テーマ:読書(8206)
カテゴリ:読書
つい先日、テレビで大分前に放送した松本清張の「共犯者」の再放送があった。
かなり原作とは変えてるようだ。清張の小説は、ほとんど読んでるはずだが、これを読んだかどうかは覚えてない。大体が昔に読んだから忘れてるのだろう。 ちょうど、先月に、ブックオフで、100円で買った清張の「黒い樹海」を読んでるのだが、これも、昔に読んだのか?それともドラマで見たのか?なんとなく覚えはあるものの、詳細は、覚えてない。つい先日放送終了の「黒皮の手帳」も、まだドラマ録画がたまったまま。 何度もドラマ化されてるものは、覚えがあるものの、原作とは時代が違うからいろいろと脚色されてて、原作を忘れてしまってるというのもあるだろう。 黒い樹海なのだが、これが、常用漢字でない漢字がとても多いし、日本語としても、今はそういう言い方しないよというフレーズが多いので、簡単に読み進めばそれで良いものも、「この読み方であってる?」とか、なんとなくつまづいて、進みがいつもよりも遅い。 昔は、そういう事ってなかったのだが、いろんな語学講座を見たり聞いたりするようになってからの私は、やたらと、言葉に敏感なのかもしれない。笑 例えば、何か好みをいう時に、スペイン語、イタリア語だと、「○○は、誰誰に好かれる」という直訳になり、日本語としては不自然だな〜と思ってた。 同じラテン語から派生したフランス語は、好みをいう時も主語は、人になります。私は、○○を好むとなります。 ところが、つい夕べ読んだ「黒い樹海」の中、全くそのままのような文があったので、驚き。 「あの画が彼女らの気に入るんだね」 ええ〜?なんだか、不自然。違和感ある〜。私なら、「この画」を主語にするなら、受動態で書くと思うけど。 でも、当時は、そういう言い方をしたのかしら・(1958年から1960年に連載とある) 日本語もかなり変わったという事だ。 よく父が生前に、「早急に」というのをアナウンサーが、「そうきゅうに」と読むと、「さっきゅう」と読むんだ。全くと怒っていたが、今ではどちらかといえば、「そうきゅう」と読むほうが多くなってる。 中学のときの国語の担当の担任は、「一所懸命」であって、「一生懸命」ではないと言ってた。 肝心の授業のところは、全く覚えてないのに、今と同じく私は、雑学ばかり頭に残るらしい。 そんなわけで、この本読みながら、辞書引くのが多いです。笑 昨日も書いたように、マッチも最早死語と思うが、私はマッチをどういう時に使ってたのかが思い出せない。 子供時代にもマッチは使ってたはずなのだが、日常生活のどんな時に使ったんだろうか? 夫は、お風呂を沸かす時に、まず新聞紙に火をつけて薪をくべて、そのあと、石炭を入れたというのだけれど、私はそういう経験はない。夫と私は、たった3歳違いだけど、子供時代の生活様式がかなり違うようだ 黒い樹海 講談社文庫 / 松本清張 マツモトセイチョウ 【文庫】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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