新宿区の税理士ブログ　 “日々新た”

こんにちは！西東京市の　山本光一税理士事務所です。

今日の担当は事務員です。

遅ればせながら、「鈍感力」を読みました。

小泉純一郎前首相が2007．2．20、国会内の自民党幹事長室を訪ね

中川秀直幹事長と塩崎恭久官房長官に対して

与党幹部らから安倍晋三内閣の閣僚への苦言や

安倍首相の指導力不足を指摘する声が相次いでいる問題について

「支持率は気にすることはない。目先のことには鈍感になれ。鈍感力が大事だ」——。

「何をやっても批判される。いちいち気にするな」とげきを飛ばした。

言うまでもなく、この発言は、渡辺淳一の「鈍感力」（集英社）を受けてのもの。

出版元の担当者によると、小泉発言以前にも、エッセイ本としては異例の１０万部を突破していたそうですが、

これを機に、１８万部に増刷されたようです。

あの時点で　安倍さんはこの本を読まれたんでしょうか？！

読んでいたら、また読んで実践していたら・・・

拉致問題で強いリーダーシップを発揮し正義感あふれる方だったので残念です。

健康が回復されましたら、個人的には今後も拉致問題に取り組んでいただきたい！と願う私です。

著者は、「いい意味で鈍感であるからこそ、どのような環境、どのような人々とも合わせて生きていける」

「これからこそ全世界に羽ばたき、新しい時代を切り拓いていこうと思う人は、

まず自らの鈍感力をたしかめ、あると思う人はそれを大切に、ないと思う人は

それを養うよう、さまざまな環境にとび込み、強くするよう鍛えるべきです。」

と言っています。

「鈍感力」は一朝一夕に身につくものではありませんし

もって生まれた性格・性質もありますが

一国の首相には、　

「理解力」「判断力」「決断力」「忍耐力」「表現力」「説得力」「指導力」・・・etc.に加えて

確かに「鈍感力」　（言い換えれば　「気にせず受け流す力」　「どのような環境にも適応する能力」　「動じない心の強さ」　「ストレスに負けない力」　でしょうか？）　も必要ですね！

それにしても、安倍さんの後任を選ぶときもそうでしたが

小泉元首相の言葉の「影響力」はまだまだ強いものがありますね！

若々しい感性に加えて　時流を逃さないアンテナを持ち　世相をつかむのがうまいですね。

そして　良くも悪くも・・・自分の意思を押し通す確固とした頑固なまでの決意の

「表現力」には　「迫力」すら感じました。

日本の政治家に珍しく一般大衆を魅了する資質があったと思います。


さて、福田首相の今のところの私の印象は・・・

冷静沈着そつなく無難に大過なく　クールに知的に飄々と　

時折鋭く短い切り返しをはさみ　

周囲とうまく協調を試みながら　常に的確な状況判断を怠らない・・・

無色透明な優等生的イメージなのですが

就任前TV中継中、「私はキャラが立っている」と言う麻生さんにキョトンとし、

スタジオの控え室で麻生さん本人に「キャラってなんですか？」と素直に聞いていた風情が

失礼ながらとてもキュートで魅力的でした

人間的なチャームポイントをこれからどんどん出していただきたいなと思います！

まだはっきりとしたカラーが見えてきませんが、これからがお手並み拝見ですね！

老練した手腕で「底力」を発揮し　日本を良くしていってください！