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極真空手 その1(きっかけ)

私が極真空手をはじめた、と聞いて、ほとんどの人はまず
ご冗談でしょう・・といった顔をされる。

そのくらい、私と空手、特にフルコンタクト空手とは
結びつかないものであるらしい。

自分だってそう思う。
空手なんてものは一生縁がないものと思っていた。

これまでの一生を振り返ってみて、武道といえば、中学時代
の授業の剣道程度。
それ以外の運動だって、中学校1年の時にサッカー部に
入部したのだが、アトピー性皮膚炎のために1ヶ月ちょっと
退部せざるをえなくなってしまったほどだ。
それ以降、運動らしい運動すらしたことがない。

しかしなぜかはわからないが、中年真っ只中の一年半ほど前に
入会し、しかも忙しい中それなりに定期的に通っているのである。
自分でも不思議な感じがするが、自分でもはじめて
これまでのところ後悔はしていない。現在進行形の
状況であるが、一応これまでのところを書いてみたい。


1.はじめたきっかけ まずは娘から・・
 いたって簡単な理由だ。娘(当時4歳)がお化けちゃんを
 やっつけるために強くなりたい・・とか言い始めた。
 当時娘は、ダンススクールをやめてしまったので
 何か代わりを探したいという思いもあったので、
 イエローページなどでいろいろトレーニングやジムを
 探し始めた。
 そうすると、Kyokushin Karateという文字が
 目に入った。あの・・怖そうな空手のことでは
 ないか。でも強くなるなら、ここだという気が
 しなくもない。「なんちゃって空手」に行くくらい
 なら、まじめに教えてくれるところの方がいいかも
 しれない。以前どこかで見た空手教室は、
 道場のとなりにピザがおいてあって、結局クラスも
 道場を駆け回っているだけ・・というのもあったからな。
 でもどうも極真なんて、常識が通用しない場所
 のような気もするぞ。
 
 いいかげんな気持ちで連絡して、入会する前から
 殴られたらどうしよう・・
 とか思いながら、でも電話だけならいたぶられ
 ないだろう・・と思って電話してみた。
 日本語も通じて、丁寧な口調で「どうぞまず、見学に来て
 みてください」とか言われてしまった。
 リーゾナブルで、すごく安心感を持てた記憶がある。

 それでも自分の目で実際見てみるまでは信じられない。
 怖いもの見たさも手伝って、娘を半ば言い訳に
 して、道場に見学に行ってしまった。
 場所は5番街、30丁目。エンパイヤステートビル
 のすぐ近くだ。
 
 ガラスの向こうではちょうどキッズクラスの練習をしていた。
 おお すごい気合だ・・ 

 あれっ それ以上に娘が興味を持ってしまったぞ。
 帰ってくるなり、娘が「どうしてもやりたい・・」
 といい始めた。
 しかし年齢が年齢だ・・ 師範に相談させて
 いただいたところ、にこにこと、
 「30分集中力が切れなければ 大丈夫です。キッズは
  本当には打ったりしませんし・・」
 と言われてしまった。
 いやぁ そんなものかなぁ 
 「気に入らなければやめれば良いや」 と半ば軽い気持ちで
 娘を入門させてしまった。
 
2. はじめたきっかけ・・ 今度は自分がミイラに・・

 で、娘を見ていると、なぜか嬉々として道場に行くでは
 ないか。それもまわりからエネルギーをもらってきている
 のをはっきりと感じる。興奮状態が持続しているのだろうか。
 なんとなくではあるが、自分もやってみたら自分も
 エネルギーをもらえるかも知れない・・
 (いつも何をするわけでもなく、疲れたー疲れたーと言って
 いるくらいならばこういうトレーニングもいいかもしれない
 と思うようになった。
 なんか、他力本願ですね。
  
 でも・・
 インターネットとか見ると、極真空手では、内出血
 骨折、さらには試合になると骨が出てきちゃった人が
 いる・・
 とか書いてある。。 

 おおーーこわ。

 でもなぜか、ほんとうに、なぜかわからないが
 大人の部の見学に行ってしまった。
 そのときは骨折している人はいなかった。

 指導してくれる先輩の人たちが、「M(娘)が大丈夫なの
 ですから、GUHさん(私のこと)だって大丈夫ですよ。」とか
 背中を押し始めている。

 確かに先輩の人たちは親切だし、道場の雰囲気も
 いい感じだし、まぁ体力的に無理ならそのときに
 やめてしまえばいいや。と思うようになっていた。

 そんな感じで、半ば、運動不足の解消のために
 なにか運動が必要だ・・という理由もあって
 ついに、私も覚悟を決めた。入会申込書を出してしまった。

 でも、やはり怖さが勝っていた。最初は
 1年コースではなく、お試し3ヶ月コースで
 入門することにした。それなら続かなくても
 まぁ納得できるかも知れない。

 それを契機に、いままで(07年11月)1年半
 も続いていくことになる。 



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