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カテゴリ:歯科技工とは?
★「歯の色」はヒトの体調によっても変化しますので、僕は今、風邪ひいて、熱がありますから、自分の「歯の色」も変化しているし、まして他の人の「歯の色」を分析することも難しいでしょうが、、、
●ヒトが物を見る際、ピントをあわせる点が中心窩(図参照)と呼ばれる「くぼみ」であり、最近、はやりのレーシックもこの点にどう焦点を合わせるかが課題となっている。 ●記述したように、ヒトが「色」を見極める視細胞は「錘状体」であり、この「中心窩」の2mmの範囲に160、000の細胞が2度角で集まっている(下図参照)。言い換えれば、ヒトは2度の角度の範囲内で比較的(体調さえ良ければ、、、)、正確な「色」を分析できるわけである。これを専門的に「2度視野」と呼んでいる。 さて、ではこれを我々の「歯の色」を見分ける際に当てはめてみよう。1m以上離れて見るヒトはいないだろうし、不可能である。通常、30cmと言われている。この30cmの距離にこの「2度視野」を考慮し、計算するとなんと「1cm」の幅しかない。1cmと言えば「前歯一本分」にしか相当しないのである。 ● このことから、OCT.19.2005の図は歯の横に「色見本」を置いてしまっていることで約2cmの幅になってしまうのである。よってこの方法が間違っていることが証明される訳です。 ★正しい「歯の色」の見かた、または、その詳細は「Gross dental information(グロース歯科学情報サイト)」の「大畠一成 著:シリーズ特集/自然観を追求した審美補綴~セラモメタルクラウンにおける”光”と”形態” 第2回 光と視覚のメカニズムと天然歯色調の把握法:医歯薬出版.月刊『歯科技工 』 1995年23号.6 P677~P700」に ”PDFファイル”で掲載しております。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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