カテゴリ:カメラ
とても寒くなりました。
MINOLTA XD のフィルムテストを始めました。 フィルムは無事に装填できました。 まだ撮ってません。 シャッター速度が1/3段ほど遅いのですが、 どれくらいか測定してみました。 フィルム受光部で光学的に測定するのが正式らしいですが、 難しそうなので、シャッター音を録音して、 その波形から推定してみました。 XD のシャッター音です。 「クッシャン」柔らかい音がします。 美女のくしゃみという感じです。 巻き上げレバーの音も少し違います。 波形からミラーアップ、シャッター開、 シャッター閉、ミラーダウンの音だと決めつけて、 シャッター開~閉と思われる時間を測りました。 1秒で+27%、1/2秒で+20%、1/4秒で+12%ほど長いようです。 Minolta SRT-101 Service Manual では、 「30%程度以内であること」というような表現です。 ±1/3段(±26%)程度であれば問題ないようです。 引きつづき、1/8~1/30秒です。 このへんから、精度が良くなりました。 だいたい±10%に入ってるようです。 1/60~1/250秒です。 波形のどこを測るべきか不明ですが、 とても精度が良いように思われます。 1/250~1/1000秒です。 ちゃんと設定どうりになっています。 都合の良いところを測っているかも知れません。 他のカメラも測ってみました。 α-7000 のシャッター音です。 「キュッ、シャー」という音です。 ニュージーランドの鳥の鳴き声という感じ とても精度が良いです。 電子制御の成果だと思われます。 1/8~1/30秒です。もう完璧です。 デジカメと同様、1/8、1/16、1/32 と正確に1/2のべき乗になっています。 1/60~1/250秒です。 機械系の時間比率が上がって少し精度は落ちてきました。 それにしても素晴らしい精度です。 α-7000 はやっぱりミノルタの傑作です。 SR-T101 のシャッター音です。 「パッシャー」と軽快な音です。 金属音の余韻が響きます。 長時間ガバナーの音も心地よいです。 機械式カメラにしては精度が高いです。 よく手入れ・オーバーホールされてたのでしょう。 1/8~1/30秒です。 なかなかの精度です。健闘しています。 1/60~1/250秒です。 実用上充分な精度が確認できました。 良かった。 SR-1s のシャッター音は SR-T101 と似てます。 反響音が違って、少し元気な音がします。 1秒は良いですが、1/2、1/4秒はやや速すぎです。 でも古い機械式カメラとしては妥当なところ。 1/8~1/30秒も速いような気がします。 1/60~1/250秒では精度が良くなったような気がします。 波形の間違った所を測っているのかも知れません。 結果を両対数グラフにプロットするとこんな感じです。 ○の中に入ると±1/3段以内です。 SR-1s の1/30秒、 SR-T101 の1/125秒がはずれましたが、 ネガフィルムのラティチュードは広いらしいので 実用上の問題はないようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年11月23日 19時13分54秒
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