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テーマ:たわごと(26875)
カテゴリ:おっぺけぺー
相撲の元大関でタレントのKONISHIKIさんが、「LIVE/中国/ANA」のCMで、ドクターフィッシュのいる温泉みたいなところに巨体を横たえ、魚に足をつつかれながら、「お腹の肉も食べてくれないかなあ」などと云ってるのがあったけど、それはとんだお門違い。
お腹の肉を食べて欲しいなら、ドクターフィッシュじゃなくてピラニアに頼んだほうが、対応がはるかにスピーディーだと思いますが(笑)。 問題は、お腹の肉だけでピラニアに許してもらえるかどうか、というところでしょうか。 そんな話はおいといて。 前日お話したオバラくん(仮名)の話をまた思い出したので、そのつづきの話でもしましょうか。 あんまりネタにして申し訳ないが、本名非公開ということで許してもらいましょう。 高校の部活で一緒だったオバラくんは、朝の連続テレビ小説「おしん」を見てから8時半始業の高校へ登校するという、豪放磊落でユニークな男だった話をお伝えしましたが、彼にまつわる話はまだまだあります。 午前中に練習があった冬休みのある朝、先に来て、畳6畳分の広さしかない部室で着替えている彼を見て、僕達はギョッとしました。 なんと彼は、パジャマを上下着ているではありませんか。 「どうしたオバラ、ゆうべ学校に泊ったのか?」と誰かが尋ねました。 「オバラ先輩、一人で合宿したんですか?」「バカ、一人じゃ合宿にならないだろう」 「でもオバラ、夕べは暖房もないのに寒かっただろ?」「風邪ひかなかったか?」 我々は口々に勝手な質問をしました。 オバラくんは小さな声で「そんなんじゃないヨ」と恥ずかしそうに云いました。 聞けば今朝は寝坊をしてしまい、大慌てで着替えて家を出たのですが、慌ててパジャマを脱ぐのを忘れ、シャツのつもりでその上から直接学ランを着て家を出てきてしまったとのこと。 ズボンは、脚が寒かったのでどっちみち脱げなかったからそのままはいてきちゃったらしい。さしずめステテコのつもりだとでもいうのか。 「ボクは寒さに弱いんだからさあ、あんまりからかわないでくれヨ」と、彼は蚊が鳴くような弱々しい声で云うのでした。 そうは云われても、このシチュエーションではどうしてもからかいたくなるのが人情。 その日のオバラくんのパジャマ登校はその日のうちに、目撃者の各家庭にそのまま持ち帰られ、一家の爆笑ネタにされたようでした。 体操部なんだから「鉄棒で3位に入った」とか「2回宙返りを決めた」とかいうのが伝説になるのが好ましいような気もするのですが、オバラくんの場合はどっちかというと、体操から離れた、こういうオモロイ系の伝説がたいへん多かった。 オバラくんは冬場よく鼻風邪をひいており、ときどき微熱を訴えながらも、 「今日ボクは調子悪いからあんまり練習できないけどサ」などとモジモジ云いつつ、練習にはきちんと出てくるので、同期からも後輩からも信頼されていました。 僕は高校2年の冬あたりから、部活をちょくちょくサボるようになっていたので、そんな、多少不調でも弱音ひとつ吐かずに練習に出てくるオバラくんを、ちょっと尊敬しはじめていたのですが・・・。 「それにしてもさあ、オバラの風邪、なかなか治らないなあ」 「うん、夜は温かくして寝てるけどネ。ちょっと暑すぎて夜中に布団から出ちゃうせいかな?」とオバラ。 「へえ。オバラの部屋って暖房完備なの?」 「うん。冬になると、ボクは毎晩コタツで寝てるから」 って、そりゃあ風邪ひくに決まってるじゃねえか、みたいなオチなわけですね、彼の場合は(笑)。 もちろん彼のレジェンドは、まだまだこの程度にはおさまらないのですが、今日はこのへんで。 書き溜めておるのですが、「THE虎舞龍」の「ロード」(←よく知らないんだけど)のように小出しにしちゃったりなんかしたりして(^^)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
October 20, 2006 06:24:56 PM
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