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カテゴリ:ライブざんまいっ!
第二回目はない、という革命舞踏会。
菊地成孔withペペ・トルメント・アスカラールの2回目のコンサート。 場所は九段会館。旧軍人会館、というらしい。 2.26事件の時、戒厳司令部がおかれたり、戦争後には連合軍の宿舎だった場所。 建物も帝冠様式とかいうものだそうで、昭和初期にはこの様式が流行ったらしいです。 初めて知ったよ! ここの前は仕事場がそばだったので何度も通った事あったけどなんとなく避けていた感はあった。 雰囲気が異様なので。(でも夏になるとビアガーデンとか屋上でやるんです・笑) とにかく雰囲気が....なんともいえない。 クラシックなのだけどこわい。こわいけど艶やか。 艶やかだけど...開かずの間がありそう^^; (だってストリングスアレンジの中島さんがそういうこと日記に書いてるんだもの~) なので、席に着くと落ち着きなく天井を見たり(きれいなステンドグラスが埋め込まれていた!) 壁の飾りを見たり、書いてある看板の文字がクラシックなフォントだな、とか思ったり。 ギシギシいう赤い椅子に座りながらドキドキしてしまった。 肝心のペペと菊地さんですが。 やっぱりすてきだった。 音の世界に引きずられて良い気持ちになれる。 音の鳴り方は前回のアートスフィアのがもちろんゴージャスに聞こえるようにできているのだけど、九段会館は不思議な感じ。 音の遠近感?かな?音の残り方が不思議なんだよね~。 なんにせよ、ペペ・トルメント・アスカラールの楽曲の雰囲気に合ってた。 とはいえアートスフィアの音の良さが一番好きかもしれない。 今回は真ん中だったので菊地さんと大儀見さんを存分に鑑賞してきました。 こないだは左端だったので。 大儀見さんってさー・・・すごくいい顔してるよねぇ(今さらそれか!) すごくいい男だわぁ、としみじみ顔を見てしまいました(笑) そんで菊地さんの出す指示にどう反応してるんだろう?とじーっと見る。 (リズムがないとよくわからなくなるのです。変拍子でもなく、拍子がなくてタイミングをはかって次の音を出すということが) うーん、パーカッション二人のリズムは全体で聞くとすごくドラマティックなのだけど、細かく理解しようとしちゃいけませんね。不粋でした。私の頭では理解できない、というか理解するものじゃなかった・・・反省。 「僕はステージ立ってる方がリラックスできるんですよね。家に帰ると緊張するのでここに14時間くらいいたいくらいです」 ステージにいたいからか、この日も切れっぷりが面白い菊地さんのMC。 しゃべりながら髪の毛をくちゃくちゃにするので毛先があっちこっちにいっちゃって・・・なんだか微笑ましい。癖なのか緊張なのか。 そしてちゃんと最後にはエンジェルを。 今回は真ん中にいたからか、あっという間に私のところまで香ってきました。 おいしそうな香りだなぁ....。 いずれにせよ、菊地成孔という人の作る音楽には香水と同じように余韻を楽しむというところまでを音楽だとしておいてくれているのが嬉しい。それも菊地さんの計算なら喜んで計算にのっかってしまいましょう、というところ。 寒い冬の夜空もいつもよりなんだかドラマティックに見えてしまう。 そんなコンサートでした。 次の有楽町の公演が楽しみ。すごぉく楽しみ。 次の公演を楽しみに待つ、この時間も楽しみの一つかもしれないと思うとすごく時間がいとおしくなる。 ちょっと少女趣味ちっく?てへへ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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