『森野福朗日記』~We are the MUSIC-MAKERS~

2005/05/25(水)23:55

思わぬ援軍。

本校の吹奏楽部を長きにわたって見守っていてくれた外部指導員の方とのメールのやりとりで、素晴らしい人材が居るとは聞いていたが。。。 ある3年生部員との話。 「このチラシのバンド、有名だよね。なんでこんな所に貼ってあるのかな」。 「あ。お父さんが出ます」。 なにーっ?! 「え。これ、プロのバンドじゃないの?お父さん、何の仕事やってるの?」。 「えー。よく分からない」。 知る人ぞ知るブリティッシュ・バンド。そこのメンバーだと?一体どういうこっちゃ。 先週、そのお父さんが部活動の様子を見に来てくれた。ユーフォニアムをやられていて、バンドの指導はお手のもの。れっきとした本職である。 「いやあ。娘もいるし、これまで余り口出さなかったんですけどね・・・」。 「いや。あの。えーと。今度指導に来てくださいっ!!!」。 しどろもどろになりつつも、無理矢理お願いして部活指導の約束を取り付けた。今日がその当日。さすが本職の指導は違う。先日、この人の前で何も分からない顧問見習いが棒を振り回していたかと思うと恥ずかしくなる。 注意が的確である。 「そこ、その音は1番(ピストン)じゃなきゃ出ないでしょ?」。 これが私にはできない。「なんか音が違うけど。。。教則本で指確認して」と言うのが関の山。うーん。 面白かったのが「ヤマト」の指導。 「そんな音じゃ『ヤマト』じゃなくて『トマト』だあ」。 「ここのメロディはこうやらないと、イスカンダルどころか月までも行けないよ」。 「ガミラスと戦えないよ。そのリズムじゃあ」。 うーん。私はヤマト世代だからいちいち可笑しくて笑っているのだけど、部員達は真面目そのもの。新入部員の中には「ガミラスってなに?」と真剣に悩んだヤツもいることだろう。 唯一、アニメ好きらしい部長がウケていた。 「お。分かるんだ。君たちの歳でよく知ってるねえ」。 これは「宇宙戦艦ヤマト」、部員全員でアニメを見なきゃダメかな。。。

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