カテゴリ:読書
藤沢周平全集の 第18巻 「よろずや平四郎活人剣」を読んだ。 天保12年(1841年)から天保14年(1843年)、 天保の改革のころの江戸が舞台。 主人公は旗本の家で居づらくなった若者。 町道場を開くつもりで家を出たが、 仲間の持ち逃げにあってとん挫し、 「よろずもめごと仲裁人」を始める。 1980年から1982年にかけ月刊誌に連載された作品。 全部で24のエピソードが語られる。 交渉と武力でいろいろなもめごとを解決してゆく。 どの話も明るく、ハッピーエンドになっている。 テンポもよく、とても読みやすかった。 1998年から1999年にかけてNHKで 「新・腕におぼえあり〜よろずや平四郎活人剣〜」(全24回)、 2007年にテレビ東京で「よろずや平四郎活人剣」(全8回) とドラマ化されている。 藤沢周平全集の 第9巻、第10巻に「用心棒日月抄」というのがある。 NHKのドラマでは「腕におぼえあり」とタイトルがついており、 「よろずや平四郎活人剣」と似たような作品らしい。 ひきつづき読むのが楽しみである。 藤沢周平全集も半分をすぎた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年09月22日 13時51分29秒
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