまうのですね。今頃の方がスッキリして公園には似合うように思います。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています増補改訂 樹木医が教える緑化樹木事典 ハンディ版 病気・虫害・管理のコツがすぐわかる！ [ 矢口 行雄 ]

  2023/03/16

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  乳白色の大きな花

  　ハクモクレンが咲いていました。乳白色の大きな花が揃って咲き出しますが、存外、花期が短めなので、気がつくと茶色っぽくなって散りかけているものです。自宅の近隣に咲いているなら話は別ですが、こんなタイミングで見かけたのは運が良かったと思います。↑　CLICK ! 　花が青空に向かって咲く姿が好きですねぇ。比較的樹高が高いので、良い香りがするという話ですが、実際に確認したことがありません。紫色をしているモクレンの色違いという訳ではなく、「近縁種」という位置付けで、花の大きさが違いますが、コブシも同様です。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現していますモクレン【サンセーション】4号ポットアメリカで育種された最新品種！花は大きく、黄金色にピンク色の縞模様が入る珍しい花色です。ウッズマンとエリザベスの交配種モクレン【サンセーション】4号ポット【木蓮】庭木 シンボルツリー

  2023/03/15

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  可愛くて食用にもなる

  　よく晴れた土曜日。出掛けた公園ではたくさんの人々が楽しんでいました。子供たちは別枠として、走り回ったり、大声を出したりしている姿は全く見かけません。日本は平和だなぁ、人々は柔和だなぁと、まるで他人事のように感心していました。^^↑　CLICK ! 　若い男女が、階段状の坂道で法面を覗き込んでいます。何かあるのかなと見ると、アマナを指さして話していました。どうやら、女性の方が「これは食べられるのか？」といった話題をふっているようです。『甘菜』という名前が示すように、葉や球根は食べられますよ。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています食べられる草ハンドブック／森昭彦【3000円以上送料無料】

  2023/03/14

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  さて、曙色か、紅色か

  　個人的に、アセビよりアシビと呼ぶことが多いのですが、今はアケボノアセビと説明しておきます。もう終焉期ですね。個々の小さな花はスズラン、もしくは、下向きのチューリップに似た形状をしています。虫たちが出入りするには苦労しそうです。小さなハエなどが対象なのでしょうか。↑　CLICK ! 　淡い色合いも多く見かけますが、これは濃いめの紅色です。蕾が、未だ小さい頃、枝も赤っぽいので、花が咲く先端部全体が赤くなります。改めて調べると、花色が濃い個体群をベニバナアセビとする説明を見つけてしまいました。主観に頼る要素が強く、呼び分けは推奨できない印象ですね。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現していますアセビ 苗 【赤アセビ】 根巻き苗 馬酔木 苗木 植木 花木 庭木 生垣 常緑樹 低木

  2023/03/13

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  不思議な構造の桜

  　既にヒナギクザクラが咲き出しているとの情報を得ていました。ですから、現着して、真っ先にやって来たのです。まだ、一部か、二部咲きですが、いい感じじゃないですか！「雛菊」とは、とても良いネーミングです。まん丸で、ちっちゃくて、白く菊咲きする桜です。 　原木は新潟県の弥彦神社にあるそうです。すみれを探して弥彦山を歩いた楽しい旅を思い出します。↑　CLICK ! 　八重咲きの花が二重化している「二段咲き」という不思議な構造をしています。オクチョウジザクラ（奥丁字桜）の栽培品種と説明されており、キクザキオクチョウジザクラ（菊咲奥丁字桜）と呼ぶのが正しいのかも知れません。小さいのに花弁の数が100枚以上という意味でも珍しい桜ですね。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています日本のたしなみ帖　桜 （たしなみ帖シリーズ） [ 小川 和佑 ]

  2023/03/12

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  梅林に伸びる影法師

  　梅のお話は、今年三回目、月一回ペースになってしまいました。個人的視点ですが、それぞれ、被写体がおもしろかったのです。↑　CLICK ! 　今回の被写体は川の堤防沿いにある梅林で、実は、この季節が花のピークだったようです。早春から咲いている個体をよく見ていており、感覚的には既に終わっている印象があったので、少し意外感がありました。個体差が大きく出る性質の花木なのでしょうか。少なくても自宅近隣では、ほぼ終焉を迎えています。ほんのりと良い香りが漂っていましたが、そろそろ夕日が差して来たので、帰路につく時刻です。 　堤防の上でスマートフォンを見ている自分の後方から夕日が刺して、若いカップルと自分の長い影法師も写りました。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています湯呑み 湯のみ 湯飲み 京焼 清水焼 湯呑み茶碗 陶器製 日本製 器 組湯呑 夫婦湯呑み 2客 紙箱入り 志野白梅（しのはくばい） おしゃれ 高級 プレゼント 人気 和食器

  2023/03/11

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  まるで赤い薔薇のよう

  　東京で桜（ソメイヨシノ）が開花するまで1週間程度と予測されています。でも、房総の根っこ辺りでは、まだまだという感じしかしません。 　現状、カンヒザクラが真っ盛りです。太陽が陰りだした頃、街路樹として植えられているカンヒザクラが目に入りました。何年も通過するだけだったことを後悔して、側道に回り込んで単車を止めて、歩いて撮影に向かったのです。↑　CLICK ! 　えっ、これは？！なんと、八重咲きです。まるで赤い薔薇のような花を咲かせていました。沿道に6本は植えられていたはずと、一つ一つ確認すると、最後の一本だけが一般的なカンヒザクラでした。思い込みでしたね。因みに、八重咲きは台湾で作出された栽培品種だそうです。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現していますジンチョウゲ 黄金斑入り 　前島　 5号ポット苗(k08)

  2023/03/10

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  香りで選ばれる庭木

  　決して強くはないのですが、良い香りを放っていたジンチョウゲです。『沈丁花』と書くので、チンチョウゲと読みそうなものですが、標準和名では前者であり、別名として、後者と呼ぶこともあるという位置付けです。名前の由来は、香りが「沈香（ジンコウ）」に似ているためだそうですが、その「沈香」を知らないので話になりません（笑）。熱帯アジア原産の代表的な香木だそうです。↑　CLICK ! 　赤い蕾をいっぱい付けている時期はカワイイ感じです。花弁が開いてくると、むしろ、白い印象の方が前面に出てきます。そして、しっかり開くと、白い鞠玉のような姿に変わりますね。香りについては、この時期が一番強いのでないかと思います。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現していますジンチョウゲ 黄金斑入り 　前島　 5号ポット苗(k08)

  2023/03/09

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  金運アップの縁起物

  　もう、花は終わっている時期なので、これは果実なのでしょう。これから、4月にかけて緑色から紫色、黒色へと変化していくそうです。↑　CLICK ! 　縁起物でもあり、家の西北側でも育つ性質なので、気軽に植えられている様子を見かけます。知らなかったのですが、縁起は良くないとされた時期があったのだとか。名前が「八手」ですから、一般的な日本人感覚では縁起が良い印象ですよね。詳しくないのですが、風水的に「魔除けや金運上昇」の効果も期待できるそうです。こだわるつもりはないのですが、我が家でも、難を転じるという「ナンテン」を植えています。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現していますドライフラワー花材　ヤツデの実

  2023/03/07

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  見過ごさずに済んだ

  　うっかり、フキノトウの動きを見過ごして花期が終わろうとしていました。季節の移り変わり、特に早春の植物たちの動きは速いものです。梅が咲き始めたなぁと思った頃には、小さな葉は見つかるというのに、花芽は探しても先っぽさえ見つかりませんでした。↑　CLICK ! 　少しずつ、花木を中心に花が見られるようになって、ついつい、うっかり！となってしまいました。ある日、とんでもなく長い距離の散歩に出掛けて目に入ったのです。「あらら～、もう、こんな姿になってるぞ」が正直な感想。まぁ、いつの間にか春一番も吹き終わっていました。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現していますばっけ味噌 バッケみそ ばっけみそ バッケ味噌 バッケミソ ふきのとうみそ ふきのとう味噌 フキノトウみそ

  2023/03/06

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  がんばるフキノトウ

  　房総半島の付け根ですから、もうフキは花を終えて、葉っぱが大きく展開を始める頃と思っていたのですが、3枚の内2枚は今週、もう1枚は2月末日の撮影です。東北生まれの身にフキは余りに身近すぎて、しっかり観察していないのかも知れませんね。 　食べ物としてのフキノトウは、子供には苦みが強くて好んで食すことはありませんでしたが、いい歳になってしまうと、けっこう味わい深いものだと感じています。母は山草採り､父はキノコ採りが得意でしたが、不肖息子は写真を撮るばっかりです。＜紹介＞ 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています【2022年予約販売】4月～6月順次発送！フキノトウ味噌＜75g＞石川県の天然ふきのとうをたっぷり使用！味噌から手作りしたお取り寄せグルメ【無添加】 山菜 フキ味噌 ふきのとう ふきみそ 蕗の薹 ふき味噌 ばっけ味噌 苦み成分ペタシン国産 産地直送【3980円以上で送料無料】価格：1610円（税込、送料別) (2022/3/19時点)楽天で購入

  2022/03/19

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  樹木の使い道

  　トサミズキが咲き出しました。最近、複数の近隣にある公園にたくさん植えられ始めたんですよね。以前の認識では、ちょっと大きめの自然公園に、そっと植えられている印象でした。 　最近は、公園の縁取り用の垣根といった使われ方をしています。幹も枝もほとんど太くはならないので、高さを揃える程度の剪定で簡単に維持できるのでしょう。おとなしい花の方が主眼で選ばれているのではなく、後から出て来るしっかりした葉を活用したいのだと思われました。＜紹介＞ 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現していますトサミズキ ‘スプリングゴールド’

  2022/03/18

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  徐々に北を向く蕾

  ↑　CLICK ! 　この時期、大きな花を咲かせるモクレン。近隣ではハクモクレンの方を多く見かけます。少し大回りした散歩道で、紅紫色のモクレン見かけました。まだ、蕾ですが、一両日で全開しそうな雰囲気です。 　モクレンの仲間の蕾は、先端に向かって餃子のような姿に湾曲しますね。この方向に関する話が見かけました。ざっくり、「蕾が膨らむ際、日差しを多めに受ける南側が先に膨らみ、結果、蕾の先端が北を向く」というのです。本当でしょうか。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現していますモクレン【サンセーション】4号ポットアメリカで育種された最新品種！花は大きく、黄金色にピンク色の縞模様が入る珍しい花色です。ウッズマンとエリザベスの交配種モクレン【サンセーション】4号ポット【木蓮】庭木 シンボルツリー

  2022/03/17

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  日本を代表する花木

  　真冬から咲き続けていたヤブツバキが､まだ、一心に真っ赤な花を咲かせていました。日本で野生の椿と言えば、この種を指し示します。今更､再認識したのですが、学名が Camellia japonica 、つまり、「日本の椿」という意味なのですね。日本を代表する花木の一つでもあります。 　伊豆大島の特産品というイメージが強かったのですが、青森以西の海岸から山地に自生する普遍種なのですね。日本固有種とされていますが、朝鮮、中国、台湾なども原産地とされていますから、定義としては妙な話です。まぁ、日本人の生活に密着した存在だということでしょう。＜紹介＞ 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています【大島椿】【在庫あり】椿油100% 60ml 【11個以上お買い上げで送料無料になります（沖縄・北海道・離島を除く）】

  2022/03/16

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  魅力的な桜ですよね

  　半月前から､河津桜の開花を、今か今かと待ち続けていました。例年より半月も遅れていたのですが、急激に気温が上がり､雨も降った途端にササッと咲き出してしまいました。時間を作って観察に出てみると、満開を通り越して、既に花弁が風に舞い始めています。 　気を取り直して、あっちからこっちから撮影してみました。この桜は、大きめで紅色の花弁も、同時に展開を始める艶やかな葉も美しく、濃い茶色の木肌さえも魅力的です。よくメジロが花弁をついばんでいる姿を見かけますので、分泌される蜜が多めなのかも知れませんね。＜紹介＞ 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています桜 苗木 【河津桜 （かわづざくら）】 1年生 接ぎ木苗 桜の木 桜の苗木 植木 花木 庭木 シンボルツリー 記念樹 落葉樹 高木

  2022/03/15

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  気温が一気に上昇！

  　今日は､ビックリするほどに気温が上がりました。今年は遅いんだぁと高を括っていた野草たちが、慌てて伸び上がろうとしているように見えますね。 　外来種であるヒメオドリコソウと、一応､在来種であるホトケノザが一緒に花を咲かせていましたが、どちらも繁殖力が半端ない野草です。昆虫たちも活発に動き出していて、セイヨウミツバチの後方にテントウムシの幼虫が見えていますね。 　（注：過去に撮影した画像を含む）＜紹介＞ 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています美しき小さな雑草の花図鑑【電子書籍】[ 多田 多恵子 ]

  2022/03/15

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  心待ちにしていました

  ↑　CLICK ! 　半曇りの中、この季節の芳しい風に誘われて長距離の散歩に出ました。気温が高い日が続いて、すみれや春早い花木たちは元気そうで良かったです。期待していた対象の一つだった沈丁花を目にして、小躍りしてしまいました（笑）。 　庭で咲きますという方も多いと思われ、特段、珍しい存在ではありませんが、やはり、この季節の指標の一つだと思っています。特に香りを放つ花が大好きなので、梔子（くちなし）や木犀（もくせい）の仲間の開花は、いつも心待ちにしてしまいます。＜紹介＞ 「花の写真館」から「四季の山野草」の一部コンテンツを再現しています【ジンチョウゲ属】沈丁花 夏坊主 3.5号ポット

  2022/03/13

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  紅色の合成はムズい

  　ちょっと思い出して､梅が見られる公園に立ち寄りました。運良く満開です。白い花が多いのですが、所々に赤い花弁が混じる樹がありました。所謂「源平咲き」という咲き方ですね。梅の他にも､桃や椿などで見られるシロモノですが、桜では･･･？記憶がありませんね。 　この話に､ご近所さんは「接ぎ木でしょ！」との反応でしたが、特定の枝だけが紅色だったり、特定の花の半分が紅色だったりしますので、接ぎ木ではなさそうです。調べたところ、紅梅の樹に白い花も咲くという構図らしく、赤い花を司る色素アントシアンの生成過程で、一部の酵素不足などのためにうまくいかったという因果関係とのこと。う～ん、見た感じでは99％は白い花なのですが！色素生成が極めて下手っぴなのですね。＜紹介＞ 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています冬レター [便箋] 越前和紙・伊予和紙 16枚入り [全4種類] デザインフィル(ミドリ) 28-8705* 【ネコポス可】 ［M便 1/6］手紙 紙シリーズ 冬の木花 梅 ケイトウ 椿 牡丹 はんなり きれい おしゃれ オシャレ 便り

  2022/03/11

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  驚く花期の長さ

  　これにはソシンロウバイ（素心蝋梅）と表示がありました。う～ん、やはり、マンゲツロウバイ（満月蝋梅）に見えてしまいますね。 　前回説明の簡略版ですが、マンゲツロウバイはソシンロウバイからの選別品種なので、実生からの選別過程で中間的な生産株が生まれてしまうと知りました。まぁ、端から、その程度の違いなのだと理解することが肝要なのだと思われます。 　改めて、花期の長さを痛感します。近所で指標にしている個体の一つは12月に、もう一つは1月に咲き出しますので、既に花は終わっています。＜紹介＞ 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現していますマンゲツロウバイ（満月蝋梅）苗木　樹高80cm

  2022/03/08

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  命名に関する話

  　沖縄の桜と勝手に認識しているカンヒザクラが咲いていました。沖縄では開花宣言の指標に設定しているそうなので、間違ってはいないでしょうね。実は、昔から「カンヒザクラとヒカンザクラのどちらが標準和名なのか」という話題があります。使用頻度では前者が多いのですが、緋色をした寒桜という解釈ならば、緋寒桜ですよね。昔、彼岸桜との混同を避けるために順番を入れ替えたという話を聞いたことがありました。 　でも、言葉というものは、使われる頻度こそが重要であり、主要な図鑑や Ylist などでヒカンザクラの方はは別名ですと定義されていることもあり、下手にこだわらない方が無難だろうと思います（笑）。 　学名の campanulata は「カンパニュラの様な」、つまり、花が下向きに咲くことから命名されました。こっちの方は分かりやすいですね。＜紹介＞ 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています

  2021/03/15

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  春の短命植物

  　久しぶりに早春の高尾山に出向きました。登山口からスプリング・エフェメラル（春の妖精、春の短命植物）と呼ばれるアズマイチゲが咲いていて、期待感が吹きだしてきますね。一方、ニリンソウも同属ですが、開花にはまだ時間が掛かりそうでした。 　この花弁（正しくは萼片）は開閉運動をします。この運動が陽光の変化によるものだろうと思っていたのですが、どうやら、気温の変化によるものらしいですね。夏が来るまでに結実すべく、なんとか、昆虫を誘うために目立とうとしているのでしょうか。＜紹介＞ 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています

  2021/03/14

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  かわいい八重桜

  　桜の季節です。少し足を延ばして、すみれとヒナギクザクラを見に来ました。少し時期が早かったようですが、まぁまぁ咲いていました。樹高が低いので、しっかり観察と撮影ができます。いつ見ても、可愛らしいですねぇ。 　白い花たちを撮影するのは、意外に難しいのです。コントラストが出ないのでオートフォーカスだと辛いですね。露出もマニュアル調整した方が良い結果になるのですが、まだ、カメラのクセが掴み切れていません。＜紹介＞ 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています

  2021/03/14

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  一面に拡がる

  　トリシティで小高い丘を走っていましたら、赤紫色の小さな花が一面に拡がっていました。これはホトケノザですね。ここは三輪のトリシティ向きの原っぱです（笑）。へぇ、こんな風景が見られるんだー、と感心してしまいました。 　ところで、今回、少し広角ぎみのレンズで撮影してみたのですが、ふむふむ、なかなか良いですね。今、いろいろテスト中です。＜紹介＞ 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています

  2021/03/12

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  殖えていく河津桜

  　さて、春ですね。今年もしっかり咲いている河津桜を、新たに発見しました。樹高が低いので、細かいところまで観察しやすいですね。こんな路傍に咲いていたことに、今まで気づきませんでした。改めて認識したことですが、葉っぱも綺麗です。春一番で咲き出す性質で、花も葉っぱも見栄え良い訳ですから、あっという間に拡散する理由が理解できます。 　今回から新しいカメラで撮影しています。写りはシャープです。まだ、慣れなくて、使い方が難しいと感じていますが、画質は優れものですね。＜紹介＞ 花の写真館から四季の山野草の一部コンテンツをブログで再現しています

  2021/03/06

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  花を咲かせる前に花壇から消えていく ハボタン(葉牡丹)

  ●●●花を咲かせる前に花壇から消えていく ハボタン(葉牡丹)●●●そろそろ季節が終わろうとしている冬の観葉植物です。「これは何かな？」アブラナ科のハボタン、まぁ、鑑賞目的に改良されたキャベツですね。緑をベースに白、紫、紅紫、ピンクなどがあって、なかなかカラフルです。葉の方もフラットなものから縮れたものまで変化がを楽しいですね。寄せ植えのレイアウトが面白いので再登場をしてもらうことにしました。（ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 : "Brassica oleracea　var. acephala"　●　原産 : (原種) 欧州　●　分類 : アブラナ科アブラナ属 価格的には手頃なので、花壇の縁取りとしても利用できます。葉の色を変えてグラデーション状にレイアウトしている例も見ましたよ。真冬から春先まで長く楽しむことができるのが選定のメリットです。また、一定の大きさになったら日照量も余り要求しません。下のサイズで植え付けたら、少しくらい花壇でも植え付けることができます。草丈（高さ）の違いを利用して立体的にレイアウトする方法もあるでしょうね。季節の終わりには食べてしまう・・・、そのようなことはできるのでしょうか？ 　街角でも花壇でも、ささっと消え始めています。観葉植物だとは言え、春には春の姿があって、菜の花そっくりの黄色い花を咲かせている姿も可愛らしいのではないでしょうか。

  2010/03/29

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  沖縄で「桜」と言えば寒緋桜（カンヒザクラ）でしたね

  ●●●沖縄で「桜」と言えば寒緋桜（カンヒザクラ）でしたね●●●紅梅にしては、花のイメージが少し変です。沖縄の話が続いていることもあり、さてさて、「これは何かな？」 沖縄の普通の桜である「寒緋桜(カンヒザクラ)」ですね。本州で普通の桜と言えば、どうしても「染井吉野(ソメイヨシノ)」でしょう。普通種が桜前線の基準になる訳ですが、沖縄では寒緋桜が基準です。花期はとても長くて、１月から３月辺りまで咲き続ける様子ですよ。（ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 : "Prunus campanulata "　●　原産 : 中国(台湾)、日本　●　分類 : バラ科サクラ属 沖縄本島を走り回ったのですが、どこへ行っても、この花が咲いていました。でも、見た感じの話で恐縮ですが、幾つかの品種があるようです。葉と花が同時展開するのは普通ですが、果実まで同時の木がありました。名前に関して良く知られたエピソードがありますが、ご存じでしょうか。元々は緋色の寒桜なので「緋寒桜」と呼ばれていました。でも、「彼岸桜」と混同回避のために順番を変えられてしまったのです。 　那覇空港からモノレールで移動する時、「沖縄で桜が咲き始めた」という話を聞いた時にことを思い出しました。その時、ソメイヨシノを想像していたことを痛感した訳です。しまった、沖縄では、この桜だったなぁと書籍からの古い記憶を思い出しました。

  2009/03/18

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  熱帯雨林を象徴する情熱色の花　ブーゲンビリア

  ●●●熱帯雨林を象徴する情熱色の花　ブーゲンビリア●●●さて、今日も南国イメージの植物ですが、見たこと、ありますよね。「これは何かな？」小さな白い花を包む込むような葉(包葉）が美しいブーゲンビリアです。赤やピンクを見掛ける機会が多いと思いますが、白や黄色もあります。蔓性の植物で、元来は高いところまで伸びていくのでしょう。本土で見る限り、そこまで大きくならない内に冬が到来してしまうようです。原産地の熱帯雨林では、一年中、美しい姿をしているのだそうです。ここ沖縄でも、なんとか一年中見ることができるとのことでした。（ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 : "Bougainvillaea spp."　●　原産 : 中央アメリカ、南アメリカ　●　分類 : オシロイバナ科ブーゲンビリア(イカダカズラ)属学名でもお判りのように、複数の種の総称として扱われています。代表的な３種を引用してみます。　■　テリハイカダカズラ（"B. glabra"）　■　ペルーイカダカズラ（"B. peruviana"）　■　イカダカズラ（"B. spectabilis"）現在は、交配種を加えて多くの園芸品種群となっています。斑入り葉や花弁に見える包の部分が八重になった品種も流通しています。 　本土で育てようとする場合、非耐寒性には加温すれば対応できる訳ですが、むしろ、夏の蒸すような暑さが問題なのだと聞いて驚きました。熱帯雨林って蒸し暑くないのでしょうか。

  2009/03/18

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  美しく、力強く、鮮やか　春風に咲き誇るハイビスカス

  ●●●美しく、力強く、鮮やか　春風に咲き誇るハイビスカス●●●突然の登場は、どう見ても、夏の花ハイビスカスです。概ね、季節をトレースするように植物たちを掲載してきたのに・・・。実は一昨日、沖縄で撮影してきたたばかりなのですよ。ちょっと留守にして、沖縄でゆっくりしてきました。まぁ、一応、少しは花たちを撮影してきました。どうやら、この花、沖縄ではほぼ一年中咲いている様子です。 ハイビスカスは、やはり日本にも自生するフヨウと良く似ていますよね。インド洋や太平洋の島々に自生するフヨウの仲間です。赤い花が知られていますが、実は多彩な花が育てられています。（ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 : "Hibiscus rosa-sinensis"　●　原産 : 南洋の島々　●　分類 : アオイ科フヨウ属米国ハワイ州の花として知られています。アロ～ハーって、レイを掛けてもらう時のメインの花ですよね。　(^.^) 花を摘んでから萎れるまでの時間が長くて素材として適している訳です。ホテルでは熱帯魚を遊泳させているプールに花びらを浮かべていました。赤、橙、桃、黄色等、華やかな花びらが沈むことなく水面を流れています。なかなか幻想的な演出だったように感じました。 さて、実は「ハイビスカス」という言葉はアオイ科フヨウ属の低木の総称です。イメージとして、和名でブッソウゲと呼ばれる品種群を指すかも知れません。でも、もう少し広い範囲を指し示す言葉なのだそうです。 　常夏イメージの沖縄でも、まだ冬には冬です。確かにバナナは生っていましたが、ちょっと力が感じられない姿でしたね。でも、そろそろヒカンザクラが咲き終わろうとする季節で、関東辺りからやって来た者には、一足も二足も早い春を感じることができました。

  2009/03/18

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  豊かな芳香を放つ　ジンチョウゲ（沈丁花）の季節

  ●●●豊かな芳香を放つ　ジンチョウゲ（沈丁花）の季節●●●花が咲いてしまうとサッパリというかアッサリした印象になります。「これは何かな？」蕾が赤紫色に揃うと美しくて期待が高まるジンチョウゲ（沈丁花）です。属名の "Daphne " はどこかで聞いたことがありますね。そうそう、ギリシャ神話の女神の名です。一方で、月桂樹を意味するギリシャ語だそうです。以前住んでいた家の庭に咲いていました。その庭を整理する時に、もったいないので幼稚園にもらっていただきました。明るくて良い芳香を漂わせる庭木です。（ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 : "Daphne odora"　●　原産 : 中国　●　分類 : ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属チンチョウゲという歌詞があって、あれっと思っていました。実際、ジンチョウゲでもチンチョウゲでも間違いではないそうです。漢字を素直に読めば、チンチョウゲということになるのでしょうか。中国原産の植物で聞く話ですが、日本にあるのはほとんどが雄株です。雌雄異株なのに雌株がほとんど見られないというパターンですね。キンモクセイ等が典型的な例です。香木の沈香のような良い匂いがあるというのが命名の由来だそうです。香木ってご存じですか？その「沈水香木」や「白檀」に代表される豊かな芳香を放つ木材のことです。 　「ジン」でも「チン」のどちらでも間違いではないという紹介をしましたが、「沈水香木(沈香)」は「じんすいこうぼく（じんこう）」と読むので、ジンチョウゲなのでしょうね。いつか、一度で良いから高価な香木の芳香を試してみたいと思うのですが、どこにいけば可能なのでしょうね？！

  2009/03/16

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  散った花を愛でる 日本人の好みに合う「椿」の花

  ●●●日本人の好みに合う「椿」の花　潔く散ってみせます●●●赤というか濃い朱色の花弁に黄色の蕊（しべ）が美しいと思います。さぁ、「これは何かな？」ツバキ科のツバキですが、ちょっと説明が必要ですね。ツバキ科ツバキ属の植物全般を、広義でツバキと呼びます。狭義ではヤマツバキ("Camellia japonica")を指す言葉なのだそうです。スミレ科スミレ属のスミレ("Viola mandshurica")と良く似た話ですね。上の定義によれば、サザンカもツバキと呼んで良いことになるんでしょうか。まぁ、サザンカは身近な庭木ですから、別に呼びましょう。日本人の好みに合って、有益な植物なので、多くの品種が作出されました。（ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 : "Camellia spp."（狭義には"Camellia japonica")　●　原産 : 日本　●　分類 : ツバキ科ツバキ(カメリア)属そうそう、サザンカと区別する最も簡単な方法をご存じですか？それは、花が終わった後の「花弁の散り方の違い」です。サザンカは１枚１枚はらはらと散り、ツバキは萼からポロっと落ちます。雪のように散るのも風情があり、緑苔の上に花ごと散るのも優雅です。記憶ですが、椿の花が落ちることを計算した日本庭園があると聞きました。散った花を愛でるという感傷は和風でたいへんよろしいですねぇ。ツバキは実から椿油をつくることで知られますが、材木としても有益でした。ただ、樹高の高い木はほとんどなくて、結果として建築材になりません。ご存じのように固い材質を活かして、印鑑用材として使われています。 　 　 　属名の「カメリア」をどこかで聞いたことが・・・。あっ、なぁるほど、有名な化粧品のブランド名にありましたね。横文字で耳にしても、なかなか良い雰囲気を醸し出してくれます。

  2009/03/16

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  魅力的な観葉植物 ホンコン・カポック「ハッピーイエロー」

  ●●●魅力的な観葉植物 ホンコン・カポック 'ハッピーイエロー'●●●美しい黄色い斑入り葉を持つ観葉植物ですね。「これは何かな？」葉が風車のように並ぶカポックのホンコン「ハッピーイエロー」です。耐陰性が強いので、それだけでも観葉植物として優秀です。その上、厚くて光沢のある葉が美しく、明るいイメージを醸し出しています。いろいろは場所に置いて、違和感なくマッチしそうですね。（ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 : "Schefflera　arboricola　ｃｖ.'Hong Kong - Happy Yellow'"　●　原産 : オーストラリア南東部　●　分類 : ウコギ科シェフレラ属資料によると、最近は "シェフレラ" という名前で流通しているそうです。でも、実際には "カポック" という名前の方を良く見掛けますね。親しみ易いですが、日本の生産業者が勝手に命名したのだということです。これはウコギ科の木本、つまり木なんですね。非常に育てやすく、とても大きく育ちますので大きな鉢が必要になります。ただ、自分の重さに茎が耐えられないことがあるのだそうですよ。 　幾つかの兄弟分が流通していますが、最も人気の高い品種がハッピーイエローらしいですね。とても魅力的な観葉植物だと思います。

  2009/03/16

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  美しい葉に明るい花を咲かせる　ギンヨウアカシア

  ●●●美しい葉に明るい花を咲かせる　ギンヨウアカシア●●●美しい黄色い花ですが、夕方で実際より濃い色に撮れてしまったようです。「これは何かな？」微妙に自信がないのですが、ギンヨウアカシアだろうと思います。ワトルの時に少し説明することになりましたが、流通名は混乱しています。ミモザとミモザアカシアとギンヨウアカシアですが、元来は別の植物だとか。でも学者ではありませんので、概ね、近似種であれば良いことにしましょう。（ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 : "Acacia baileyana"　●　原産 : オーストラリア南東部　●　分類 : マメ科アカシア属大気の汚染に強い性質であるため、街路樹に適しています。ただ、成長が速すぎる傾向があり、きちんと剪定しておく必要があります。かなり強めに剪定しても大丈夫だそうですよ。ただ、根が浅いため、しっかり定着するまでは風に倒されることがあります。きちんと性質を把握して植えなければいけないということでしょうね。美しい花は切り花にもドライフラワーにも利用可能とされています。　まぁ、言葉は生き物ですから、広い意味でミモザと呼ばれています。それはそれで良いのかも知れません。

  2009/03/15

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  冬から春に花を咲かせる縁起物　「金のなる木」

  ●●●冬から春に花を咲かせる縁起物　「金のなる木」●●●淡いピンク色の可愛らしい花ですが、先ず、葉の方に注目して下さい。「これは何かな？」ベンケイソウ科の多肉植物「金のなる木」こと、フチベニベンケイです。ただ、現実にはフチベニベンケイと呼ぶケースは少ないようです。よく知られた「金のなる木」か、流通名の「花月」が用いられています。昭和初期に持ち込まれた丈夫な観葉植物です。枝が若い頃に真鍮製の５円玉を通して育てたものを見たことがありますか？存外多くの５円玉をはめ込むことができるものだなぁと思いました。（ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 : "Crassula portulacea"　●　原産 : 南アフリカ　●　分類 : ベンケイソウ科クラッスラ属これまで、余り花を意識したことがありませんでした。なかなか可愛らしいのですが、どこかで見たような花です。なるほど、同じベンケイソウ科のカランコエ等に似ているのですね。早春に咲き出すのですが、花期が長く、１ケ月間は咲いているとか。花の付きが良く、多く流通しているのは「華花月」という品種だそうです。氷点下になるようでは肉質の葉や枝が凍ってしまうので注意が必要です。水遣りは、花期に月２回、それ以外は月１回という説明でした。これなら粗忽者の筆者にも育てられそうで、すばらしい観葉植物ですね。 　何年も掛けて大きく育てるとなかなか見事な姿になります。頑張って５円玉の装填を続けたら、貯金箱代わりになるかも知れませんが、それなりの根気と根性が必要です。

  2009/03/15

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  一面に咲かせたい　イタリアン・ラベンダー 「ラッフルズ」

  ●●●一面に咲かせたい　イタリアン・ラベンダー 「ラッフルズ」●●●ちょっとユニークな花がたくさん咲いていますね。「これは何かな？」 シソ科のイタリアン・ラベンダー「ラッフルズ」という意味ありげな名前でした。仲間に耳が生えたような花を咲かせるブルーベリーラッフルズがあります。白い花のピーチベリーラッフルズも並べたら可愛いと思いますよ。（ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 : "Lavendula Stoechas"　●　原産 : （原種）欧州　●　分類 : シソ科ラベンデュラ属売り文句は「たくさん咲く、長い期間咲く」といった内容です。上部の花が終わる頃には下の花が咲き出すということでしょうね。説明書きには「終わりそうな花は切り取るように」と書いてありました。もう一つは「多湿を嫌うので、水のやりすぎに注意して下さい！（笑）」です。まるでたばこの注意書きのような内容ですね。多年草で、うまく育てれば、毎年株が充実していきます。まぁ耐寒性もあるようですので、冬越しをして長く育てたら楽しいでしょうね。 　ひとつひとつは不思議な印象の花、たくさん並ぶと華やかな賑わいが感じられますね。確かに畑一面に植えられたラベンダーに似ています。和名とシソ科という点が同じですが、ラベンダーの仲間なのでしょうか。それにしては学名が微妙に違いますね。ラベンダーは Lavandula で、イタリアンラベンダーは Lavendula とあるようですが・・・。

  2009/03/13

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  黄色く盛り上がる花床が印象的なジャーマンカモミール

  ●●●黄色く盛り上がる花床が印象的なジャーマンカモミール●●●沖縄の撮影ですが、本土であれば４月から５月に咲き出すハーブです。「これは何かな？」エッセンシャルオイル(精油)やハーブティに使用されるカモミールです。カモミールにはジャーマン種とローマン種があり、随分違った印象です。黄色の中心花(花床)が膨らみ、白い舌状花が垂れるのはジャーマン種。同じキク科のマーガレットに似た雰囲気を持っていますね。"Chmaemelum Nobile"という学名もあるようですが、詳しく分かりません。カモミールはギリシャ語で「大地のりんご」という意味を持っています。属名の"Matricaria"はラテン語で「子宮」という意味を持っています。（ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 : "Matricaria recutita"　●　原産 : ヨーロッパ、西アジア、地中海沿岸　●　分類 : キク科シカギク属カモミールがブレンドされたハーブティが好きになりました。不思議な味わいがあって、優しくて良い香りがします。その上、風邪や不眠症への効果、整胃腸、食欲増進等の作用があります。一方、ローマンカモミールの方は少し苦みがあるそうですね(未体験)。比較的、エッセンシャルオイルや浴用剤の用途が多いとか。除虫菊のような害虫駆除の効果もあって、花壇に植えると効果があります。活用の記録は古代エジプトの時代まで遡るそうですね。現在でもヨーロッパでは大量に生産され、農作物という表現が近そうです。 　花を見ただけで、直感的にカモミールだと分かりました。それは、ハーブ園でいただいたことがあるカモミールのハーブティの茶こしから黄色い花が見えていたからです。でも、りんごのような香りだとは感じなかったですね。

  2009/03/10

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  八重咲きプリムラ・マラコイデス 「メロンのかほり」

  ●●●八重咲きプリムラ・マラコイデス 「メロンのかほり」●●●八重咲きのマラコイデスには、洒落た園芸品種名が付いています。ご覧の写真は「メロンのかほり」だそうですが、芳香は違うような…（笑）。少し花弁が小さいのですが、なかなかスッキリと美しい花ですね。更に調べてみましたら、インタネット上に少しだけ情報がありました。どうやら、ハーブのように葉を軽く擦らなければいけなかったようです。時間帯によっても違いがあり、夕方に芳香が強いとのことでした。（ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 : "Primula malacoides"　●　原産 : 中国　●　分類 : サクラソウ科サクラソウ属同じ八重咲きの白花に「メローシャワー」という園芸品種も流通しています。ブルー系の「湖畔の夢」、ピンク系の「フジザクラ」・・・。なかなかすばらしい命名センスかも知れませんね。植物体全体が矮化した手乗りマラコイデスなんていう代物もあります。園芸品種名を「ジョリーコビット」というそうです。矮化剤を使わずに、時間を掛けて育種技術を駆使したものだとか。とある育種業者の宣伝になってしまいますので、まぁ、この辺で！でも、育種が比較的難しいとされるプリムラです。苦労されたおではないかと思いますので、これは拍手ものです。 　遅咲きのすみれたちを撮影に行った山中で、湧き水が流れる湿地に咲くクリンソウ(九輪草)に出逢ったことがあります。素朴ながら草丈は膝より高く、大柄のサクラソウですね。真っ赤な花が印象的でした。華やかな園芸植物という認識ですが、サクラソウの仲間は日本にも自生している野草なのですね。

  2009/03/10

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  明るい４枚の黄色い花びら　菜の花？ 油菜？ 菜種？

  ●●●明るい４枚の黄色い花びら　菜の花？ 油菜？ 菜種？●●●いかにも春の畑を象徴する植物と言えば、もう、これ！ですね。でも、「これは何かな？」菜の花？ 油菜？ 菜種？ さぁ、どれでしょうか？実は、全て同じアブラナ科の植物の名前だったのですね。葉が少し異なる花菜( "Brassica rapa var. amplexicaulis") もあり、微妙！学名を"Brassica campestris"としましたが、実は"B. napus"かなぁ。遠目には区別が難しく、個体数では後者の方が多くなっているのです。前者は東アジアの在来種で、後者は欧州から導入された洋種です。やはり種子の色や、葉が柔らかいとか厚いという類の違いです。（ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 : "Brassica campestris"　●　原産 : 日本、中国、東アジア　●　分類 : アブラナ科アブラナ属菜の花畑に入り日薄れ～♪という唱歌のイメージは強いですね。この「菜の花」ですが、アブラナ科植物の花の総称的意味合いがあります。間違いではないけれど、種を特定することはできない名前という訳です。最近、こんな蘊蓄を仕入れました。白菜、蕪（かぶ）、小松菜、実は皆同じ植物である、というものです。学名を調べてみれば、まぁ、ご覧の通りです。　■　Brassica campestris var. amplexicaulis --- 白菜　■　Brassica campestris var. glabra --- 蕪　■　Brassica campestris var. peruviridis --- 小松菜ただ、資料によりますと、これは再度命名された学名のはずです。実は、見た目で分類されていた時代には全く別の学名だったのだそうです。アブラナ科の植物を扱うのは苦労しそうですね。 　白菜、蕪、小松菜が同じ植物という話には少し驚きました。兄弟分というのなら分かりますが、属も種小名も同じなのですから、同じ種という意味です。変種、つまり方言のようなものですね。日本語には違いないという訳です。

  2009/03/10

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  たくさんの花を付けて一面に芳香を漂わせる　白梅

  ●●●たくさんの花を付けて一面に芳香を漂わせる　白梅●●●もうあちこちで梅が良い芳香を放っていますね。白い梅の花だけでは少し芸がない（笑）ので、小鳥を配してみましたミカンの木にもやってきていたメジロの再登場です。梅に鶯ではなく、梅には鶯色のメジロが正解のようですね。雑食のようで花びらを食べてしまいます。最初にメジロの大食ぶりを観察したのは桜の花びらを食べている姿でした。（ちょろっと、蘊蓄）　●　学名 : "Prunus mume"　●　原産 : 中国　●　分類 : バラ科サクラ属「桜切るバカ、梅切らぬバカ」という昔風な剪定に関する教えがあります。つまり、梅の木はきちんと剪定しないと翌年の花付きが悪くなる。逆に、桜の木は余り切りつめてはいけないと諭す説明という訳です。実際、梅については、剪定を怠ると無駄に枝が伸びて樹形が崩れます。桜については経験が少ないのですが、放置しても樹形は崩れませんね。教えは妥当ですが、もう少しスマートな表現はなかったのでしょうか。 　盆栽が好きだった親父が剪定ばさみでちょんちょんと切っているのをよく見ていました。簡単に見えたのですが、自分でやってみると、どこをどう切ったら良いものか検討がつきません。これは門前小僧が習わぬ経をあげるような訳にはいかないようです。

  2009/03/09

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